紅白戦

放課後になり。部室で着替えて、グラウンドに向かった。全員集合になっており。軽く軽く体を動かし、準備が整った。


「白チームのメンバー発表する!まずは・・・

ピッチャー 五十嵐 (1年) 9番

キャッチャー 三沢 (1年) 5番

ファースト 竹山 (2年) 2番

セカンド 丸山 (2年) 3番

ショート 相川 (1年) 1番

サード 高岡 (2年) 4番

ライト 右川 (1年) 6番

レフト 左京 (1年) 7番

センター 飯塚 (2年) 8番」


「黒チームのメンバー発表する!

ピッチャー 鈴木 (3年) 9番

キャッチャー 西川 (3年) 4番

ファースト 高橋 (3年) 3番

セカンド 越前 (3年) 2番

ショート 宮川 (3年) 1番

サード  山本 (2年) 5番

ライト 石塚 (2年) 6番

レフト 草野 (2年) 7番

センター 宮本 (2年) 8番


私は審判をやるから、呼ばれなかった人はコーチやらなんやらやってくれ。先行は白チームから!」


先行はこっちからか、丁度いい。これで先輩達の動きや調子が観れる観察


「1番バッター相川!」


「お願いします!」


ピッチャーは第一球目を投げた。高めのストレートだ。相川はそれを空振りしてストライク。


「ストライク!!」


2球目はカーブ、これも見事に空振りされた。


「ストライク2!!」


3球目はアウトコースのストレートだ。またまた空振りされた。


「ストライク!!バッターアウト!!」


のストライク優先のピッチングだ。一人当たりに3球ずつ。3人目を空振りさせ、交代だ。鈴木先輩が投げた球数は”9球”か・・・次は俺の番だ。


アウトプットと移行か


俺はマウントに上がり、三沢が寄ってきた。


「凛、球種は?」

だけだ」

「まじ?俺は凛の球は受けた事無いから何とも言えないが・・」

「巧はキャッチャーフライだけを警戒してくれ。俺にはサイン必要ない」

「は?それはどういう・・」

「すぐにわかるさ」

「分かった」


打合せが終わり。先輩はを投げてチェンジ。ならば俺は・・・


1球目を投げた。


カキン!


俺に向かうようにワンバンして、キャッチしそのままファーストに転送する。これで1アウト。


「アウト!!」


「宮川、どうだった?」

「スピードの割には重かったよ」

「重い?」

「打てば分かるさ」


次の二人目は・・・一人目と何か話してた。さっきの事を伝えたのだろ。ならば・・・


2球目を投げた。


カキン!


(ちっ!手を出してしまった)


再び、俺に向かうようにワンバンして、キャッチしそのままファーストに転送する。

2アウトだ。


「2アウト!!」


(どこが重いんだよ!)

「越前、どうだった?結構早いに見えるが」

「ん?いや、普通に打てるスピードだよ。あれを空振りするのをどうかしてるレベルだ」

「そうか、ありがとう」

「おう、飛ばしていけよ」

「任せろ」


3人目は・・・パワーに自信あります!って顔してる。パワーありと硬そうなスイング。ならば・・・・


3球目を投げた。


カキン!


打球が空に浮いた。落下先が俺の所だ。キャッチしアウト。これでチェンジだ。


「3アウト!!チェンジ!!」


結果は3球3アウトチェンジ。狙い通りだ。


俺はベンチに戻り座ろうとした瞬間に巧がやって来た。


「凛、冷や冷やしたぞ!お前がストレートしか投げないって言うから」

「まぁ、結果的にたったで終わらせただろう?」

「そうだけどさ・・」


カキン!


「アウト!!」


「出番が来たみたいだよ?頑張れよ」

「おう!」


結果巧は鈴木先輩に”5球”ほど投げさせることができた。現在鈴木先輩の球数は”21球”だ。一人目が4球、巧は5球、そして3人目は3球。まだ2回なのに先輩はもう”21球”を投げてる。俺はまだ”3球”しか投げてない、これも狙い通りだ。さて、ちょっと酷だが練習実験に付き合ってもらうよ先輩。


2回白の守備の番


俺はまたたった”3球”で終わらせて、次の回に移った。


ーーーーーーーーーー{黒ベンチ}ーーーーーーーーーー

鈴木「え?もう交代?全然休みないんだけど・・・」

西川「悪い、次打つから」

高橋「次は任せてくれ、今度こそ飛ばすから」

宮川「打てない球ではないしな」

越前「いつかボロが出るだろう」

鈴木「頼むよ?」

「「「「おう!」」」」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



3回の攻撃


前の二人はストライク3ずつでアウト。次は俺の番だ。とやるのは初めてだ。実験のためにちゃんと攻撃しないと・・・いいデータをくれよ?先輩・・・・


1球目・・・これはストライクに入るな・・・ならば・・・


カキン!


「ファール!」


2球目・・


「ファール!」


3球目・・


「ファール!」


4球目


「ボール!」


5球目


「ボール!」


6球目


「ボール!」


7球目


「ファール!」


8球目


「ファール!」


もういいかな?先輩は結構息が上がってるし、まだばかりだしこの辺にするか


9球目


「ストライク!!!バッターアウト!!!チェンジ!!」


3回の攻撃が終わり守備に移る



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


読んで頂きありがとうございます




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