ふろく:そもそも「ウィッチエイド」って何やねん

(・∀・)コンニチハ!!


1話毎にふろくを付けようのコーナーです。いつまで続くか分かりません。よろしくお願いします。

今回は、そもそも「ウィッチエイド」って何やねん。です。


---------- はじまりはじまり -----------


●日本は魔女先進国

明治の中頃、とある学者が偶然精製した石が触媒となり、魔法少女の能力が開花することを発見する。

これが魔法少女新時代の幕開けである。(いわゆる、〈魔法使いビッグバン〉などと呼ばれたり呼ばれなかったり)

その後、配合された鉱物の種類によって魔法少女の能力を変化しれたり、能力を剥奪する石なども精製されると、魔女の能力を積極的に活用する方向に進んで行く。

西洋では、ウィッチを処刑する「迫害」という形で「処分」をしてきたが、それとは反対の政策を推し進めたわけだ。

なので、今でも日本は「魔女先進国」などと言われている。さすが日本。ブレませんな。


●魔法少女は組織される

第二次大戦中は魔法使いの軍事転用(実用化には至らず)など、悲しい過去もあったが、戦後は国内の治安維持とウィッチの把握を目的として、主に警察がウィッチの監督官庁となった。ま、魔法能力を悪用させないため。って感じかな。

2話「Scene.2 Action.7 まんじゅう欲しい」で、テクラが警察署に任命証書をもらいに行ったのはこの名残でもある。

昭和35年(1960) 魔女政策の大転換が起こり、青少年の育成という名目で、監督官庁が文部省に移る。これを機に、「魔法少女救助団(MagicalGirl Aid Association Union)」通称「MGU」が発足した。


●魔法少女救助団

都道府県単位で組織され、魔法少女と成人したウィッチは、どこかの救助隊に入隊することが条件となる。(ただし、返還直後の小笠原諸島と、占領中の沖縄にはMGUは設置されず。2022年現在も同じ状態が続いている)

やることは「人助け」 これだけである。消防団や水防団などの組織とほぼ同じと思ってもらっていい。

その後全国組織に組み替えられて、ゾーン郡院単位制が確立する。

ゾーン=都道府県を一単位とするが、都市部では組織が巨大化するために分割統治する方針となる。最多は東京都の13ゾーン。最小区画は東京港ゾーン

郡=発足当時は市町村単位で編成していたが、現在は魔法少女5人が複数の郡で活動出来る単位としている。全国に800郡ほどあるが、再編で300程度に削減される予定。

<吉野ゾーンには吉野郡、十津川郡がある。和歌山ゾーンは和歌山郡、橋本郡、田辺郡、新宮郡があるよ>

院=特定の場所や部門を守ることを目的とした組織。五條から近いところだと、奈良の社寺仏閣などを守る「奈良社寺特務院」。有名なところだと、皇居と千代田区官庁街を守るための「千代田院」、かつて一戦があった「成田空港院」、水難救助のエキスパート「琵琶湖特務院」などがある。なお、千代田院や成田空港院はガッチガチの武装組織。ほぼ「ストライクウィッチーズ」みたいな感じである。


●ゾーンウィッチエイド誕生

平成9年(1997) 組織改編があり、魔法少女救助団は「ゾーンウィッチエイド」(Zone Witch Aid Association)と名称を変更する。

ただし、愛称が付けられたみたいな感じで、地方組織は相変わらず「○○魔法少女救助団」と名乗っている。どっちやねん。

変更理由は、テクラのように天然物の魔法少女が開花したのだが、「少女」ではなく「少年」だったから。

男性が魔法少女になるのは「特殊な事例」だと公表はしているものの、実は、魔女因子って男も同様にあるんだよね。

なお、元々アソシエーションユニオンと名乗っていたが、ふたつの単語、どっちも意味同じじゃね? ってことで、ユニオンは消えてしまいましたとさ。


---------- ここまで -----------


はい。こういう感じでおわかり頂けましたでしょうか。

長々と説明しましたけど、言いたいことは……


「魔法の力で人を助ける集団だよ」


っていうのを覚えて帰って下さい。



これからテクラちゃんたちは、郡の中でいろんな人と出会い、人を助けながらいろんな事を学んでいきます。

成長は……うーん、ちょっとするかどうか分かりませんが、人生にとって大切な、いろんなものをもらっていくことでしょう。


次は魔法の石のことを書いてみたいですね。

それではごきげんよう。

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