馬券日記と競馬について語るやつ

第192話 ダービー簡単な振り返り

　ダノンデサイルも勿論リスペクトしてるし凄いけど、何と言っても横山典弘騎手の運も味方に付けた神騎乗に付きます。

　ダービーはもっとも運の強い馬が勝つ。格言通りでダノンデサイルの父親のエピファネイアは現役時にダービー2着。その時のダービー馬は今年2着に負かしたジャスティンミラノの父親キズナ。

　息子が親父の仮を返した感じでしょうか？

　馬主関係クリアになれば、もうウマ娘化してるレベルで、今後も色々なドラマが紡がれて行くでしょう。

　そんなダービーの振り返りですが、先頭は大外枠から果敢にエコロヴァルツが奪いました。

　折り合い難しい馬を暴走させずに逃げさす辺りは、さすが岩田パパです。

　番手にはシュガークン、その外にジャスティンミラノ、内後ろにダノンデサイル。

　3着になったシンエンペラーは中団から。

　後方はコスモキュランダに最後方サンライズアース。

　1000ｍ通過は62.2秒の超スローペース。

　向正面あたりからコスモキュランダとサンライズアースがマクって行き、3角からは馬群がギュッと固まり、最終直線に入るとシュガークンが抜群の手応えで抜け出すかにも見えたが、ジャスティンミラノが馬場の真ん中から突き抜ける体制へと入る。

　最終直線半ばシュガークンの伸びが止まり、スタート時から先行して粘っていたエコロヴァルツも苦しくなる。

　エコロヴァルツの後ろを内ラチから終始4.5番手で走っていたダノンデサイルが、一気に突き抜けていく。

　残り200を切ってもダノンデサイルとジャスティンミラノ差は埋まらず2頭の体勢は決した。

　残り50でシンエンペラーが3着に上がったが、ダノンザテイルが1着でゴールイン。

　2馬身離れてジャスティンミラノが2着。

　さらに1と4分の1馬身差でシンエンペラーが3着。以下、サンライズアース、レガレイラと入着。

　上がり３ハロン33.5秒

　勝ちタイム2.24.3

　皐月賞の超ハイペースと打って変わって超スローペースでのダービー。

　今年は特異な牡馬クラシックレースになったと思ってます。

　ダービーに関してはダノンザテイルの完勝だと思いますが、皐月賞1着とダービー2着になったジャスティンミラノの地力は世代No.1だと思います。

　メイショウタバルがいなくなったことで、ジャスティンミラノには厳しいレースになりました。

　目標にする馬がいなくなりましたからね。なので、自分から動いて1番人気らしい正攻法な競馬をしましたが、最内に強い馬が虎視眈々と狙ってましたね。

　超スローペースでも瞬発力よりは、瞬発力と持続力のどちらもなければ上位に来れない競馬になりました。

　位置が後ろ過ぎてはさすがに届きませんし、そういった意味では途中でマクって行った、サンライズアースとコスモキュランダも好騎乗でしたね。4.6着と上位には来てますから。

　レガレイラは枠が良くなかったです。この馬に1枠はレースがしにくくなるだけでしたね。

　皐月賞に続きダービーでも上がり最速でしたが5着。

　展開待ちな所がありますが、ホープフルＳの衝撃を考えると、なにか物足りませんね。

　単にホープフルＳのレベルが考えてたより高くないのかもですが。

　シンエンペラーにもダービーでは先着を許してしまいましたし、今後のローテがどうなるか気になりますが、秋だけ牝馬戦線に戻して秋華賞に出るのも良さそうですね。

　アーバンシック含めて中団から後方に、常にいた馬たちはノーチャンスでしたね。

　あまりにもペースが遅すぎました。

　今年のダービー馬はダノンザテイルでしたが、主役は横山典弘騎手の様な気もしますね。

　ダービーは3勝目で最年長ダービージョッキーであり、最年長G1ジョッキーの称号も手に入れた大ベテランですが、今後もノリさんらしいトリッキーなレースをしてくれそうです。

　ダノンザテイルも秋以降のローテがどうなるか楽しみですね。

　馬券的には保険の枠連のみ的中も800円くらいガミってます。

　ジャスティンミラノから印を付けた馬に馬連総流しでも良かったですね。。　

　来週は安田記念があります。

　何と言っても香港の英雄ロマンチックウォリアーが出てきますから、めちゃくちゃ楽しみですね。19戦14勝（14.3.0.2）馬券外に敗れたのも4着が2回ですから、馬券的にはほぼパーフェクトな馬ですね。

　日本勢からはナミュールやセリフォス、ソウルラッシュなども出ます。

　香港最強中距離・マイラーの1頭でもある、ロマンチックウォリアーVS日本勢。

　こちらも本当に楽しみなレースですね。