起転承乱[結]Λ

幕間 因果反転の儀

「僕は象の背よりセカイを語る者です」


 故に、語り部は甲羅の裏を見通せない。


「我はピィヴィなり。全てを見、全てを聞き、全てを知る。聞こう、語る者よ」


 故に、ピィヴィは至高神である。


「このセカイの仕組みを明らかにして、全ての伏線を畳もうとしてるんですが、どうにもワクワクしないんです……」


什麼生そもさん!」

「?」「──」「?」「──」「?」「──」「?」「──」「あっ!」

「せ、説破せっぱ?」


「問う。胸の踊らぬ苦行を続ける道理は何れに在るのか?」


「ええと、これまで積み上げてきた伏線は回収したいですし、二つのセカイをガチャンッとくっつけたいんですよ。ガチャアンって」


「さらに問う。語り部の目論見にいかなる価値を認め得るのか?」


「価値、かち、かちかちかちかち、うううううん」


「──語り部よ」


「はい」


「惑う事なかれ。ギルガメシュ叙事詩に始まりシェイクスピアで頂点を極めたが、物語の核心とは辻と褄の帳尻合わせではないのだ」


「それは一体何でしょうか?」


「いわんや、活劇なり」


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■12/25まで

なろう版で修正した[起転承乱]の内容をカクヨムに反映します。(かなり面倒なんでごわすが)


■12/26

[結]の1から58話を削除します。げげぼ!

こんなゴッソリ削除して大丈夫なのかどうか分からんのですが。


■2025/01/01までに

因果を反転させ、新しい[結]の1を始めます。


全ての状況が激烈に変わるので、楽しんで貰えるかどうかアレですが、

現在の[結]とは異なり、超絶活劇寄りにはなります。


少なくとも書いてる方としては楽しいです。

結果として、ちょっと矛盾が出ちゃうかもしれませんけど、そこは大目に見て下さいまし。


では、因果反転章でお会いしましょう!

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