私の夢の中のお話

夢来異

第1話

私の夢の中で見た物語。                  


 第一夢 死者の恨みの重さ


夢の中、私は、探偵をやっている。

 でも、普通の探偵ではない。

夢の中では男性で、探偵家業と死者の恨みを吸い、相手に返すという

特殊な仕事をしていた。

 夢で、男性は、こう視えた

金網に全身を巻かれた、女子校生 プールサイドに横にならされ、僕に 問いかけて来る。「私は、今何を、されてるの? 」 

私は、どんな状況か伝えたくても、声は、届かない。その内、彼女の体は、金網で締め付けられていく。

段々、彼女の制服の上から赤い血が滲み出てくる。

その血が流れ、プールに流れ込む。

痛いはずなのに、叫びたいはずなのに

何故、声も出さないのか?

やった奴に、何かされたのか

彼女の死に近づく表情を見て

どれほど、相手に対する恨みがあったか…

彼女が、息絶え それを夢で目にした、

私は、彼女がどれほどの恨みを持ってたか

それを、知りたくなった。

私は、それを知る方法を知っている。

まず、8人座れるテーブルを用意する。

3人、3人、一人 一人

お願いだ、これは真似してはいけない!

それぞれのテーブルに、お茶碗、湯呑み

お皿、お箸、全部白いものを

用意したら、一人用の所に行き

白い布で、お茶碗だけを、包み左周りに割って行く。

最後の8番まで来ると…

彼女の想いを浮かべ


一気に呪いの想いが、私の中に、入っていく。


殺した相手の顔が、浮かぶ


彼女の知り合いみたいだ。

ここで、私の探偵の職業が、役に立つ。

その家を訪ねてみる。

入ったアパートは、入口が学校の靴箱置き場みたいな感じで、

靴箱の奥の右側の通路5番目の家が、その人の住む部屋みたいだ。

私は、その人の部屋に入ろうとするけど、恨みの念が、激しい…

今にも、口の中から漏れ出しそうだ。

それを、我慢し犯人の部屋をノックし部屋に入った。

もう、限界だ! 

彼の前に立ち、恨みの念を吐き出した。

彼は、それを吸い込み

私からは、

生きてるのか、どうなのか分からない

表情をしていた。

でも、その表情は、彼女が最後を経験した

顔だった。私の仕事は、これで終わりだ。

彼は、もう俳人に近い人間だ。

これから、彼がどうなるのか分からない。

人を殺すという事、それはその人の残りの人生を奪う事。

もし、死を迎えた人、その人の寿命を真っ当した人生なら悔いややり残した事は、あるかもしれない。

でも、無理やりその人の、その後の人生を奪ったのなら、覚悟をした方がいい。

恨みの念は、貴方が思うより強く根深い。

私の夢はこれを他の人に知らせたかったのかもしれない。

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