第508話 モキョキョッ!?

「ヒモノさんは、わたくしたちが妻になるのが不服なのですかプ?」


「えっ? いや、そんなことは……」

「そんなことはまったくないでげすぜ!!」


「ええ、ヒモノさんは究極の女好きで、ハーレム王でございますからね!!」


「うむ、良い雌は大歓迎ですだぜ!!」


「そうですかプ。それは良かったですプ」



「はぁ、また妻が増えるのねッピ……」

「本当にヒモノは浮気者ねニャ!」

「まったくでヤンス!」

「あきれるわねッスわ!」


 これも浮気になるのか?


「国を救い、王女を妻にする、王道な展開ねでアメ~! 芸術的すぎるわでアメ~!!」

「さすがはハーレム王だねでロロ~!」

「本物の男はすごいでルーオ!」


 まあ。確かに、そうとも言えるな。



「せっかくですので、リコラールルさんたちの歓迎会をしましょうでございます!」


「歓迎会? 何をするんだよ?」


「まずはプールで、生殖活動でございます!」


「その次は、ハーレム王ゲームをしようでげすぜ!」


「その後は、浴室と寝室で生殖活動でございますよ!!」


「大旋風も披露しようだぜだぜ!」


「それは名案でございますね!」


「服や体がまったく傷付かない電気をどうぞでござんす!!」


「「「ぎゃあああああああああああああああああああああああっ!!!!!」」」



「ともに行くなら、戦力を把握しておきたいんだけど、リコラールルさんたちって、どのくらい戦えるんだ?」


「わたくしは自分の身を守る程度しかできませんよプ。レベルは未開の領域で上げたので、二千億ありますプ」


「そうか」


 戦力にはならないのか。



「私とリューラーニさんは、それなりに戦えますよロデ」


「ふたりとも、剣と魔法を使えますリュン。レベルは一兆くらいありますよリュン」


「魔法は何を使えるんだ?」


「私は『ソーボー・キンモキョキョッ』と『マーナ・ツノカ・キゴーリ』というものを使えますロデ」


 僧帽筋モキョキョッ!?

 なんだその擬音は!?


 真夏のかき氷!?

 美味しそうだな!!


「それはどんな魔法なんだ?」


「『ソーボー・キンモキョキョッ』は、身体能力が一時的に向上する魔法ですロデ。効果は一時間続きますロデ」


「そういう魔法なのか」


「『マーナ・ツノカ・キゴーリ』は、氷を出す魔法ですロデ」


「その氷を飛ばして攻撃するのか?」


「いえ、飛びはしないので投げますねロデ」


「そ、そうなのか……」


 なんか微妙な魔法だなぁ……


「その魔法は何回使えるんだ?」


「両方ともMPをあまり消費しないので、千回以上使えますよロデ」


「そうなのか。すごいな」



「私は『ダイタイシ・トーキンバインボインッ』と『ビネツト・セキトハ・ナミズ』というものを使えますリュン」


 大腿四頭筋バインボインッ!?

 これも妙な擬音だな!?


 微熱とせきと鼻水って、風邪でも引いたのか!?


「『ダイタイシ・トーキンバインボインッ』も、身体能力が一時的に向上する魔法なんですよリュン。これも効果は一時間続きますリュン。ソーボー・キンモキョキョッと一緒にかけると、効果が重複しますリュン」


「ほう、そうなのか」


「『ビネツト・セキトハ・ナミズ』は、風を出す魔法ですリュン。あまり強い風は出ませんけどねリュン」


「そうなのか。その魔法は何回使えるんだ?」


「これらもMPをあまり消費しないので、千回以上使えますリュン」


「分かったよ」



「その身体能力が向上する魔法は、他のものとも効果が重複するのニャ?」


「それは分かりませんねロデ」


「試してみた方が良いんじゃないのッピ?」


「ああ、そうだな。ちょっと俺にかけてみてくれ」


「分かりましたロデ。では、いきますよロデ! 『ソーボー・キンモキョキョッ』ロデ!!」


「『ダイタイシ・トーキンバインボインッ』リュン!!」


 イレーロデさんとリューラーニさんがそう言った直後、俺の体に何かが入ってきた気がした。


「おおっ、なんだか力がみなぎってくるぞ!」


「うむ、我もですだぜ!」


「これなら、より強力な大旋風ができそうだぜだぜ!」


「じゃあ、さらに、かけるわよルレ! 『ワレタフッキンノヒトツ』ルレ!」


「『キョーキンピクピク』クテェ!」


 ルレテースとクテェルカがそう言った直後、また俺の体に何かが入ってきた気がした。


「うおおおおおっ!!!! さらに、力がみなぎってくるぞ!!」


「おおおおおおっ!!!! こいつはすごいだぜだぜ!!」


「うむ、実に素晴らしいですだぜ!!」


「さらに『金剛力付与』もかけてみるのじゃ~」


「うおおおおおおおおおおおおおっ!!!!! さらに、力がみなぎってきたぞ!?」


「こいつはすごすぎるだぜだぜ!!」


 どうやら効果は重複するようだな!!


 これは役に立ちそうだ!



「確かに、すごいですねロデ!」


「ええ、すごいことになってますねリュン!」


「そ、そうですねプ……」


「さすがはハーレム王ヒモノさんでございますね!! さあ、雌たちと生殖活動をしましょうでございます!!」


「イリーセさん、あの不潔な愚か者たちを清潔にしてあげてください!!」


「了解でござんす! 服や体がまったく傷付かない辛い粘液、超激しい腰痛、激痛足ツボマッサージをくらうでござんす!!」


「「ぎゃあああああああああああああああああああああああっ!!!!!」」

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