第123話 JBCに米国BCに中央競馬に大忙しウィーク(ウシュバテソーロ多め)

 今週末は中央競馬に加えて、地方競馬のJBCに、日本勢が出走予定の本場米国競馬のBCと、本当に重賞が盛り沢山なので楽しみですね。

 簡単にレースと出走馬をまとめますと下記になります。


 因みに中央競馬の重賞ではグレードの『G』が付きますが、地方競馬場で行われる交流重賞には良くジャパンの『Jpn』が使われます。


『G』は国際グレードを持つ表記で、国際格付番組企画諮問委員会で認められたもの

『Jpn』は国内の競馬組織が認定した格付け。だと思ってください。

 経緯やら細く書くと分かりにくいので。。



 まずは11月1日には門別競馬場でJpn3エーデルワイス賞が行われます。ダート1200mで2歳牝馬限定戦です。

 中央勢も出ますが2歳ダート戦で、まだまだ力関係がはっきりせず、地方所属馬も馬券に絡みやすいです。過去10年で3連単が万馬券ではなかったのは1回だけ。それも9790円と、ほぼ万馬券だったので、交流重賞では1.2を争う難解レースです。

 注目ポイントは永島まなみ騎手と藤田菜七子騎手が出る事ですかね。永島まなみ騎手は交流重賞とは言え、重賞初制覇のチャンスになります。


 11月3日には門別と大井競馬場でJBC4レースが行われます。

 門別はJpn3ダート1800m戦JBC2歳優駿が行われます。

 エーデルワイス賞が短距離馬で、こっちはダートの主流路線である、マイル〜中距離馬に適性ある馬が集まります。

 こちらも比較的、3連単で万馬券は出やすいですね。

 この時期の2歳戦ダートは本当に難しいと思います。


 同日に大井競馬場でJpn1である下3レースが行われます。

 ・JBCレディスクラシック

(ダート1800mで牝馬限定戦)

 ・JBCスプリント

(ダート1200m戦)

 ・JBCクラシック

(ダート2000m戦)


 レディスクラシックには、ダート牝馬のトップクラスが集結します。グランブリッジが出てきますが、人気の1角であるアイコンテーラーは、武騎手が怪我のために松山騎手に乗り替わりとなります。中央勢が結構なメンバーで来るので面白いレースになると思います。


 スプリントには、重賞2連勝、前走は韓国のコリアスプリントを勝ったリメイクが出てきますが、こちらも武騎手から乗り替わりになるでしょうね。乗り替わりはまだ発表されてません。

 リメイク中心でそこにリュウノユキナやバスラットレオンが絡んで来そうです。


 そしてメインでもあるクラシックには、メイショウハリオやテーオーケインズが出てきますので、本場のBCに出るウシュバテソーロがいないここは勝負時ですね。

 ここは順当に中央勢が馬券内独占しそうです。



 日本時間で11月5日の早朝には、米国で本場のBC国際競争が行われ、日本馬も下記の競走馬が出走予定です。


 BCF&Mターフ

(芝2000mの牝馬限定戦。世界の芝の女王決定戦)

 ・ウインマリリン。20戦6勝、国際G1香港ヴァーズ2022年勝馬。その他に2020年オークス2着。2022年エリザベス女王杯2着。

 ここ2戦は国内でも惨敗しているが、経験値の高い馬だし、鞍上がエースインパクトで2度目の凱旋門賞を勝利したC.デムーロを予定しているので、世界的名手の導きで頑張って欲しい。


 BCマイル

(芝1600m。世界最高峰のマイラー決定戦)

 ・ソングライン。16戦7勝、2022.2023安田記念、2023ヴィクトリアマイルと、マイル戦G1を3勝している国内現役最強マイラー。前哨戦の毎日王冠こそ2着も、1600のベスト距離+手が合う戸崎騎手で日本馬初制覇を期待。


 ・ウインカーネリアン。23戦8勝、G3を2勝しており3月にドバイで行われたゴドルフィンマイルも2着と好走。中央競馬G1は未勝利のコーセー・ミュラー(三浦皇成)と、ともに一気に国際G1奪取なるか。

 この2頭のライバルになりそうなのは、G1を3連勝中の米国アップトゥザマーク(現時点ではBCターフにもエントリーしてるので、どちらかは分かりません)

 英国1000ギニー勝馬の英国モージ。あたりですかね。

 チャンスはあると思いますので日本馬2頭に注目です。



 BCターフ

(芝2400m。芝中距離チャンピオンに輝くのは)

 ・シャフリヤール。12戦4勝、2021日本ダービー、2022年ドバイシーマクラシック。

 価値ある国内外G1を2勝している名馬。前走の札幌記念こそ馬場が合わず大敗したが、海外経験も豊富で乗り慣れているC.デムーロであれば大駆けを期待。


 ライバルは強烈なメンツで、ディープインパクトのラストクロップ。2カ国ダービーを制覇したアイルランドのオーギュストロダン。

 英国G1を2連勝し覚醒モード中、フランケル産駒英国モスターダフ。

 今年の凱旋門賞を3着、常に堅実な走りで、ここも上位には食込むか。フランスのオネスト。


 正直、シャフリヤールはピークアウトした感もあるので何とも言えないですが、この強烈なメンツで日本代表として輝いて欲しいですね。


 BCクラシック

(ダート2000m。正真正銘ダート世界最強馬決定戦)

 ・ウシュバテソーロ。30戦10勝、ダート戦に限れば8戦7勝。

 2022年東京大賞典、2023年川崎記念、ドバイワールドカップ覇者。

 今年の3月に日本はもちろん世界に衝撃を与えたドバイワールドカップ覇者。

 芝ではなかなか勝ち上がれず、1年半前の2022年4月に初ダートを経験。そこから、わすが1年足らずで世界最高峰のダートレースの1つである、ドバイワールドカップを制覇。奇跡みたいなダートサクセスストーリー。


 逆追い切り詐欺と言われるほど、調教では全く走らない。

 並走相手から大幅に遅れることも少なくなく、パドックでも明らかに首を下げてクタクタになりながら歩く姿も見受けられる。

『月曜日のサラリーマン』『やる気のないチョコボ』とも揶揄される。

 また、追い切り前に他の終わった馬について、しれっと帰ろうとしたと川田騎手から証言され、現地から「怠惰な労働者」とも呼ばれた。


 そんなウシュバテソーロもレースでは川田騎手の指示通りに動けるし、雄大な馬格ながらコーナーリングも上手い。上がり最速を叩き出してくる。

 父親のオルフェーブルを彷彿させる破天荒なレース振りは、ドキドキとワクワクが味わえる。


 今回は挑戦者ではなく王者として、ダートの本場に乗り込む。同年のドバイワールドカップとBCクラシックを勝てば史上初の出来事として、世界競馬でも歴史的名馬の仲間入りになるであろう。

 鞍上は国内トップジョッキー、ザ・ストイック川田将雅騎手。川田騎手のエスコートで史上初の大偉業を達成出来るか? 米国の砂に対応出来るかが鍵になるでしょう。


 ・デルマソトガケ。9戦4勝、2022年全日本2歳優駿。2023年UAEダービー覇者。

 今年の春はサウジダービー、UAEダービー、ケンタッキーダービーと海外を転戦し、本場ケンタッキーダービーこそ6着と敗れたが、サウジダービー3着。UAEダービー1着は立派。強いダート3歳世代でもトップクラス。

 さすがに本場のBCクラシックは敷居が高いが、調教ではウシュバテソーロに先着し、良い動きを披露(上述してますが、ウシュバテソーロは逆追い切り詐欺の馬ですから笑)

 ルメール騎手の神通力で、何処までやれるか。


 2頭に取ってライバルになりそうなのは、米国クラシックの1つベルモントSの勝馬アルカンジェロでしょうか。

 デルマソトガケもですがウシュバテソーロには、ダート統一世界チャンピオンになって欲しいですね。

『めちゃくちゃ稼ぐ怠惰な労働者』ですよ笑


 他にもBCジュベナイル(ダート1700メートル.2歳限定戦)に、エコロネオ。

BCF&MS(ダート1400メートル)に、メイケイエール。

BCターフスプリント(芝1000メートル)に、ジャスパークローネ。


オーストラリアでは、1着賞金約5億円のゴールデンイーグル(芝1500メートル)に、アーリントンカップ覇者で、NHKマイルカップ3着馬のオオバンブルマイが出ます。こちらも期待しております!



 中央競馬では土日で4重賞が行わますが、ここはまた明日以降に記載すると思います。


 今週は重賞も多いですし、地方や海外もネットで馬券買えますから、資金配分や賭けるレース選定をしっかりしないと資金がショートしてしまいそうですね。


 今週も楽しい競馬ライフを送りましょう!

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