用語集のはなし 随時更新 

【王立特務機関バブイル】


 世界から何かしらで突出した優れた人材をあつめ、国家の剣とし盾とするをコンセプトに、セブレス大陸の王家が作り上げた特務機関。

 とはいえ元々は世界で力を合わせて魔王を倒そうと言う名目で作られたものであり、そのままなし崩し的にセブレス大陸の力の象徴となった。


 ミレット曰く、インチキ集団。


 かつての魔王軍との戦いの際は14人のメンバー構成だったが、半数が死去しており、現在在籍しているのは以下の通り。


 処刑人兼、執行者 シンサキ レイ


 拠点防衛兼、魔法使い  キルト・ミラディ

 

 情報処理担当  アリエス・ミュライト

 

 後方支援兼、陣地設営  ソルド・アーリア

 

 攻城担当兼、戦略参謀 ガドベス・グレイス

 

 砲手兼、狙撃手  リガルグ・ヴォルフ

 

 斥候兼、槍兵   ラルティ・キアガ


 の7人であり、主人公であるシンサキ レイに関しては物語冒頭で罷免されることになる。


 

 王立特務機関に在籍しているメンバーはそれぞれが役割を担っているが、一部秘匿性が必要なメンバーは表向きの仕事も持っていたりする。


 例としてシンサキ レイは裏では国家に仇なす存在を抹殺する執行者と呼ばれる立場だが、表向きは広義の意味での処刑人の一人としての顔を持つ。

 裏設定ではあるが、アリエス・ミュライトは特殊な探知魔法を得意とする貴族の家系であるため、表向きは探偵事務所を開いていたりする。


【異界】


 所謂マルチバース世界。様々な世界と繋がっており、基本は干渉することは出来ないものであったが、とある稀代の天才魔女が用いた術式により繋がることに成功した。その結果として様々な恩恵や災難をこの世界は被ることになる。

 

 レイのメメントモリや、へリアスのヒュドラなどは基本ここに住まう異界の住民であるが、一度契約すればいつでも魔力を対価に呼び出すことが可能。


 呼び出した存在は所謂コピー品であり、戦闘によって折れたり、殺されたりしたとしても契約者本人が存命であれば何度でも呼び出せる。

 とはいえ異界の本体が死んだり折れたりした場合は呼び出せなくなる為、基本寿命が無いもの、あるいは存在が永遠に近いものと契約するのが好ましい。


【バブイルの支給品】


 各自メンバーには、そのものが最も得意とする兵装と、王立特務機関を象徴する黒いローブが配られる。


 例としてキルトは杖、リガルグは単発式のライフルなど。シンサキ レイについてはナイフが最も得意というわけでなく、仕事に用いるのに最も適していたから、という理由でこれになった。

 

 黒いローブは通常の魔法であれば一切を遮断する防御力を持ち、斬撃に対する耐性も高い。


 また、武装に関しては黒蓮石という魔力の伝達を最もスムーズにする素材でできている。

 

 黒蓮石の加工は魔龍の骨と火炎袋を用いた【龍の伊吹】と呼ばれる炉でないと不可能とされ、その【龍の息吹】があるのは現状王都だけと言われているが……



【通信魔法と伝達魔法】


 通信魔法は相手の顔が宙空に浮かび上がりそのまま会話ができ、伝達魔法はその簡易版で言葉を何文字かで区切って送ったりできる。

 現実でたとえれば携帯とポケベルみたいなもの。


 通信魔法の欠点は浮かび上がっている相手の姿が他者にも見えてしまうことであり、伝達魔法の欠点は遅れる言葉に制限があること。

 レイやへリアスなどの登場人物は魔力がそもそも多い為送れる文字が多いが、一般では16文字が限界となる。




【ナイチンゲール】


シンサキ レイがもつ召喚獣(?)

かつては魔王の宝物庫にあったものをレイがとある事件を機に奪取。

それ以降当人が乗り回しているが、通常は異界の保管庫に置いてある。



【鼈甲の針】

北の大陸ガレイシュガルドで育まれた、所謂暗殺集団。全員が強力な認識阻害魔法を使える。

また、鼈甲の針の名の通りに針を得意武器とする。大きさは最早杭のようなものから20センチほどの長さのもの。

あるいは手のひら大の小型の物もあり、先端は鋭利な刃物になっているほか、毒を塗布することも可能。

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