第4話 唱えよ! 「ステータス・オープン!」
唱えなくても、出しますけどね。ステータスボード。
ゲームをパロった異世界ファンタジーの登場アイテムを、実生活のドキュメンタリー・レポートでまたパロるという循環現象。実に不毛で良いですな。
観測対象は当研究所作品「うちのAIが転生させてくれたので異世界で静かに暮らそうと思ったが、外野がうるさいので自重を捨ててやった。」。
https://kakuyomu.jp/works/16816927863047596907
長いので「うちのAI」で行こう。
・ATK:4.17%
・INT:0.24%
・VIT:84.77%
・STR:4.73%
・AGI:- (変化量を使うため、測定不能)
・SAN:97.07%
なるほど。良く分かった!
いや、分かるか―!
基準がないと、数字を見たところで意味不明である。いみふ。
ならば、「1位」様に登場してもらおうではないか。困ったときのランキング1位である。
が、その前に謝辞を。
本稿で扱っている「カクヨムSTATS」は最初の指標であるATKに出会ったことに始まる。ATKという命名こそ時空研で(勝手に)行ったが、この指標は本来別人が考案されたものである。
参考文献のところでも紹介した創作論とその作者様がネタ元である。
「なぜ高校生や初心者が書いた小説がカクヨムのランキング上位や人気作になれるのか?」/山下ひろかず
https://kakuyomu.jp/works/16816452220147294723
上記作品の中でATKに相当する指標がヒット作品を生むために重要であると提起されている。その算式は――。
「レビュー数 ÷ 第1話のPV数 × 100%」である。
おおー! 神々しい。目が、目がーー!
詳しくはぜひ山下氏の創作論をお読みいただきたい。特に優れているのは「★数」ではなく「レビュー数」つまり「★をつけてくれた読者の数」に着目している点である。
これは「注目の作品」に載るために重要な項目であり、それを「獲得した読者数」と近似した「第1話のPV数」で割ることにより、「どれだけ読者にポチっとさせることができるか」という攻撃力を測定できるのだ!
★がつけば「注目の作品」に載る(可能性が高まる)→ユーザーの目に留まる→クリックする→面白い→★をつける→スタートに戻る……。
無限の確変ループが回るのだ。パチンコ知らないけど。
さて、「1位」のステータスはどうなんだ。俺にはすべてを見通す神の目がある。
俺だけのユニーク・スキル、究極の「絶対鑑定」だ!
……カクヨム公式データを引っ張るだけだが。
唱えよ! 「ステータス・オープン!」
・ATK:2.79% [4.17%/4.31%]――攻撃力😃
・INT:3.23% [0.24%/0.25%]――魔法効果😢
・VIT:110.15% [84.77%/84.72%]――打たれ強さ😢
・STR:1.74% [4.73%/4.57%]――体力😃
・AGI:- (変化量を使うため、測定不能)――敏捷性
・SAN:95.36% [97.07%/97.26%]――精神異常耐性😃
さて、解説しよう! 楽しい解析&意味づけの時間です。
各指標の左側が「1位」分、右の[ ]内が「うちのAI」分です。右側に指標の意味をゲーム的に書いてある。
(リアルな意味は第1話を見てね。https://kakuyomu.jp/works/16817330648549420848/episodes/16817330648550054319)
数値はいずれも大きい方が良いので、この比較上は「うちのAI」の3勝2敗1分けである。
ちなみに「1位」分データは過去のものを拾っていなかったので、2022.10.18現在のデータに基づく。
じゃあフェアじゃないじゃん! そういう人がいるかもしれない。
なので、[ ]内右側に「うちのAI」の2022.10.18現在データを並べた。
結果は変わらず。
「カクヨムSTATS」を信じるならば、「うちのAI」の方が「1位」様より強いように見える。
どうしてこんな結果になるのか? 「カクヨムSTATS」って意味ないんじゃね?
おかしいよね? 不思議だよね? その答えは、次の回で解説しよう!
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