「一応構想としては、こういったイメージで…」

「なるほど。それはいいと思います」

足助さんはぼんやりしてる。話聞いてない？と思ったらいきなり社長の方を向いた。

「社長！いつから付き合ったんですか？」

はぁ！？その結婚の話掘り下げんの？どうせ金持ちとの縁談に決まってる！

「…足助さんの保証人になってもらう時ですよ」

「え？会ってすぐってこと？」

「足助さん…の、知り合い？」

「そうです！おじさんです。社長、守お兄ちゃんは結構わがままで、頭いいけどちょっと性格はあんまし…」

「大丈夫ですよ」

「わかりました。えっと、あと考えてるのは…」

は？

足助さんのおじさんと結婚したの？なんで？保証人ってなに。借金？

「美月さん話聞いて！」

「あ、…すみません」

「社長は明日、守お兄ちゃんと遊ぶ予定なんだよ？」

「え…そうなんですか…」

「休暇を取れたみたいで。私は仕事の合間なのですが」

うわぁ、まじか。足助さんのおじさんってことは…ぜってーイケメンのすらーっとした人だな。

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