第7話花が散る夢

 寂しい時の中で、夢見るバードはバッドな声でこう言った。

「それで、君は、今なにを見ている?」

 夢見るバードに、花咲く乙女はこう返す。

「そう、錯乱の声です」

 心が、凍り付く、その瞬間に、溶けていく、溶かしていく、アイスクリームのように、君は見つめる。視線の先には太陽の微笑。

「君は、一体、本当に、今、どこへいるの?」

「私は、あなたの笑顔の中に潜んでいます」

 暗い、トンネル、そして、側道に灯るかがり火のようなたいまつ。

 果てしない、果てしない、どこまでも続く、幻滅の誤算。

 バードはロマンチストで、ドリーミング、ドリーマー、そして、馬鹿なやつ。

 リスがするマスターベーション、その足元に、転がる、うごめき。

 地震が起きて、世界が揺れる。

 バードは、飛んでいく。

 翼で飛翔するその頭の上にも、リス。

 そう、リスは、君を想っていた。

 本当にばかな奴。

 それから、何度もかがり火は繰り返され、複雑な世界のシステムに飲まれ、リス。

 最後は、リストカット、すなわちパイプカット。

 そして、バードの頭の上から飛び降りた、地面に降りたって、着地した瞬間にラブ、そして、リス。



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