第7話 キャッチコピーは天の声。使いこなせば「魅了」ができる。
◆2022.10.21朝時点のレポート:
https://kakuyomu.jp/users/hyper_space_lab/news/16817330648651823404
◆◆◆
つらく悲しい、「反省会」の第2弾である。
前回はタイトルのつけ方がダメダメでしたというお話をした。
(変更前)「うちのA.I.が解脱したので三千世界に転生してみた。」
(変更後)「うちのAIが転生させてくれたので異世界で静かに暮らそうと思ったが、外野がうるさいので自重を捨ててやった。」
https://kakuyomu.jp/works/16816927863047596907
はあ。長いな。
個人的には「長文タイトル」はあまり好きではない。好きではないが、Web小説ってそういうものでしょ?
ちなみに、宣伝するためには自作品のタイトルをあちらこちらで書き散らす、もとい、書き綴ることになる。覚えていないし(コラッ!)、コピペですら大変なのでIMEの「ユーザー辞書」に単語登録しておくと便利である。ついでに作品URLも。
うちの場合、上記のタイトルは「うちえー」で登録してある。
URLは「えーあいあどかく」。あんまり短かすぎると普通の単語とかぶったりして面倒くさいので、邪魔にならない程度に長くしている。
さて、キャッチコピーである。
タイトルにしてもキャッチコピーにしても、従来型の出版物であれば「編集者の仕事」である。
もちろんタイトルは作者の物だが、「売るためのタイトル」を編集者はアドバイスするだろう。書籍化の際にタイトルが変わるのはよくある話である。
キャッチコピーに至っては、出版社側の専権であろう。帯に付けたり、つるし広告に載せたり。
カクヨムはこれを「作者が自分でやれ」とのたまって、そういう環境を用意した。
正に創造神である。
さあ、答えよう。本作の当初キャッチコピーはこうだった。
「チートはないって聞いてましたけど? 不老不死が標準装備ですか?」
であった。
悪くはない。マイナスにはなっていないと思うが……。インパクトが弱いかな。
伝わる情報としては「不老不死」という4文字のみ。
これをこう変えた。
「レールガンと超音波砲。それから超磁力もつけといて? あと、不老不死も。」
もう、ゴテゴテです。ラメ入りきらきらみたいな。
狙いは単純。「レールガン」「超音波砲」「超磁力」、そして「不老不死」。
変更後は「きらきらワード」が4つに増えました。
計算上は4倍の威力があるはずなのだ。「中二病」方面には。
それで効果はあったのか? そこですよ、ポイントは。
何しろ最近ですからね。タイトルとキャッチコピーを変えたのは。2022.10.15。
その効果は下の画像の通りです。
https://cdn-static.kakuyomu.jp/image/7vGGZ2wd
(グラフの開き方は、過去のエピソード第3話を参照してください)
・一番右の棒が2022.10.16分。左に行くにつれて2022.10.15、2022.10.14とさかのぼる。
・この時点での最終更新日は2022.10.13。当日はPVがぐんと伸びたが、翌日の金曜日にはどんと落ちた。
・そのままなら2022.10.15の土曜日も落ち込んだままのはずだった。
・そこで突然の「改名披露」。もう夜になっている時間帯だった。
・画像で「最終更新日」となっている2022.10.15 19:12がまさにその「改名時間」。
・よく考えると、タイミングも良かった。読者が集まるゴールデンタイムに間に合った。
(詳しくは、当時の「近況ノート」を参照のこと。https://kakuyomu.jp/users/hyper_space_lab/news/16817330648484277392)
改名以外にも要因があったかもしれない。曜日別のばらつき。「注目の作品」などでの露出効果。
真相ははっきりわからないが、作者は改名効果の存在を信じている。
なぜならその後も300~400PV/日の水準を維持しているから。
https://cdn-static.kakuyomu.jp/image/awumWWyu
(元記事はこちら。https://kakuyomu.jp/users/hyper_space_lab/news/16817330648561455170)
その後――時は(若干)流れた。
「うちのAI」のPV推移を見よ! 見たくなくても、見るべし!
10/21朝時点のグラフ:https://cdn-static.kakuyomu.jp/image/VhXTyMP4
元記事:https://kakuyomu.jp/users/hyper_space_lab/news/16817330648651823404
1000PVを超えた―! どうなのよ?
信じるか、信じないかはあなた次第です!
――――――――――
ここまでお読みいただいてありがとうございます。
やるじゃないか、もっと手の内をさらせ、知っていることを吐けと思われた方は「作品フォロー」「おすすめレビュー★」をよろしくお願いいたします。(「面白かった」の一言でもありがたいです)
次のエピソードでは、「カクヨムSTATS」がなぜ作品パフォーマンス、すなわちヒットするかどうかに貢献できるか? 具体的にどうすればよいかに踏み込んでまいります。お楽しみに。
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