第24話
「いいホテルねー」
仕事終わって、宿泊先のホテルの部屋に到着。
「どんだけ高いホテルにしたんだか」
守は広いベットでくつろいでいた。くつろいでるくせにその態度とか面白いんだけど。
「で?実に話し通じた?」
「なんとか。全部わかってなさそう」
「はー、めんどくさ。スーツ着替えたら?こんなとこにスーツの人来ないし」
「そうしまーす」
確かにリゾートホテルにビジネスついでに泊まるなんてないしな。よし、着替えるぞ!
「守、海を散歩しよーよ」
「…えー」
守はまだベットでくつろいでいた。
「近いでしょ。すぐそこ」
「そうたけど」
「夕方だし、日焼けはそんなには心配ないでいけるよ?」
そんなこと言いながら、守を誘導する。
「人歩いてる。夕方なのに」
「カップル多いねー」
手を繋ごうかな?
「やだ」
手を振り払われる。照れてる?かわいすぎ。
「あの、よかったら一緒に写真撮ってもらえますか?」
守がナンパされたー!しかも若い女の子2人!春なのに、露出高い服着てる。攻めてるわ!
「すみません」
えー。手をヒラヒラして終わり?
「撮ってあげたら?」
「いいよめんどくさい」
守はすたこら先を歩く。
「お?…ここ海の家やってるね」
立ち止まって見てたら守は振り返った。
「酒しかなさそう」
「若い子がうようよいそー!ナンパされるかも?私が」
そう言いつつ守を引っ張って行く。
「えっとー、生で。守は?」
「いらない」
それでも逃げないところはいいよね。
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