第15話 科学の力で無双する。これはそういう物語である。

◆2022.10.29朝時点のレポート:

 https://kakuyomu.jp/users/hyper_space_lab/news/16817330648950201559


 ◆◆◆


 せっかくだから「われわれ作者は、カクヨム界という異世界で戦う冒険者である」という「見立て」で遊んでみよう。


 「カクヨムSTATS」は正しくわれわれ一人一人の強さを表し、生き残るための唯一無二の指標なのだ。


 通常、物語の中の冒険者はダンジョンやフィールドでモンスターと戦い、「経験値」を稼ぐことによって「レベル」と「ステータス」を改善する。

 一般的には「レベルアップ」が「ステータス向上」のトリガーとなる。


 そこで「カクヨム界」の冒険者ワナビーについて考えよう。


 冒険者ワナビーには「格付けランキング」が存在する。物語では「S~F」のランクで表わされることが多いが、カクヨム界では純粋に#1から始まる順位であらわされる。


 そして我々冒険者の「職業」は「召喚魔法使いサモナー」当たりがふさわしい。われわれは「精霊作品」を呼び出し、自らの代わりに戦わせるのだ。


 細かく言えば「格付け」は「精霊」に対して存在し、強い精霊を持つサモナーが高い収入を得る。そういう構造だ。


 よし。いよいよ「カクヨムSTATS」の解析に戻ろう。


 ※細かい話が嫌いな方は細部は読み飛ばして、「◎」の項目だけでも頭に入れてもらえれば良い。ゲームの常識とそれなりに対応させたつもりである。


(1)ATK:

 ◎攻撃力を表わす。クリティカルヒットが出る可能性もこれによって上がる。

 ・いわば戦いを決定づける「属性パラメータ」である。

 ・考察上は「目的変数」であり、これを高めるためには他の「属性(説明変数)」を改善する必要がある。

 ・「5%以上」は一流冒険者と呼ばれる。(「A級」認定)


(2)INT:

 ◎魔法効果を表わす。攻撃対象に伝わっているかどうか。

 ・精霊魔法の威力はこの数値で決まる。

 ・この数値が高ければ、精霊魔法は必ず成功し敵にダメージを与える。低いと、失敗PV0がある。

 <強化方法>

 ・「カリスマ」を高めること。

 ・「強い精霊ヒット作品」を1体以上保有すること。

 ・わかりやすい呪文を唱えること。(「テンプレ」とかね)

 ・「称号」を得ること。(「書籍化」「〇〇大賞受賞」「なろうで〇〇万PV達成」など)


(3)VIT:

 ◎打たれ強さを表わす。戦いが長くなっても、踏みとどまって戦い続けることができる。長期戦(長編連載)時に、重要な要素となる。

 ・「初手の構え第1話の内容」が大きく影響する。

 ・一般には「見栄えの良い魔法盛り上がるイベント」がVITを上げるのに効果的である。

 ・逆に、いきなり初手で長い呪文世界観を唱えたりすると、急激にVITが下がる。


(4)STR:

 ◎ATKのベースとなる(精霊の)「体力(霊力と言うべきか)」。(「熱い心」みたいな)

 ・平均値としての数値と、「ターンエピソード毎」の数値が存在する。

 ・特定ターンでSTRが下がると、それ以降のSANが下がることが多い。

 ・高いSTRを維持することで、高いSANを維持することができる。


(5)AGI:

 ◎(精霊の)「敏捷性」を表わす。一気呵成に攻められるか?

 ・最新局面でどれだけ相手のダメージを迅速に引き出すことができるか。即効性。

 ・攻撃回数が増えるイメージ。

 ・短期指標であり、常に変動する。

 ・これが高い精霊は、INTの低さをある程度補完することができる。


(6)SAN:

 ◎(精霊が)状態異常に陥らない「精神異常耐性」。意志の強さ。

 ・INTとある程度相関する。

 ・平均値としての数値と、「ターンエピソード毎」の数値が存在する。

 ・短期的にSTRによって影響される。

 ・「長期戦長編」の際、極めて重要。


 大分細かい見立てになった。


 ATKとINTはそれ自体を直接高めるということが困難なので、VIT以下の属性を中心に改善策を検討しよう。

(これまで語って来た「コネ」作り=近況ノートなどのコミュニケーションは、カリスマ性改善としてINT向上に役立つということだけは繰り返しておきたい)


 まず、VITであるが、「初手の構え第1話の内容」を大切にすることである。

 盛り上がるイベントがあれば印象が良くなり、それ以降の戦いが繰り広げやすくなる。

 次のターンエピソードにつながる「流れ」も重要だ。

 呪文だけ唱え世界観の説明をして終わりというのは、よろしくない。


 賢人たちの言葉を借りれば、「精霊の本質物語のテーマ」や「精霊魔法の属性主人公のキャラ」を初手に盛り込めると非常に良いらしい。


 正直なところ、第1話をそこまで深く考えて書き始めたことは今のところない。

 そこが一流と三流の分かれ目なのであろう。考えなくては。


 ◆◆◆


<VITの計算式をここに記す>

◎「創作論」用近況ノート。VITの定義について。

 https://kakuyomu.jp/users/hyper_space_lab/news/16817330648766841813


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 ここまで読んでいただいてありがとうございます。


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◆「うちのAIが転生させてくれたので異世界で静かに暮らそうと思ったが、外野がうるさいので自重を捨ててやった。」もよろしくお願いします。😉

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