新米女神と異世界旅行します!

さばめ

第1話-0からじゃなく5くらいからはじまる異世界旅行

俺の名前は雨宮 翔あまみや しょう。高校2年生(17歳)で身長は170cmピッタリだ。多分平均くらいなんじゃないかな。ハッキリ言おう、俺は頭が悪い。だが、今の人生は楽しい。アニメ見たり、漫画読んだり、ゲームしたり、推しのグッズを買ったりしててかなり人生を謳歌していると言っても良いんじゃないだろうか。別に大学に行きたくない訳じゃないし、行こうと思えば行ける所もあるから別に問題ない。


ただ俺は今を楽しんでいたいんだ。ゲームとかインドアな事だけでなく、友達と旅行に行ったりするのも楽しいだろう。キャンプなんかも憧れる。


まぁ、ここまで長々と話したが要するにこれは自己紹介だ。誰にって?

さぁね、自分でも分からない。でもあれだ、ひとつだけ言える事がある。

俺は頭の中で独り言を永遠と呟いてるタイプのやつだ。悲しいね!


さて、急だが問題だ。俺は一体今何をしているでしょうか?


正解は…推しのグッズを買いに来ているんだ!ア○メイト最高!ヒャッホウ!


…ただ、人が多すぎてすっごい行列みたいになってるんだよね…

そして今は夏休み!

ここから導き出される答えは…


「あっつぅ……」


そう!暑いのだ!時々目眩がするが推しのグッズを買うまでは倒れるわけにはいかない!

え?ネットで買えって?いやいや、ネットでは手に入らない限定特典がついてるのさ…つまりお店で買うしかないって事。



/////////




「ふぅ、買えた買えた。ホッカホカですわ。色んな意味で」

皆さん!無事に買えましたよ!ありがとう世界!西園寺じゃない方の世界!

ワールドの方!時止めるやつでもなくこの世って意味での世界!


そう!油断していたのだ!この時の俺は店の外が地球温暖化によって熱くなっている事を忘れていたのだ!


「やっぱ外は暑いねぇ…うぅ、ってヤバ!!」


目眩がして俺は道路の上で転んだ。俺の目と鼻の先にトラックがいた。

乗用車ならワンチャン助かってたのかな…

死ぬ寸前はスローモーションに見えるって本当みたいだな、

走馬灯が見え…走馬灯が…走馬…


「いや、勉強しないで遊んでばっかて!ロクな人生じゃねぇな!」

今更になって後悔してきた…まだ死にたくねぇ!


そんな願いが叶うわけもなく俺は呆気なく死んだ。


//////////



目が覚めるとそこは神殿のような場所だった。


「…いやなんで俺は生きてんの!?」

俺は叫んだ。

…いや、普通こんな状況になったら叫ぶでしょ。

すると何処からか声が聞こえてきた。


「いや、アンタは死んだわよ」

「何奴…!?」

そりゃ警戒だってするでしょ。状況が理解できないんだし。


「私は女神のアキ。新米女神のアキよっ!」

「えっ?パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ホアン・ネポムセーノ・マリーア・デ・ロス・レメディオス・クリスピン・クリスピアーノ・デ・ラ・サンディシマ・トリニダード・ルイス・イ・ピカソ…?」

「いや、アキよ!アキ!何をどう聞き間違えばそうなるのよ!?」

「成程、新米女神のアキか。」

「ねぇ、本当は聞こえてたんじゃないの?ねぇ?」


フッ、普通の人なら混乱するだろうがオタクの俺には分かる。

これは異世界転生ってやつだ!やったぁ!

…そして、俺の目の前にいる俺より少し背が小さいくらいで腰の辺りまで伸びた白髪のロリは女神らしい。…新米の。ちなみに透き通るような青い瞳だ。

…紹介おわり!


「ところで一体これはどういう状況なんだ新米ロリ女神アキよ」

「ロリは余計よ!大体アンタとそこまで背変わらないでしょ!それに、これでも私は何十年と生きててアンタより歳上なんですけど!?」


…俺より歳上らしい。

「…へぇ、まぁ、分かった。とりあえず説明してくれ。」

「ねぇ、絶対納得してないわよね?そうよね?」

などとブツブツ呟いてはいたが説明をしてくれた。

「取り敢えずアンタは死んだの。オーケー?」

「オーケー」

「そこで、ちょうど猫の手も借りたい状況だった私はアンタの魂をここに連れてきたって訳よ!ちなみにここは天界よ。ここで人は生まれ変わったりするの。」

「ちなみにその猫の手も借りたい状況とは?」

「そうね、ここからが本題よ。実は私の管理する世界でいくつかバグが見つかったの。別に女神の力を使えば簡単に消せるのが大半なんだけどそのいくつかのバグが厄介でね、その世界の住民しか直す事が出来ない上に天界からじゃ数すら分からないのよ。」


世界でバグなんて起きるんだな…

「つまり、その世界に入ってそのバグを直してほしいと?」

「物分かりがいいわね。その通りよ!」

「でもそれはアキが自分でやればよくないか?」

「呼び捨て…まぁ、いいわ。実は女神は天界を離れると力が制限されるの。だからどんなバグかも分からないし数も分からないからもう1人くらいは欲しいと思ったのよ。」

「それでまたまた俺が選ばれたと?」

「そうね」


どうやら俺はラッキーボーイらしい。死にたくないという思いが届いたのかは分からないがまぁ、違う世界とはいえまだ生きられるならそれに越したことはない。

「別に決定権はアンタにあるのよ?」

「そうなのか?まぁ、今までいた世界とは別の世界も見てみたいしな。行くよ、俺。」

「意外とアッサリしてるのね。まぁ、そっちの方が助かるけど。」

そういうとアキは大きな扉の前に立って呪文のようなものを唱え出した。

すると、大きな扉は光り始めギギギと音を立てて開いた。

「さ、行くわよ!手を握って!」

「お、おう!」

そう言って手を握った瞬間、扉に吸い込まれ視界が真っ白に染まった。


///////////



…目を開くと、そこは森だった。

「森なんだ…」

「そりゃそうでしょ。突然街中に現れたら怪しまれて捕まっちゃうわよ」

「まぁ、確かに。てかなんで服が変わってるんだ?」

そう、なんか服が変わっているのである。なんかゲームとかの村人Aみたいな服装になってた。

「それもさっきと同じ理由よ。その他諸々変わったところはこの世界に合わせたってことよ。」

「そうなのか…」

まぁ、確かにそうしないと生活しにくいもんな。初めて泊まる場所が牢屋とかやだし。

「さ、お金もそれなりにあるし、まずは町を目指して行くわよ!」

「そうだな、こんな森にいちゃ何も始まらないもんな」

「そうよ、ここから始めましょう、イチから…いえ5くらいから!」

「そのセリフはギリギリアウトじゃないっすかね…」


…そうして俺の第二の人生が始まった。多分騒がしくなる。主にアキのせいで。







ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


さぁ、第一話どうでしたか?

第一話に詰め込みたい事を詰め込みまくった感じですが2話からはゆっくり書いていこうと思ってます。

異世界ファンタジーを書くのは初めてなんですよね…

まぁ、物語を書く事自体ほぼ初めてみたいなものですが。

それなりに漫画やアニメなどのネタも挟んでいきたいと思ってるので温かい目で見守って頂けると幸いです。


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