とにかく描写がすばらしいです。
空気感すら伝わってくるような文章には
なかなか出会えません。
また、センスのある表現には脱帽です。
どうやったら、そんな表現ができるのかと
真似したくなりますが、こればかりは天性のものです。
おとなしく、見惚れるだけにとどめましょう。
そして、キャラも素晴らしいです。
読んでみるとわかりますが、複数人が集う場面で
セリフのやりとりがあっても、誰が喋ったのか一目瞭然です。
もちろん「誰々が言った」という地の文は最小限です。
できそうで、できない技術に感嘆しました。
また、構成も巧いです。
一気に登場人物を出すのではなく、場面や状況をうまく使い分け
キャラの特性とマッチさせ紹介をしていきます。
こういった丁寧な構成が作品世界に入り込むために
とても重要だと考えます。
長くなりましたが、是非読んで確認してください。