第105話 夏競馬と2歳馬

 8月に入りましたが、暑すぎませんか?

 皆さんの地域が分かりませんが、自分の地域ですと真夏日が続くこともそんなになかったのに、今年はやたらと真夏日ばかりで、休みは家から出たくないです笑


 家の中にいても熱中症になる事もあるので、適度な水分と塩分接種でお気を付け下さい!


 こんなに暑いと、競走馬も嫌になるでしょうね。

 ただでさえ暑さに弱い生き物ですし。

 来年から夏競馬は昼間の暑い時間帯、11時30〜15時くらいまでを昼休憩にするとの事ですが、いずれは夏競馬自体がレース数縮小とかあるかもですね。



 そんな夏競馬ですが、新馬戦が6月から始まり、早くも凄そうな馬が何頭か出てきましたね。

 まだ2歳の早い段階ですから、怪物扱いとかされても、条件クラスで終わったり重賞での脇役で終わる馬もいますが、個人的に気になった下記に記載する馬たちはどうなるでしょうか。


 ◯シュトラウス【牡馬】、6月3日の東京で行われた世代1番最初のレースを圧勝した『東の1番星』

 父、モーリス

 母、ブルーメンブラット

 母父、アドマイヤベガ


 東京芝1600mの不良馬場をノーステッキで2着に9馬身突き放す、暴力的な勝ち方で鮮烈デビュー。

 母は2008年G1マイルCS勝ち馬のブルーメンブラット。

 父は言わずと知れたアジアのマイル王モーリス。


 とにかく勝ち方が凄まじいです。レース観た方なら分かると思いますが、スピードの違いで先頭に立つと、持ったまま加速していき、ラスト3Fのラップタイムは(11.5-11.4-11.6)と2歳にしては優秀なタイム。

 血統的にもマイル中心になりそうな気はしますが、2歳戦なら能力の違いだけで重賞は勝てそうですね。

 逃げて圧勝した馬が、次走で人気を集めて負けるパターンとして、スタート出遅れや、他の逃げ馬とかに絡まれる等がありますが、シュトラウスはどうでしょうか。

 逃げ以外の競馬も出来るのかによって、G1戦線でも活躍出来るのか変わってきそうな気はします。



 ◯アマンテビアンコ【牡馬】6月17日東京ダート1400mを1.25.5の好時計で勝ったみんな大好き【白い恋人】

 父、ヘニーヒューズ

 母、ユキチャン

 母父、クロフネ


 母のユキチャンは白毛馬として初めて重賞を勝った名牝。

 この馬も名前の通り白毛馬ですね。

 すでに馬格が530キロを超えてるので、パワーがあって地方交流重賞とか地方競馬も苦にしなさそうなので、来年から始まるダート3冠戦線を賑わしそうな馬です。


 新馬戦は気性が荒い白毛馬らしく、ゲート入りを嫌がったりする面は見せたものの、レースになると上手く脚を溜めて外からジワジワと進出。

 上がり最速タイ36.5。勝ち時計1.25.5。時計もですし、エンジン掛かってからの1完歩1完歩のスケールのデカさは、この先が楽しみな予感をさせてくれます。

 いとこのソダシに続いて白毛馬旋風を巻き起こせるでしょうか。



 ◯ボンドガール【牝馬】6月4日の東京芝1600mラスト3F(11.2-11.0-11.1)のハイラップを、目を奪われる末脚で差し切って見せた【次世代ヒロイン】

 父、ダイワメジャー

 母、コーステッド

 母父、ティズウェイ


 馬主はウマ娘でもお馴染みの藤田晋氏になります。血統的には日本競馬史上最強の2勝馬になってしまうかも知れない、ダノンベルーガの半妹です。

 距離的に3歳秋以降はマイル位に落ち着くと思いますが、牝馬クラシックはマイラーでも通用するので、順調に行けばクラシック路線に進むと思います。


 新馬戦では内を確保しつつ、直前に向いて外に持ち出すと、爆発的な加速力で差し切り勝ち。

 勝ちタイム1.34.6も馬場状態とか考えれば優秀。

 レースのラスト5F(1000m)は57.5秒。これは2歳戦の東京芝1600mでは歴代最速らしい。兄に劣らず爆発的な加速力は脅威。

 この世代のヒロイン最有力候補。


 ◯インビジブルセルフ【牝馬】7月23日福島芝2000mを、道中で折り合い欠いたり、ハミをなかなか取らなかったりと、秘めた能力を秘めたまま勝ってしまった【モデル体型のオテンバ天才少女】

 父、エピファネイア

 母、アウェイク

 母父、ディープインパクト


 馬主は相馬眼の凄まじさや、持ち馬だった同志を掛け合わせてG1馬を作ったりする事から【未来人】や【リアルウイポ】の異名を持つ金子真人氏になります。

 個人的にこの馬スタイルがめちゃくちゃ良いんですよね。

 2歳牝馬ながら510キロ超える馬体で、背が高くて脚も長い。

 グッドルッキングホースですね。


 新馬戦は最終直線で叩き合いになり、最後はアタマ差で勝利しました。このレースではオテンバ振りをいかんなく発揮し、1m足りとも真面目に走ったとは思えません。それで勝つのだから相当な能力を持ってるのでしょうが、気性面でもう少し大人しくならないと重賞では難しいかもです。秘めた能力を発揮出来れば、この馬もヒロイン候補だと思います。



 この4頭以外にも注目馬はいますし、秋以降にも大物が続々と出てくると思いますので、ますます楽しみですね。



 明日はダート重賞が2つあります。レパードSに関しては重賞と呼んでいいのか分からないレベルですが、エルムSにはオーソリティ出てきますから、ダートでも走れるのか注目ですね。

 皆さんの夏競馬の結果は如何でしょうか?

 個人的には条件クラスは割と良いですが重賞はサッパリです。。


 明日は必勝を期してダート両重賞とも頑張ります!

 予想は近況ノートで出します。

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