17:化け物
今日の波浪は大人しい。
船上から、火の粉混じりの黒煙を噴く難波基地が見える。不定期に弾薬が誘爆炸裂、焼け飛んだ破片が地上の「花火!」に見える。
「たまやー!」
「やー!」
訓練された全島民の避難行動は素早い。船に乗って沖に避難、北海道本島へ向かう。
緊急時は予備役として動員されるダイジ伯父さんは自分の漁船に避難民を収容して洋上移動。全部押し付けてしまえ、と施設教育中の特定出生児を全て任せられている。人数がまだ少ないことを都合良しと、押し付けられたと言っても良い。
「わー!」
「ぎゃー!」
「うんこー!」
「ちんこー!」
動く船が浴びる向かい風に負けまいと子供達が叫ぶ。エンジンの騒音、振動は激しく、自然と皆が普段より声を張る。
「船の縁さ寄んな落づるこの馬鹿垂れこの! 機械ちょすなおめぇふったぐどこのこら!」
トウコは甲板の上で、いつもの調子で元気なグループの襟首を掴んだり腕引っ張ったり持ち上げたり、頭叩いたり尻叩いたりで忙しい。適役。下の子を面倒見る気概のある年長も協力する。
アキオは船室で携帯ゲームに集中。ゲームが気になるチビが覗きに背中に肩にくっついてくるが黙って画面を見せている。
ナツメはチビの中でも大人しいグループの面倒を見る。絵本は酔うのですぐ止めてトランプ遊びへ。覚醒前とて力は並以上だが、話が通じる子なら、プレッシャーをわざと悪戯にかけなければ常人でも問題無い。
無線で海軍とやり取りをしているダイジは操舵室で、流石に暴れん坊相手には危険な幼いハルミとハルキの面倒を見る。家ではだらしなくても仕事をする背中は広い。
ヨモは、避難はしないが安全圏まで見送るために一時同乗していた。海水が乾いた程度の綺麗でない甲板に座って、カンジを膝の上。
船の小さなキッチンで20人分以上の食事を作って、食べさせて、便所はトイレじゃなくて排水口からさせて、こびりついたらポンプ汲み上げの海水をホースで放水、世話の苦労が多かった。今、ようやく落ち着いたが変わらず騒ぎは収まらない。ゲロの吐き続けも大変である。
「トコちゃん、キンちゃんね、えっと……」
「そういっだ仕事だの。しゃあねぇじゃ」
言い淀めば異界で何が起きたかは大体察せられる。
「えっと、ホッシーが無駄じゃなかったって」
「だら良いべ」
カンジは、分からないが不穏を察して見上げる。トウコが人差し指で頭頂部を押す。
「おっきい人だれー?」
「あーたんの方がおっきいよ!」
「あーたんだれー?」
何でも何で? と聞く子がヨモの膝の上に割り込む。あーたん推しの子は寄って来たが距離を取っている。
「んでよ、おめ、なしに来たば? 助かったけどよ、キンちゃんの通知だら軍がするべや。島噴いでらど、仕事いいんだが?」
「ホッシーにね、黒ちゃん殺せたら殺してって」
トウコは「あぁん?」と眉間に皺寄せて顔を少し前に出す。
「あいや、おめそれ騙されでるど。ホッシーだら兵隊でねくて政治家だで。嘘吐かねくてもよ、良いように利用してくるんだ。お嬢も同じだじゃ。ああいったのってなまらずるだど。騙してくて騙すっつうよりな、でっけぇ目標あっからそういったこと気にしねぇのよ。あなた達姉妹の命が1番大事ですわよって喋っときながら死ねって命令すんだで、わがってらべ。とにかくまロクデナシよ」
ヨモはカンジの顔撫でまくる。
「何となくわかるけどさ、それはどうでもいいんじゃない」
「わいやてきとうだの。おめなのことだし、わだぢにチビ共もだで。割と半端でね命運左右するど」
「だって何が何だか分かんないし、こうやったらこうなるってはっきりしないし。だったらやりたいことやってれば良いっしょ」
ヨモはカンジを「ねー?」と立ち上がって持ち上げる。
「たすかにはっきりわがんねっけどもよ」
「あたしー!」
カンジの次に、何で? の子を持って上げる。こうすると次々とチビ達がせがむので代わり番こ。
「あーたんの方がすごいもん!」
あーたん推しの子がヨモの脚にだだっこパンチ。
「そのチビだら内地から来たのだ。たぶんあのイケメンのめんこよ」
「あーたんって、逸身大尉さんのことだね」
「うー!」
「あーたんさんはね、今難波の基地でお仕事中だよ」
「あーたんえらいんだよ」
「知ってる。マシンガンでバババー! って敵いっぱいやっつけてカッコいいよね」
「そうだよ知ってるよ!」
「そうだね、カッコいいよね!」
「うん!」
変な意地っ張りはもうお終い。
「やりてぇことって何だば」
「うーんと今は、カレーにコロッケ乗っけて食べたい」
「次カレーたべたい!」
「トコちゃんカレー!」
「わいうっせじゃ今どんもなんね!」
「なんでー!?」
「ゴメの糞しかねぇじゃこの!」
「おこったー!」
「怒ってねじゃ、ふったぐどこの!」
ヨモの目にも確実に分かるのはこれを守らなければならない。
「あ、かいじゅー!」
チビが島を指差し、難波基地の噴煙に大きな頭、伸びあがる尻尾と瘤が見えた。遠くでも分かる程度の影である。
「あいや、マジが」
「あれ殺してくる」
ヨモは船縁に足を掛けた。航跡は島に向かって伸びている。
「できんだがや、あおめ、タマみてぇに特攻かげるくれぇだらやんでねど。建物ぐれえだらどうにもなるじゃ」
「それは、しないと思う」
行く。海に飛び込んだ。操舵室からダイジが顔を直ぐに出す。
「誰落ぢだ!?」
「ヨモ子だぁ!」
「あれま! あいや……」
■■■
空母から発進した海軍航空部隊が怪獣へ向けてナパーム弾を集中投下。窒息狙いだが、ゲートから上がった機関砲弾が迎撃破壊。空中炸裂、火の雨になって降る。
榴弾砲見越し射撃が戦闘爆撃機撃墜。海上へ破片を散らして着水、燃える燃料波間に浮く。浮いた炎の下をヨモは潜水で避ける。
星将軍の特殊技能があれば電子装備の無い機関砲、榴弾砲ですら対空火砲と化した。異界勢力との長い戦いで低空低速でも空なら安全という常識が染みついていた。生き残った航空隊は即座に高度修正。
ヨモは岸壁の梯子から上陸、難波基地は壊滅状態。旗柱が倒れ、国旗が地面。
海軍、海保桟橋は全て出港済み。
飛行場には発進しきれず破壊されたヘリ、輸送機が見られる。
建物は全て丁寧に破壊されている。
燃料タンクは爆発炎上。黒煙上げる炎へ一斉に飛び込んだ油虫が焼け焦げて転がる。
レーダーサイトは倒れ、受信所に発信所はスパークを上げて炎上。
陸軍と海軍の官舎は白と黒と灰の瓦礫に色とりどりの服、布団、シーツ、ビニールが混じる。
崩れた購買、食堂では食べ物や廃棄物が混じり合って悪臭化。カモメが集って、仲間を呼ぶように激しく鳴いて食べ物を漁る。
有刺鉄線が上に巻かれたフェンスの倒れる方角から姿を見ずとも怪獣の進行方向が分かる。西側、大規模埋立地の”都会”東風町。
基地前バス停には、基地にいた人々を救助しに来て、砲弾片を受けて右前輪が大破したバスがやや傾いている。エンジンは掛かったまま。無人、血が若干散る。
遠目でも怪獣は建物を順番に、やはり丁寧に破壊して町を平らにしている。
獣の賢者と星将軍の狙いは門の賢者の捜索殺害。基地を破壊しても見つからない様子。
町にいるだろうか? 船や飛行機で逃げたとは考えたか? 計画は甘く杜撰か、島外に出ないと確信があるかのどちらか。
米丸派遣隊が拡張されたゲートから漏れ出る獣と蛮族を撃ち殺していた形跡があり、痕跡から東側の弁天町へ後退したと見える。
周囲を、グループを作って警戒する獣と蛮族だが、ヨモが星将軍に派遣された工作員と判断して襲い掛かる素振りを見せない。この隙を利用すれば町の被害を抑えられる可能性がある。
怪獣は東風のショッピングモールを踏んで、腕で掻いて、尾を大振りに腹って壊している最中。無数の商品が飛び散って、紙や布が舞う。
既に小中一貫校と隣合う保育園に教職員住宅、町立病院のような非常に頑丈な建物は潰された後で、瓦礫の隙間に獣が頭を突っ込み、蛮族が入り込んで捜索する様子が見られる。
ヨモは売る間も無く整備中以外の自動車が無くなった自動車工場、保険会社支所の建物の隙間から階段上って八幡神社。やや高台に上り、がけ崩れ防止の法面の急斜面で足形砕いて付けて走って怪獣側面へ回ってから降りて足元へ。
怪獣の歩みは破壊を伴って激しく、見た目以上に早い。次に町民体育館を崩し、町民プールに鼻先突っ込んで舌を出して舐め始めた。
止まったその足首へ魔力を込めて絶叫上げ、踵を頭より高く上げてからの踏み蹴り。魔力的な手応え無し。肉を越して骨まで痛みを響かせた気はした。怪獣は少し鳴くが負傷の気配は無い。
ヨモは能力を失ったかと思い、地面へ向けて絶叫上げて魔力込めた四股踏み。
東風町の割れ残るガラス粉砕。崩れかけの建物にとどめ、無事な陳列棚が落ちて商品が散らばる。外れた消火栓から噴水、マンホールと側溝蓋が浮いてずれる。街路樹に電信柱は傾き、看板が落ちる倒れる。ガス漏れ、火災に引火して爆発。
獣と蛮族が倒れ、失神、キャンと鳴く、蹲る、穴と見做せるところに頭を突っ込む。
驚いた怪獣が首を回し、ヨモを睨みつけて頭での振り払い、避ける。からの噛みつき、走って距離を取る。
ヨモは追われ始めた。余裕は無い、恐怖を覚えたからこそ殺すまで追うとブレイドレクスは決めた。
踏む脚は建物や道路に地下配管まで壊して足形に土砂崩れまで起こす。板金屋がトタンを流しながら地面に食われた。
銀行が蹴飛ばされる。書類は飛ぶが札束は全く飛ばない
サウナ屋が潰れ、ボイラーから出火。
町役場が走りながら小振りにされる尾に均される。
ガソリンスタンド側へ行くと大爆発して巻き込まれかねないと判断、進路を変えて呉服店のショーガラス割って店内に入りながら展示のセーラー服で顔の汗を拭く。建物を怪獣が踏み潰す直前で走り、足の裏を潜って背後を取る。
怪獣、尻尾の大薙ぎ。住宅、会館、郵便局、クリーニング屋、トリミング屋など10棟以上破壊。洗剤の泡が若干瓦礫に混ざる。
埒が明かないので東風漁港側へ誘導。怪獣は恐ろしくも素直に追った。
道中、簡易郵便局兼ねる雑貨店の大窓ガラスに手を突っ込んで、ガラス冷蔵庫の側面を割って紙パックジュースコーナーから見ないで1本取る。オレンジジュース、当たり。握って圧力で流し込む一気飲み。
「ぶっひゃ!」
自動車、バス、自転車が乱雑に頭から先に鱗のように並ぶ東風漁港敷地へ入る。
渡島大島漁協組合東風支部へ怪獣が頭から突っ込んで薙ぎ払って瓦礫、棚、机、椅子を港内、港外にもばら撒く。広がる書類は舞うが吹っ飛びかねる。
ヨモはテトラポッドで海側が囲まれる防波堤の上へ飛び乗る。振り返って追ってきているか確かめる。
追う怪獣の足は防波堤の端を削って滑り、テトラポッドを積み木のように割って転び、姿勢を崩してもがくように立ち上がろうとして海水を掻き、岸壁を蹴って崩す。
ヨモはテトラポッドの上を跳んで動き、こっちへ来いと誘導して海へ飛び込む。怪獣も瓦礫を掻き分けながら海に飛び込む。
溺れれば良し。しかし躊躇せずに飛び込んできたということは、泳げるということだった。泳いで引き離せるか試したが、陸で追い駆けっこするより分が悪い。靴底が食われ、唇に足が取られる寸で閉じた歯を蹴って推進、何とか距離を取る。岸壁へ上がったヨモを怪獣は追って上陸。
ヨモは1番高そうな放置された自転車を借りて走る。チェーンが空回りする感じが無く、力が直接伝わる感覚でえらく早い。
これは1度ゲートに飛び込んで状況を切り替えた方が良いと判断して難波基地へ戻れば米丸派遣隊の生き残りが弁天町側から獣と蛮族を駆逐しながら戻って来たところだった。ヨモの四股踏みの影響で多数が麻痺して優位が取れたらしい。
「怪獣の進路上に入るな」
逸身大尉が指示して部隊を動かし、自転車を漕ぐヨモの直線上から退いた。
自転車は瓦礫上で使えず乗り捨てられ、ヨモは走ってゲートへ飛び込み、霧に入った微妙な感触すら無く抜けた。異界へ行けなかった。獣の賢者が手を加えたように思えた。
「怪獣はあれに任せろ」
弁天町側へヨモは逃げた。東風町よりは馴染みが深い。
怪獣が追う。
パチンコ屋が崩され銀玉が散乱。
水産加工場の倉庫を走って抜けて、屋根に加工場が蹴られ今朝上がって加工中の魚が潰れて血の臭いを撒く。怪獣が過ぎてからカモメが集る。
銭湯玄関口が蹴られて見覚えがある扇風機が飛んで回転イカ干し機に命中。
定食屋、ホームセンター兼コンビニ、陸橋が崩れる。船揚げ場の斜面から磯船が滑り落ちる。何時までも逃げているわけには行かない。
ヨモは背を向け走りながらの、踏み込む足への魔力込め。背後に突き出よと地面を杭と出し、怪獣の降ろす足裏に当て崩して転ばせる。歯科と内科と漁具釣具店がこれで潰れる。
次は寺と墓地か、家のある日方町まで長距離走るか、造船所のある漁港側か。
「苦戦しているようだな、命を貸そう! 足を止めるんだ!」
山の斜面側、稲荷神社の屋根の上にいる謎の人物が声を上げた。
テトラポッド置き場が怪獣にとって足場が悪いかと想像を巡らし、漁港の造船所とは反対の作業船が止まる岸壁へ走る。こちらも車が頭から詰めての混雑駐車。避難船へ乗る訓練通り。
怪獣は変わらず素直に追ってきて、テトラポッド置き場を前に少し足踏み。先の東風町では、痛手ではないが罠に掛けられた記憶があった。長生きする獣は考える頭脳があった。
怪獣の選択は後ろを向きながらの尾の薙ぎ。アラーム鳴らす自動車、テトラポッドの雨をヨモに降らせる。
魔力込めて足踏め、地面せり上げ盾にし、両腕交差しクロスガードでコンクリート塊を斥力で流して刃の尾瘤を、受け切れると覚悟を決めて魔力込めて受けて吹っ飛び日方灯台へ激突。壁を抜けて配線千切って止まる。斥力が活きれば灯台の高電圧も効かない。
「ふんだらぁ!」
ヨモは気合を入れてスパーク上げる配線の束から跳ねて脱出。右前腕が半ば切断、左前腕は潰れたが繋がっていた。タマが殺したプルガサリを加工した革が即死を防いだ。
足が止まった怪獣、ヨモに尻を向けて声も出せず叫んで口から煙を上げて倒れ、目鼻口耳から血を流す。窒息に苦しみながら次第に動きを緩くし、止めた。
タマの行った口内ハラキリ特攻を誰かが決めた。
■■■
ヨモは腕が使えない状態での止血方法が分からず、とりあえず両腕を心臓より上げて傷口を下にしないで難波基地へ向かった。米丸派遣隊に処置をして貰おうと血を失った頭で考えた。
米丸派遣隊は破壊された基地の瓦礫、車両、使える武器を集めてゲートを包囲する陣を構築していたところで、麻痺状態の獣と蛮族はほぼ殺した後。ゲートからの増援が現れる様子は、今は見られない。
「すいませーん! 腕無くなっちゃったんですけどー!」
「どれ、見せてみろ」
逸身大尉が、迎撃しようとする他の少女兵を手振りで抑えて対応。防護服の上から止血帯を巻いてやった。この期に及んでキツく締め続けたらその先が壊死などと言ってられない縛り方で。
「ありがとあーたん!」
「誰があーたんだ。で、お前、どっちの味方だ。怪獣はやったようだが」
「えーとね、黒ちゃん殺せば世界平和なんだって。知ってる?」
「いや、下っ端にはな、分からんことだらけだ」
「そっか」
「ん、お前口の中変だぞ。開けてみろ。あー」
傷ついた戦士に優しい様子で、子供相手のように真似しろと義顎まで開けた。
「あー」
義手の仕掛け刃、ヨモが素直に開けた口から喉の奥、脳幹まで貫いた。脱力して膝から崩れ落ちる。不意打ちは知らなかった。
「頭まで化け物ならな」
舌打ち。
■■■
過去の爆撃で下がった江良岳に代わり、最高峰となっている寛保岳の火口に門の賢者がいた。非常に小さなゲートを1つ編んでみては崩してを繰り返している。新しい性質を持ったゲートを考案中であった。
《探しました。考えを変えてくれませんか。地球人の知識を得れば十分でしょう》
《これからが大事なのです。交流が進み、混ざって、新しい何かになる。この新しい何かを新たな何かと同じように混ぜ、更なる何かになるのを待つのです。どこまで高みに至るでしょうか。そう、ワクワクしませんか》
《私は門の貴方を殺そうと考えています》
《それもまた今までに無い発想です。ますます新しい何かがこれからも得られていく確信を得ます》
《何故、島の外へ逃げなかったのですか》
《獣の貴方の殺意を否定しません。受け入れます。ですが、どうやって? 我々は死から遠過ぎる》
《同志達と幾らでも試します》
《それもまた高次元を目指す方法。混血達を獣の貴方が一時でも気の迷いでも何でも、同志と呼ぶのは高みへの一歩。やはり続けなければいけませんね。工夫をお待ちしております。これから逃げるなど勿体無い》
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます