第25話

ビーチサイドにはカップルがあちこちに散らばってる。うわ、キスとかしてる!空いてるところを探して座ることにした。


「これ持ってて」


「え?」


靴を脱ぎ、守に荷物とビールを持たせて、海に走る。そのままダイブ!うわーぬるいかも!そのまんまいけるー


「ただいまー」


びしょ濡れで戻る。


「バカじゃないの?着替えあるのかよ」


「あるけど〜じゃん!この下は水着!」


ペロリとスカートをめくる。スカートな水着だよ〜。スカートの中に。


「…さっさと着替えろよ」


「じゃ、着替えますよー」


「え!なにして…」


全部脱いで水着になろ。ビキニだし〜?

ビールを受け取りぐいっと飲む。ふいー


「これ返してくる」


入れ物はガラス製であった。面倒な店。


「え」


「荷物のお守りしてて」


守はナンパで大変なことになるかも。1人置き去り〜


「これ返しまーす」


「おぉ、おねぇさんいい体してんな」


「えー?そう?」


店の人に褒められたけど、それだけ。もう一杯くださいよね?そのまま守のところに戻る途中、若い子が寄ってきた。


「おねぇさん、暇?」


ほほ。ナンパされた!連れてっちゃおかな。


「暇だったらなに?」


「これから遊ぼうよ」


ほーう?


「おい、ちょっかい出してんじゃねぇぞ」


あれ、守?いつのまに移動してたんだ?そのまま手を引かれ歩かされた。守は荷物も持ってる。そんで若い子はなにも言えずに立ち尽くしていた。


「なにしてんだよ」


「ナンパだよ。水着がよかったんだなー?守はナンパされまくった?」


「あぁそうだけどなに?」


怒ってる〜

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る