第8話ピンクの結婚

 爆裂。

 地が避けて、その裂け目から、マグマのような、凄まじい楽園を揺るがす、知恵の先っぽのハートが、感情となってほつれていく。、恋の糸、糸をはるかに超えた肥え太った、豚の意図。僕らと、そして君たち。笑う。けがれる。恋することに、見た目はいらない。

 シェイプされていく、洗練を極めていく、ピンクのエンゲージリング。

 それは、指に納まりきれないほどの溢れる愛。

 慈愛。

 そして、疑い、ピンクのヴァージンロードを独りでいく。

 消える。

 ロスト・アンド・ロスト&オール。

 教会は笑い声に包まれる。

 はっはっはっは!

 振り返る。

 ハートマークの足跡。

 そして、リス。

 がつがつと手でする、リス。

リズム&ブルース、ロックンロール、そしてリス。

 僕はリス。そして、君もキス。

 君も、きっと、一人ではない。

 僕は一人でその先へといく。涙のキリスト。

 ピンク、ピンク、ピンキーシックス。

 君の脇腹から香水の香りがしてくる。

 僕はリス。そう独りきりの、僕は孤独なヴァージン・ロードランナー。

 

 

 

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