第7話

うえ、誰だよ…。寝てたのに、チャイムを誰か鳴らしてる。夜なんですが?またさとし兄ちゃんかな?めんどくせー無視しよ。…が、しつこい。

しょうがなく起きてモニターを見ると、誰もいない…


「ぎゃー!」


慌てて寝ているみどりに抱きつく。


「なになに、どした」


「モニター誰も写ってないのに、チャイム鳴らされた!怖いんだけど!」


「夢じゃない?」


「違うってば!聞こえないわけ?」


「こんな夜中にやってくる人なんているかねぇ?」


「知らないよ!もー!」


怖いんですけど!最悪。


「はいはい。怖かったね〜」


あたまをなでなでされる。なんだよこいつ!バカにして!牛の乳搾りでもしてやる。こんなもんこねくりまわしてやる!


「あっ、守…そんなに触ったら」


「なに」


「濡れちゃうでしょ?」


「いっつも濡れてるくせに。関係ないよね?」


「それ守が反応してるのがたまんないからなんだけど?いつもなわけないでしょ?寝てるときはだめだよ?」


あーもう!ムラムラして眠れない!


「裸で寝てんじゃねぇよ!」


「自分だって」


俺疲れてんのになにしてんだよ…。

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