第40話
定時で仕事は終わらせる。もう帰ろうとしてたら、駐車場に人影があった。
「足助先生!」
げ、なんで緒方さん…?まだいたの?あれ朝の話でしたよね?
「浜先生を訪ねるよう連絡しましたが?」
「違い、ます…。足助先生…なんで…結婚なんか…」
「それは、双方の同意があったからですが。帰るので、そこを退いて下さい」
「嫌です!」
車出せないんだけど。
あ、そういや俺も柊が元カノまりこと結婚決まったときごねた。そんな感じ?なのかな。柊困らせてしまったし、別にまりこのことなんて昔の話なのに、さも好きだったなんて変なこと言ってた。でも結局、俺は柊を取られてしまったと思ったんだったなぁ。でも、みどりのこと知らないはずだけど?
「柊先生と、小田先生に聞きました。どんな方なのか」
「そうですか」
…みどりのことよく知ってるのは、小田先生か。たしか同期。
「面倒見すぎて不気味な方だと」
小田だな?そんな言い方。
「足助先生より年上だそうですね」
「そうです」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。