あとがき

 まずは『マレビト来たりてヘヴィメタる!』を最後まで読んでくださった方々に心からの感謝を申し上げます。


 恋愛にバトルにお下品ギャグまで、需要の食い違う要素を節操なく盛り込んだ今作ですが、どれか一つでもお楽しみいただけたのであれば、作者としてこれに勝る喜びはございません。


 前章でも触れましたとおり、今作は土壇場でラスボスを交代してまで一旦は区切りをつけるつもりでいました。

 ですが現状、まだまだ読み足りないし書き足りません。準備中の続編は、献慈と澪のその後を追いつつ、群像劇へシフトしていく予定でおります。




 お別れの前にもう一つだけ。

 タイトルにもなっているヘヴィメタルを、作中で魔法や特別な力として設定しなかった理由を述べたいと思います。


 これは主人公・献慈にとってのメタルが、現実に生きる私たちメタラーにとってのメタルと同じように、弱ったり迷ったりしてしまう心を支え導くものであってほしいという願いからです。




 それではまた、続編にてお会いできることを願っております。




真野魚尾

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