紅白戦2

俺はまた”3球”で終わらせた。


~~~~~~~白ベンチ~~~~~~~~


三沢「それにしても交代のペースが速いな」

右川「そうだね、五十嵐君は本当に初心者?」

五十嵐「初心者だよ、今日が初めての試合だから」

相川「こっちにボール飛んでこないから暇だよ」

左京「そうだよな~」

五十嵐「飛んでこないなら、それでいいじゃないか、その分打者としての順番が早く来るだろう?」

三沢「そうだな、1点取りないとなみんな!」

「「「「おう!!」」」」


~~~~~~~~黒ベンチ~~~~~~~~~


鈴木「もう交代?早くない?」

高橋「すまん」

越前「本当にごめん」

宮川「もうちょっと待ててくれ」

西川(監督の時と同じだな・・・・実際打ったけど中々前に飛ばない・・打ったとしても、の所に飛んでいく・・・まるで計算されたかような感じだ・・)

鈴木「はぁ・・はぁ・・はぁ・・全然休みない・・」


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4回攻撃


1番打者相川は何とか1塁に着いた。2番打者竹山先輩は打球したボールはショートの頭を超えた。足に自信のある相川は3塁まで余裕に到着した。打った竹山先輩は1塁に留まった。3番の丸山先輩の犠牲フライによってこれで1点目。


スコアは1-0になり、鈴木先輩が結構疲れが出始めた。4番の高岡先輩は長打を打て、竹山先輩は3塁に到着し高岡先輩はぎりぎりセーフで2塁到着した。


「巧、ちょっといい?」

「凛、何?」

「1球目から狙え、たぶんストレートだ」

「なんでわかるんだよ」

「だまされてと思って思いっきり振れ」

「はぁ、わかったよ」

「打ったら3塁までめざせ」

「いやいや、さすがにアウトになるだろ」

「大丈夫だ。俺の予想だと高岡先輩はホームまでめざすだろ。その間は巧の事誰も見てないはずだ。その空きに3塁まで走れ」

「はぁーわかったよ全力で走るよ」

「期待しているよ」

「はいはい」


1球目を投げた


(うわ!?本当にストレートじゃん!)


カキン!


ボールはセンター前、竹山先輩はホームベースを踏んで2点目。高岡先輩は俺の予想通りにホームまで走ったがアウト。巧は俺が言った通りに3塁まで走った上出来だ。これで2アウトにランナー3塁。


「石川、ちょっといいか?」

「何?凛」

「1球目でバントの構えでと見逃せ、2球目からバントの構えで普通に思いっきり打て」

「まじで言ってる?」

「まじで言ってるよ、鈴木先輩はかなり息が上がってるから今から揺さぶると甘い球来るよ」

「ふーん、なるほどね~わかったよ」


最初からバントの構えで構えた石川は内野陣がかなり警戒した。


1球目を投げた


ドン!


「ストライク!!」


再びバントの構え


2球目


カキン!


(本当に甘い球来た!)


ボールはライト前、巧はホームベースを踏み3-0。石川はさすがに1塁に留まった。


監督(鈴木はかなり息が上がってるな・・・まだ4回なのにもう”50球”を超えよとしてる・・・五十嵐はまだ”9球”しか投げてない・・・恐ろしいやつだ・・・・交代ペースが速いから鈴木があんまり休みてない・・・さっきの三沢の3塁までの全力ダッシュは自分の判断か?)


巧はベンチに戻ろとすると


「三沢、3塁までの全力ダッシュはお前の判断か?」

「いえ、凛の指示ですよ。俺もびっくりしました」

「五十嵐が?」

「はい、高岡先輩がホームまでめざすだろっと凛が予想しました。その間は俺の事誰も見てないだろからそのまま3塁まで走れっと言ってました。結果がこれです」

「そうか、分かった戻っていいぞ」


巧はベンチに向かった


(おいおいおいおい・・・・本当に初心者?ストライクは一個出せてないから心配したが・・・殆ど・・・・これで計算通りだったら恐ろしいやつが入ってきたな・・・・まだ1年生・・・楽しみだ)


次の打者の左京は5球まで粘って打ったボールはかなり浮いて丁度セカンドの真下でそのままキャッチしアウト。これでチェンジか・・・・鈴木先輩はさっきので”40球”を投げた。鈴木先輩の状態を観ると・・・・5回で終わりかな・・・もうちょっとやりたかったが・・・ここまでだな


4回の白守備


1球目(一人目)


カキン!


「アウト!!」


2球目(二人目)


カキン!


「アウト!!」


3球目(3人目)


カキン!


「アウト!!」


監督「紅白戦はここまで!!!集合!!!」



白対黒 3-0で白の勝



鈴木が投げた球数 40

五十嵐が投げた球数 12



これにて紅白戦が終わり



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読んで頂きありがとうございます





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