警視庁捜査一課の刑事・那臣(ともおみ)は、「解決してはならない事件」に手を出し、上層部からの圧力で懲戒免職寸前だった。
しかしそこへ、那臣を「主人」と呼ぶ謎の美少女・みはやが現れ、再び事件に立ち向かう道筋を得る。
自らを「守護獣(まもりけもの)」と名乗るみはやは、大の男複数をあっという間に制圧する戦闘力と、どんな情報も調べ上げるハッキングの腕を持った、凄腕のエージェントだった。
那臣はみはやと共に、再び事件を追う。果たして彼らは、事件の黒幕を追い詰め、真実を日の元に晒すことができるのか。そして、守護獣とは何者なのか。
「美少女とおじさんのバディ」なんて言うと、ラッキースケベありありの少年漫画のようなストーリーを思い浮かべるかもしれないが、本作品にはそんなシーンはない。
「ご主人様らぶ」を豪語する押し掛け女房のようなみはやと、そんな彼女にあくまで保護者として接する那臣のやりとりが楽しい。
そして、闇に葬られようとしていたおぞましい殺人事件を暴いていくスリリングな展開から、目が離せない。
正義が執行される瞬間を、どうか見届けてほしい。