第126話 メルボルンカップ(オーストラリア)

 日本時間11月7日13時に伝統のハンディキャップG1メルボルンカップが行われます。

 日本からは昨年のアルゼンチン共和国杯勝馬ブレークアップ(鞍上は松山騎手)が出ます。


 このメルボルンカップですが、フレミントン競馬場の芝3200mで行われます。

『オーストラリアで最も有名な競争』とも言われており、メルボルン都市圏では、この日はメルボルンカップデーとして祝日となります。まさにお祭りですね。


 出走頭数も今年は24頭で行われます。1着賞金は約4億2千万円の高額レースです。


 日本馬で言うと初めてメルボルンカップに参加したのは2005年のアイポッパーになります。

 サッカーボーイ産駒で、ステイヤーズSや阪神大賞典にも勝ってる完全なるステイヤー。

 前哨戦こそ現地のレースで2着になるも、本番は伸びを欠き12着でした。

 この時の勝馬はメルボルンカップ史上初の3連覇を成し遂げた、オーストラリアが世界に誇る女傑『マカイビーディーヴァ』でした。豪脚一閃でしたね。


 翌年の2006年には、名伯楽角居厩舎から2頭の日本馬が参戦しました。デルタブルースとポップロックです。

 デルタブルースは菊花賞馬、ポップロックも目黒記念勝馬と実績は十分でした。現地での前哨戦コーフィールドCはデルタブルース3着。ポップロック7着でした。


 そして本番のメルボルンカップでは、最終直線、残り100mからはデルタブルースとポップロックの一騎打ちになりました。 

 僚友の死闘は叩き合いの末に、菊花賞馬とG1馬の意地を見せたデルタブルースに軍配が上がり、2着はポップロック。

 ただ、3着以下に4馬身以上の差をつけての2着ですから、日本勢の強さが際立ったメルボルンカップとなりました。


 その後2012年にトウカイトリックが12着となり、そして今でも語り継がれる2014年の悲しいメルボルンカップと続きます。

 2014年には日本からアドマイヤラクティが参戦しました。

 前哨戦のコーフィールドカップをトップハンデにも関わらず、大外ブン回しの強い競馬で快勝し、本番でも1番人気と有力馬になります。日本馬による2頭目のメルボルンカップ覇者を期待されてました。


 本番ではアドマイヤラクティは2番手追走し、良い手応でレースを勧めてましたが、4コーナーで失速し最下位に大敗しました。

 そして残念なことにレース後に命を落とします。。

 心臓麻痺だったとのこと……



 異国の地でアドマイヤラクティが倒れた翌年2015年には、フェイムゲームとホッコーブレーブが参戦します。

 フェイムゲームは同年天皇賞春でも2着の実績馬。

 ホッコーレーブも前年天皇賞春では3着の実績馬。

 両頭とも期待はされてましたが、上手くレース運びに乗れず、フェイムゲーム13着。ホッコーブレーヴ17着と大敗しました。



 今年のブレークアップはどうなるか分かりませんが、オオバンブルマイがオーストラリアで大仕事しました、同じ国でブレークアップも大仕事するかもです。


 まずは無事に完走して日本に帰ってきて欲しいですね。

 それが凱旋帰国となるよう応援してます!


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