第36話 その後の捜査記録②
◆ その後の捜査記録②
組織犯罪対策課の大森は、CIL4階、研修室近くの控え室を1つ借り受けて、そこを捜査拠点としていた。
殺人事件の捜査となればまず第一に動機を探る。
他人の命を奪うにはそれなりの理由が必要だ。
たまに思いつきとしか考えられない理由で人を殺す不埒物もいるがそれはあくまで例外。
所轄が動機の線を探り、害者周辺の人間を調べるのは当然の行動だ。
だが大森の手元には、流出した殺害対象のリストがある。
これは『翼の守』という秘密組織が、慈悲心鳥という名の殺し屋に依頼する対象を決めるために作られた。
組織犯罪対策課の所属である大森は、外部の殺し屋によって山辺舜介が殺害された可能性を信じていた。
慈悲心鳥の正体については全くの謎だ。
『翼の守』の目的も不明。
だが流出したリストから、彼らが食品事業に関連する人物を殺害対象としていることだけは分かった。
殺し屋の犯行だとすれば、最近になってCILに訪れた人間が怪しい。
特に事件発生当日、CILに集まっていた内定者は要注意対象だ。
大森は事件を整理する。
ラジレスが一升瓶ビールに混入されたのは、食堂倉庫とみて大方間違いはない。
そしてそれが可能だったのは、納入された10:30から昼食までの12:00の間。
もしくは昼食後13:00から、食堂職員が倉庫に頻繁に出入りするようになる15:00までの間。
もし内定者に慈悲心鳥が紛れていたとすれば、15:00まで――正確には、人事部からの日程説明が始まった14:20までに研修室を抜け出し、食堂倉庫で一升瓶に薬を混入させなければならない。
これが出来る人間は限られる。
最も怪しいのは13:40までにCILに到着していた4名。
豊福、天野、岩垣、宮本。
特に岩垣と宮本は、人事部の鈴木が研修室から離れ、代わりに佐藤がやってくるまでの間、トイレのために研修室から外に出ている。
しかしそう簡単にはいかない。
佐藤は鈴木が離れて直ぐに研修室にやってきている。
彼女はトイレへ向かう岩垣と会っている。その時岩垣は、管理ゲートの研修室側にいた。
もし岩垣が研修室を出て直ぐに食堂倉庫へ向かい仕事を済ませたとしても、社員証なしには管理ゲートを通れない。
管理ゲートを挟んで佐藤と会うことは出来ないのだ。
それにその後、佐藤は管理ゲートの前で待っていた。
だから手洗いを装って研修室を出たとしても、スーツ姿のままでは佐藤の目を誤魔化して食堂方面へと向かうことは不可能だ。
「今一度、現場を確認しておこう」
大森は部下に声をかけ、控え室からでる。
直ぐそこに研修室。研修室と廊下を隔てる壁はガラス張りで中の様子は外からでも確認出来る。逆に研修室からでも廊下側が視認出来た。
研修室の正面の扉からエレベーターと社長室の入り口、その先に管理ゲートがあった。
管理ゲートも透明で、向こう側がよく見える。
研修室側からはボタンを押すことで解錠出来た。
大森は管理ゲートを抜けた先に立つ。
ここが当日、佐藤がトイレに行った内定者を待っていた位置。
ほんの目と鼻の先に十字路があった。
そこを左側に曲がるとトイレがある。
大森は部下にトイレ側から出てきて食堂側へ向かうように指示を出す。
足音が聞こえ、人が近づいてくるのが分かった。
それにトイレ側に意識が向いているのだから、出てきた人間を見落とすこともない。
次は部下に足音に気をつけるよう言ったが、結果は変わらなかった。
管理ゲートから十字路は十分近い。そこにスーツ姿の内定者がいれば佐藤が見落とすはずはなかった。
「そのまま食堂倉庫の前まで行ってくれ」
大森は部下を倉庫前まで歩かせる。
佐藤の証言通り、倉庫に人が出入りしても気がつかないか確かめるためだ。
結果、佐藤の証言は全くもって正しいことが分かった。
廊下は長く、遠くで誰かが食堂倉庫に入ったとしてもよほど注意していなければ気がつかない。
それどころか、食堂倉庫より奥にある、東側階段へと通じる管理ゲートを通過するのと、食堂倉庫へと入ったのを見分けることも出来なかった。
――つまり、十字路で佐藤の目を誤魔化してしまえば、そのまま食堂倉庫に入ることは可能だった。
そのためには社服がいる。スーツ姿では佐藤の目を誤魔化せない。
佐藤の証言では、トイレ側から出てくる社員が1人存在した。そしてその後、トイレ側へ向かう社員も1人居た。
岩垣か宮本のどちらかが、社服に着替えて佐藤の目を誤魔化した可能性は大いにある。
トイレで着替えた可能性を疑い、大森は女子トイレを確かめる。
宮本の入っていた個室。トイレのタンクを調べるが不審物は無し。
続いて岩垣が入っていた個室。こちらもタンク内に不審物は無し。
ただ、壁側に小さな窓がある。硬貨をつかってロックを外して小窓を開ける。
小窓からは配管の状態が確認出来た。部下からライトを借りて配管スペースを確認するが、不審物は存在しない。
小窓は小さく人の出入りは不可能。埃の堆積具合から、何かが置かれていたこともなさそうだ。
念のため女子トイレの掃除用具入れを含む全個室と、同じく男子トイレ側も確認したが不審物は見つからなかった。
となると社服は内定者が持ち込み、そして持ち帰ったのではないだろうか。
大森はそう考えたが、それを捜査記録が否定する。
「荷物検査の結果は――問題なかったな」
内定者全員が受けた荷物検査の結果を確認する。
所有物のリストが作成されていたが、岩垣、宮本ともに着替えを持っていたとの記載はない。
人事部とサポートに確認もしたが、社服の放置などはなかった。
それに社服は社内セキュリティに関わるのでしっかり管理されているようだ。
貸与される社服は1人2着。予備の貸し出しなどは一切行っていない。
社服の交換が必要な場合は、必ず古い物と交換している。
クリーニングも社内で集めてまとめて業者委託している。
そのため社服の持ち帰りも一切禁止だ。
内定者が社服を入手する機会はない。
社員が共犯であれば話は別だが、殺し屋に協力する理由が果たしてあるだろうか。
時刻は10時を過ぎていた。
大森は思い出したことがあり、その場の捜査を任せて1階、業者玄関へと降りていった。
ちょうど業者玄関の先。スロープの元に、納入業者のトラックが止まっている。
サポートの小田原が対応しているが、荷物の積み下ろしは行われていない。
大森はそんな彼女たちに声をかける。
「警察のものだ。
少し、話を聞かせて貰っても良いか?」
小田原は「私は構いませんけど」と俯き気味に納入業者を見る。
納入業者の青年は頷いて見せた。
「構わないですよ。
ニュースで見ました。社長が不審死だとか」
青年が答えると、トラックの運転席から年配の納入業者も姿を見せて頷いた。
2人の了承を得られたので大森は小田原に対して問う。
「今日は食堂は営業していないはずだが何の納入を?」
「営業はしてないですけど、今日の分の発注は止められなかったので。
4階が立ち入り禁止で冷蔵庫に運び込むことも出来ないので、既存社屋へ持って行って頂きたいとお願いしていたところです」
「なるほど。
ではお二方に聞きますが、いつ頃からCILへの納入を担当しているだろうか?」
「自分は10年ほど」「俺は4年くらい」
2人の回答を受け、大森は小田原へ問う。
「昨日もこの2人だったか?」
「はい。同じ人です」
となれば、一升瓶ビールを納入したのもこの2人だ。
「昨日、CILは懇親会のために一升瓶ビールを発注したはずだが、覚えているだろうか?」
「もちろん。
年に2回、地元のビール会社から直接仕入れて納入してます。
昨日も俺が小田原さんに渡しました」
青年が答えると、大森は問いを重ねた。
「ビール会社から仕入れた後、品質検査はしているか?」
「しましたよ。
物流倉庫で、トラックに積み込む時に先輩と2人で納入品の品質に問題ないかチェックしました。
一升瓶ビールは外観傷もないし、栓もちゃんと密閉されてました」
「ああ、確認してる。
ちょっと待ってくれ。昨日のは――」
年配の業者がトラックの荷台からバインダーを取り出した。
そこから昨日分の品質チェックシートを取り出す。
「これだ。外観傷なし。密閉チェック。栓の変形なし。冷蔵温度管理OK」
検査項目の全てにボールペンでレ点が入れられていた。
「つかぬ事を聞くが、このチェックは厳密に行われているか?」
大森の問いを青年が笑い飛ばす。
「当然ですよ。
2人で1つ1つ指さし確認してます。ねえ先輩」
「うちは品質が売りで、CILとは長い付き合いだ。
信頼を損ねるような真似はしない。
もし疑うようなら、会社の人間に聞いてみて欲しい」
年配の納入業者は名刺を取り出し、そこに記載された会社の電話番号を指さす。
確認は必要だが、この2人の様子から察するにチェックの手を抜いていたとは考えにくそうだ。
大森は納入業者への質問を打ち切った。
彼らは小田原の要求に従って、納入品をそのまま既存社屋へと搬送していく。
大森は残っていた小田原へと問う。
「内川についてだが、何か思い出したことはないか?」
小田原はその問いかけに機嫌を損ねたのか、眉をひそめて返す。
「内川さんに変なところなんてありませんでした。
普通の人――むしろ優しい人です。
真面目で、人を殺したりなんて考えるような人ではないですよ」
小田原は「他に何かありますか?」と不機嫌そうに口にして、内川についてはもう回答するつもりはないと暗に示す。
大森は小田原からは望むような回答が得られないと分かると見切りをつけて退散した。
業者玄関から入り、サポートの窓口へ。
そこに昨日は会わなかった女性社員がいた。
小太りなのだが、最近になって急激に太ったのか社服がぱんぱんになっている。
小太りのサポート社員。
大森は彼女に聞くべきことを思い出した。彼女が首から提げている社員証を読み取り問いかける。
「金村さん。
少しお時間よろしいか?」
金村は書類仕事を中断して窓口の元に立った。
「構いません。
人事部長から警察の捜査には業務中であっても協力するようにと言われてますから」
「まず入社して何年目だろうか?」
「ええと、もう8年になります」
「毎日決まった時刻に、食堂の落とし物を回収しているようだな」
「ええ。してます。
3時、15分くらいですかね。3時から体を動かすために屋上でラジオ体操して、その後食堂に寄って戻ってくるのが日課です」
「3時にラジオ体操?
それは社員全員参加するのか?」
「いいえ。任意で、あんまり人は居ません。
知財系の人が多いですね。1日中特許明細書とにらめっこですから、体を動かしたいみたいです。
毎日来るのは、10人くらい。20人以上集まることはないですよ」
ラジオ体操の話は初耳だったが、特に事件とは関係なさそうだった。
ただそれによって、金村が食堂の忘れ物を回収する時刻は毎日ほぼ同じになっていただろうと予想は出来た。
「話が逸れたな。
それで忘れ物は昨日もあったか?」
「はい、ありました。
プリントとかバインダーとか、ボールペン、ポケットティッシュ、マスク……。
まあそんな感じです。全部は覚えてません」
「マスクというと、化学実験で使う?」
「そうです。分厚い奴です。
たくさん落ちていますよ。普通のマスクと違って硬くて厚いので、胸ポケットに入りきらないんですよ。
それで食事中外して忘れていったり、無理にズボンのポケットに入れた結果こぼれ落ちたり」
「それらは15:15に回収して、社員玄関へ運ぶと聞いたがあっているか?」
「はい。基本的にはそうです」
「マスクもそうか?」
「いえ、マスクは捨てます」
きっぱりと金村は言い切った。
佐藤の証言では、彼女が管理ゲートの元で待っているとき、トイレ側からやってきた女性社員は化学合成用のマスクをしていた。
しかし次に図書室側からトイレ側へと通り抜けた女性社員はマスクをしていなかった。
もしこの2人の人物が同一人物であれば、マスクを何処かで処分してきたことになる。
そしてもしこの人物が一升瓶に薬を混入させた犯人であるならば、マスクを処分する意味が生まれる。
佐藤はトイレ側から来る人物を気にかけていた。
だからトイレから食堂側へ抜けるのに、社服を着ていたとしても顔を隠す必要がある。
マスクは必要だった。
しかし手元にマスクが残ってしまっては困る。
化学合成用のマスクを内定者が持っていたら不自然だ。
もし荷物検査が行われたら厄介なことになる。
しかし金村は、食堂の忘れ物ボックスに入っていたマスクを捨てたという。
「何故マスクを捨てる?」
「名前が書いてある訳ではないので誰の物か分かりません。
そんなマスクをわざわざ回収してくれる人は居ません。
それに、落としたマスクを使うのは衛生的にも問題あります。
化学合成室にはいくらでもマスクが用意されているので、捨てて困ることはないです」
「そのゴミは何処に?」
「今朝産業廃棄物扱いで回収されました」
「――なんてことだ」
迂闊だった。
今日だけでもゴミの回収は停止するように厳命しておくべきだった。
一応、大森は松ヶ崎に今朝回収されたゴミをなんとか取り戻せないかと問い合わせた。しかしもう10時過ぎ。ゴミが回収できる可能性は低いだろう。
大森は金村への質問を打ち切ると、社員玄関へ向かった。
そこには食堂に置かれていたのとは異なる忘れ物ボックスが置かれている。
箱の中にマスクはない。
入っているのはバインダーやボールペン、ハンカチ等。
証拠となるような品はなさそうだった。
◇ ◇ ◇
大森はCILについては部下に任せ、近くにあるラーメン店へ赴いた。
開店は11時で、まだ準備中の看板が掛かっている。
ただ屋内に人は居るようだ。大森は構わず扉を叩いた。
「すんません11時開店で――何かご用ですか?」
大森が警察手帳を突きつけると、出てきた店員は急に姿勢を正して応対した。
「この店の責任者は?」
「自分ですけど」
応対した店員は自分を指さした。
中年に差し掛かったくらいの、ラーメン屋にしては細身の男性だった。
彼は店内へと「作業続けて」と伝えると、外に出て後ろ手で扉を閉めた。
「その、なんでしょう。
悪いことはしてないはずですが」
「この店でカンピロバクターが発生したことは?」
大森の問いに、店長は顔面蒼白となった。
さらに目を泳がせて中空を見つめる。
「い、いやあその……」
「別に取り締まりに来たわけじゃない。
事件捜査の一環で来た。正直に話してくれ」
大森の言葉を受けて店長は落ち着いたようだが、それでも顔を白くしたまま答える。
「昔1件、うちの常連が大腸炎になりまして……。
白湯ラーメンの上に蒸し鶏を載せるんですが、その加熱がどうにも、不十分で……」
「昔というと、先月頃か?」
「え? いやあもっと前です。2年くらい、いやもう3年になるかな」
どうにも店長の言う常連というのは、CILの食堂職員、沢水玲奈とは別人のようだ。
それは沢水がこの店でカンピロバクターに当たっても、不思議はなかったことを意味する。
「そのとき行政処分を受けなかったのか?
調理方法について指導が入っただろう」
「それがですね、常連さんだったもんで、店の名前は出さないでくれて……」
「指導を受けなかったと。
最近もカンピロバクターが出ただろう」
「え? そんな話はなかったはずだけど。ちょっと待って」
店長は一時店内に入り、従業員へといくつか尋ねた。
それから外に戻ってきて答える。
「やっぱり、最近は発生してないみたいです」
「ここでラーメンを食べてカンピロバクターを発症したと証言する人間がいるのだが?」
「……その人、病院とか保健所に告発しなかったんじゃないですか?」
「その可能性もあるな。
時間をとらせて済まない。もう戻って構わない」
「あのう……」
店長は大森の顔色をうかがうようにしてか細い声をかけた。
大森が「なんだ」と鋭い視線を返すと、彼はごもごもと口ごもりながら言った。
「もしかして、通報されます?」
「それは厚生労働省の管轄だ。
こっちは事件捜査で忙しくてそんな暇はない」
「ありがとうございます!
あ、よろしければラーメン食べていきます? 奢りますよ」
店長の軽薄な提案に、大森は「鶏肉には火を通せ」とだけ返してその場を立ち去った。
警官である以上、無償で飲食物を提供されるわけにいかない。
それになにより、この店で食事をするのは御免被りたかった。
◇ ◇ ◇
大森はCILに戻り、既存社屋で沢水玲奈に聞き込みをした。
彼女はラーメン屋を告発していなかった。病院でも、ラーメン屋が原因だと気がついていたものの店の名前を出さなかった。
曰く、自分の不注意であり、鶏肉が生っぽかったらスープにつけて熱を通せば良かったとのこと。
それになにより、自分の胃酸が弱かったのが何よりの原因だと思うと述べた。
その後、大森は内川についての捜査を進めた。
履歴書から住所は分かったが既に誰も住んでいなかった。
住所は地元の不動産会社が所有するアパートで、内川は1年前から住んでいるらしいが、契約やりとりは書類のみで誰も彼女と直接会っていない。
近所に聞き込みをしたが、彼女の居住実態については明らかにならなかった。
部屋の灯りがついていることもあったそうなので、確かに部屋を使ってはいたのだろう。
CILの食堂を辞めた後の内川の足取りについては掴めず、彼女についての捜査は暗礁に乗り上げた。
大森はCIL4階、研修控え室で部下たちの報告を受ける。
学生たちの身元確認はとれた。偽の身分を使ってCILの採用試験を受けた人間は存在しなかったことになる。
ただ大森としては、21人の内定者の誰かが、別人と入れ替わっていた可能性をまだ否定しきっていなかった。
控え室に運び込んでいたテレビでは夕方のニュースがやっていた。
昨日起きた新千歳空港での不審火に関する報道が終わると、CILの事件が報道された。
CIL社長、山辺舜介氏が不審死。
まだ報道は、殺人事件とは伝えていない。
なぜなら警察機関も、アイミクスとラジレスによる非致死性脳卒中を殺人と扱うかどうか決め切れていないからだ。
大森は天井を睨んで、これから捜査をどう進めるべきか考える。
行方をくらました内川。
21名の内定者。
これ以外に外部犯の犯行だとすれば、一体誰に犯行が成し遂げられただろうか?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます