「俺の言うことが聞けないなら裸で出てけ」
私が幼い頃、父と姉は心臓に悪い喧嘩を何十回もしていた。冗談抜きで年間通算100回以上とかになるのでは、というぐらいの頻度だったので、正直一つ一つがどういうものだったのか、ということについてあまりよく覚えていない。
ある程度覚えているものの一つ。私が小学校高学年ぐらいのとき(5、6年生?)だったか、夜に父と姉が大ゲンカになり、父は近所中に聞こえるような声で執拗に怒鳴り散らしていた(この時だったか分からないが、「ウチのケンカの声近所中にまる聞こえだよ! まる聞こえ!」などと叫んだりしていた)
最終的に父は「(そんなに文句言うんだったら)俺がお前に買ってやったものを服も含めて全部捨てて、裸でウチから出ていけ!」というようなことを叫んだ。
その結果、姉は本当に裸足で一階の窓から飛び出して行ってしまい、夜中に何時間もウチに帰って来なかった。
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