第2話

第2夢   大切な人の死の夢


 私の大切な人、物心ついた頃から、ずっと一緒。

大切な人は、心地良い笑顔で私の隣りにいて…それが当たり前だと思っていた。

ずっと、ずっと、隣にいて 何気ない会話や辛い事や悲しい事も話せて…

そんな生活がいつまでも続くと思ってた。 私が大人になり、結婚し子供が産まれ

私の大切な人は、凄く可愛がってくれた。産まれた頃は、夜泣きが凄く、哺乳瓶でのミルクは、受け付けないから、寝る時間も無かった。だから、いつも私の体の事、誰よりも心配してくれた。そんな子が2歳になる頃、私は夢を見た。

そこは、葬儀場で祭壇には 私の大切な人の写真が飾られていた。

私は、夢の話を家族に話した。

夢、そう、ただの夢。家族は私の事を怖がってないか心配だった。でも

そんな夢、見てはいけなかった。 

一年後、私の大切な人は、肺炎で危篤状態

だった。私や家族は、交代で病室に、行っていた。交代の時間

私は、子供を実家に預け、病院に向かっていた。3歳になった子を

家族にも預けた事が無かったから

我が子の事も気がかりだった。

でも、今は大切な人が治る事が、大事だ。


大切な人の病室から、休憩室に向かうと

電話がなった。


家族から私の子が家に居ないと。


その時は、子供がイタズラで何処かに隠れてると思い、家に帰ると 何処にも居ない。


頭の中がパニックで、家の周りを探した


でも、辺りは田んぼや川が多く

車通りも多かった。


怖い、怖い…家族皆で探し

3時間位探してたら家族から電話があって


警察の方から、子供が見つかったと…

すぐに、見つかった場所に行きました。


我が子の顔を見て、もう会えないじゃないかという不安な気持ちが無くなると同時に

過呼吸になりました。


本当に、怖かった…怖かった…


でも、その数日後

大切な人は、亡くなりました。


あんな車通りが多く、ましてや河川も多いのに、我が子は、傷一つなく見つかりました。

大切な人が、私の大事な子を護ってくれたのかな それは、

自分の寿命を差し出してくれたから…

私の大事な子を亡くしたら、私が、

生きて行けなくなるから?

私は、大切な人の人生を奪ったのかな


大切な人の葬儀、私は、沢山、沢山泣きました。本当に、自分が壊れるほど泣きました。

でも、家族は、あなたの夢は

大切な人が、私が、そうならない様、前持って見せたのよ

と言いました。

貴方がどれほど、好きでいてくれた事が、分かってたから、こうなる前に

貴方の、心の準備をさせたかったと想う。


そうであったかもしれないけど、


本当に、大好きだった。

最後に、会いたい人がいるとすれば

貴方です。

また、会いたいです。


我が子を護ってくれてありがとう。

 

 我が子の机には貴方の写真があの頃から

飾られています。

本当に、本当に、大好き ありがとう

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