第178話 天皇賞春の簡単な振り返り
今日の天皇賞春ですが、世代レベルもですし、4歳馬が適正外だったとしても負け過ぎですね。
ハナを切ったのは大方の予想通りにマテンロウレオ。
番手にいつもより前目に付けたドレッツァとディープボンド。
その後ろにサヴォーナとテーオーロイヤル。
隊列は簡単に決まり、淀みなくレースは進み1000m通過59.7秒。
途中でハピが競走中止になり、ドレッツァに至っては3角で手応えが怪しくなり、戸崎騎手が押しても前へと付いて行けず脱落。
その後ろから楽な手応えでテーオーロイヤルが上がってくる。
最終直線では前目でいつも通りに粘るディープボンドを、テーオーロイヤルが抜きにかかる。
後ろの方ではサリエラも苦しくなり後退。
タスティエーラも伸びを欠き中団でもがいている。
残り200m過ぎた辺りからテーオーロイヤルが独走体制を作る。
外から1頭だけブローザホーンが強烈な末脚で突っ込んで来るも、最後は2着まで。
2馬身先にテーオーロイヤルが3.14.2の勝ちタイムでゴール。
ブローザホーンが2着で、ディープボンドが3着。
ディープボンドに至っては3年連続2着で今年は3着と4年連続同一G1馬券内の大偉業達成。
勝ったテーオーロイヤル。正直3000m超えのレースを連戦して完勝は、テーオーロイヤル自体が強いのは間違いないが、他馬もだらしない。
適正の違いが他馬とあったのだろうけど、3000m超えのレースでは無双状態が1年は続きそうです。
個人的には今の本格化した状態で中距離を走ったらどうなのか気になる。
2000は厳しいだろうけど、2200阪神か2500中山なら面白いかも。
菱田騎手も慌てず騒がず、もうお手馬の力を信じて、正攻法の競馬で完勝ですからお見事なエスコートです。
菱田騎手も岡田調教師も初G1制覇おめでとうございます。
海外のマラソンレースに出ても良さそうですね。
2着ブローザホーン、上がり最速を出しての2着。折り合い重視のレースだったので、少し後ろのポジションになったのは仕方なし。ブローザホーンも内枠だったのに、距離ロスも多かったので強い競馬はしたし、力を出し切っての2着は立派。
今後のG1戦線でも穴人気で面白い存在になりそう。
3着ディープボンド、個人的には1番衝撃を受けた3着。
テーオーロイヤルやブローザホーンは馬券内は来るだろうなとは思ったけど、さすがに4年連続で走るディープボンドは良くて掲示板だと思った。
長距離レースはリピーターが多いと言えど4年連続の馬券内は恐れ入ります。
中距離だと他馬にトップスピードで負けるが、長距離だと相対的にスピードで負けず、粘れる力があるのだと思うけど、凄いなぁ……
個人的には和田竜二とディープボンド。って語呂の良さが好きだったのだけど、幸騎手だろうが誰が乗っても力は出せますね。
もう一度、和田竜二とディープボンドのコンビが見たいですが笑
馬券内に来た3頭とも阪神大賞典組で、4角で5番手以内にいた馬たち何ですよね。
そう考えると順当も順当の、いつもの天皇賞春だった気もします。
阪神大賞典で4角5番手以内で走った馬たちの天皇賞春での好走率は高いですからね。
これも4歳世代がチーン…………って、なっしまった結果もありますが。
4歳世代を信用されなかった人たちには、けっこう簡単に馬券が取れたレースだと思います。
私は4歳世代を少し信用し過ぎてダメダメでした。今回の見立てはセンス無しでした。。
一応4歳世代にも簡単な短評を書きます。
ドゥレッツァ、15着は負け過ぎで、本来の力を出せなかった。レース後のキャロットクラブのコメントが『軽度の熱中症の疑いがある』との事で、気温が高かったせいもあり、馬には可哀想な結果になった。
ここは適正や乗り替わりなど関係なく度外視して良いけど、何より無事にいてほしい。
タスティエーラ、7着。この馬が物差しになるなら、やはりこの世代は弱い事になる。鞍上のモレイラ騎手のコメント『想定していたレースで中団のラチ沿いのいいところをロスなく運んだ。折り合ってリズム良く、いい展開だったけど伸びなかった』
力負けとも受け取れますし、タスティエーラには距離が長かったとも取れる。距離が長かったにしろテーオーロイヤルから0.8秒差の負け。中距離路線には中距離路線で世代が違う強い馬が多いし、中距離路線のG1で馬券内に来れるかは微妙。
個人的には宝塚記念に出てくれば、また印は付けると思うが……
終わってみればテーオーロイヤルの1強で、3000を超えるレースでは無双状態ですね
G1は1勝ですが名ステイヤーの器は十分だと思います。
そして4歳世代ですが、ドゥレッツァは軽度の熱中症であれば仕方なし、4歳世代での最先着は4着スマートファントムになりました。
個人的な見解で何のデータもありませんし、眉唾全開なのですが、この4歳世代って、当歳(0歳)や1歳時って、コロナが流行り出して色々と規制があった2020年産まれなのですよ。
牝馬はリバティアイランド筆頭にレベル高いから、私の見解も崩れるのですが、何か育成時に他の世代よりコロナ規制入って、思う存分に牧場を駆け回れなかったとか、育成が思う通りに出来なかったり、基礎体力とか馴致の分で劣るのでは?とも思ってしまいました。
単純な重賞だけの成績とか観ると、近年稀に観る低レベルなんですよね。。
人間で言うと幼稚園生から中学生くらいまでをコロナ規制入った時に過ごしてるので、その時にガッツリ育成が出来ず、その延長線上で4歳になっても他の世代より劣ってしまうとか。
外からしか競馬が分からないので、誰か牧場や育成関係者の方に聞いてみたいです。
牝馬は牝馬でマスクドディーヴァやソーダズリングが活躍してますし、短距離路線にはルガルも頑張ってますから、牡馬の中長距離路線だけ弱い世代なのかも知れませんが、ここから4歳牡馬世代の逆襲も観てみたいです。
明日は園田競馬場で交流重賞、兵庫チャンピオンシップ。
来月の1日には船橋競馬場でJpn1かしわ記念が行われます。
この2つはしっかり当てたいですね。
天皇賞春を的中された方はおめでとうございます!!
来週の中央競馬G1は3歳マイル王決定戦のNHKマイルカップです。
めちゃくちゃメンツが良くて迷います。
2歳の牡馬王者ジャンタルマンタルと牝馬女王アスコリピチェーノ。重賞2着2回で2億3千万の良血馬ボンドガール。
そのボンドガールを2歳時に破ってる2戦2勝でポテンシャルの高さはメンバー随一のゴンバデカーブース。
この強者揃いの激突は見応えありますね。
3歳マイル王に輝くのはどの馬か今から楽しみです。
お読みいただきありがとうございます。
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