英雄の立役者!

@chiharuuuu727

第一章 立役者いざ参らん。

前置き

縁の下の力持ちという言葉をご存知だろうか?


そう、これは他人のために陰で苦労している人

のことを指す。つまりはドラマなどの脚本家や、

そのアシスタント、まぁ色々ある。


現代の日本は、資本主義で頑張れば頑張るほど

這い上がる事ができる社会だ。しかし、たった一人で何もかもできるわけがない、色々な人から社会について学び、仕事の仕方などを教わり、それに自分の努力などが重なり結果が出ると俺は思っている。だから、みんなの協力なしでは、結果はでないのだ。しかし、人間というものは、最初は関わった人に感謝はするだろう。だが、時間が経つにつれその事を忘れていき、調子に乗り、痛い目に見る事が多い。それが人間の性質かもしれない。これは、その縁の下の力持ちの者たちのお話である。



「目立ちたくない」俺はそういう人生、暮らしを望んでいた。だから学校では常に手を上げない、最低限の話はしない。などと陰キャムーブをかましていた。そうしたら、立派にボッチになったわけだ、だから、親しい友達もいるわけがなく、唯一の友達と言えるものはパソコン一台のみだった。まぁ、気づいたら異世界転生していた訳だが、その理由はわからない。そういうわけで、異世界でも目立たなく生きていこうと思う。


まず、今居る現在地から村を目指したいと思う。

道中、異世界でよく居る、スライムや、なんか凄そうなモンスターが居たが、何故か襲ってこない。だいぶありがたい事だ。ここで襲われて「キャー」ってなったら絶対目立つし、なんかしらの王道展開で、勇者が助けに来るかもしれない。そんな事を考えてたら、でかい街が見えて来た。そこの門には、いかにも傭兵が着てそうな、防具をつけて門番をしている人がいた。ここで俺が行く事になると、この世界の身分証など持ってないから、

「なにものだ!?」って言われたりしたら、傭兵の仲間が来て俺は、捕まって、目立たなくない人生がおわってしまう。

「くそっ、こんなんで俺の人生終わってたまるか!けど、どうしよう。」

そんな事を考えていると、一つの疑問が生まれた、道中モンスターに襲われなかったのは、俺になにか原因があるのではないかと、しかし、ステータスの表示の仕方もわからないし、てかステータスとかあるのか?この世界?そしてめちゃくちゃ悩みまくって一つの決断にでた。

「帰るか、」

街に入ったとしても、何かの事件に巻き込まれて目立つかもしれない。だから帰ることにした。え?どこにって?それはそう、どこかにだよ。そして帰ろうとした時、足元に投げやすそうな小石があったので、なぜかわからないけど、俺はそれを街の門に向かって投げた。

「おら!」

まぁなんとも起こらなかったが、何か清々しい気分になった。そして来る時に来た道を、おりかえすのだった。


「はぁ、今日も暇だなぁー、何が門番だよ、モンスターとかの襲撃とかないし、怪しい奴は来ないしさぁ、」

「何言ってるんだ、平和が一番だろ、モルット、そんなの来たらひとたまりもねぇぞ。」

「先輩ーでもー、やっぱねぇ」

そんな事を言いながら、モルットは欠伸を描いた。その時「ごふ」という音がして、自分の口の中に小石見たいのが口に入ったのがわかった。

「ゴクン、?今何か飲んだような?」

「寝ぼけてんのか、モルット!しっかりせい!」

「すみません、集中します。」

モルットは自分が何か飲んだ事を知らなかった。だがそんなの気づくはずもなかった、なぜならモルットの目の前に、急に数百体、数千体のモンスターがこの門に向かって来てるからだ。

「???、先輩!?これってやばくないですか?ねぇ!ちょっと!先輩??先輩??」

しかし、先輩は答えなかった。そう先輩の頭にはもう、すでに矢が刺さっているからだ。モルットは困惑した。それもそうだろうこんな急激すぎる展開に対応できる人間がいるわけがないい、しかし困惑したままだと、何も始まらない、だから必死になってモルットは考えた。

「何か、考えろ!街の仲間に伝える?ダメだだ。間に合わない!くそがよぉぉぉぉ、どうしろってんだ、もうこうなったら殴るしかない!」

そう、モルットは殴ることにしたのだ。自分の横についている剣を無視して、そして叫びながらモンスターの群れに飛びかかった!

「オラァァぁぁぁぁ!!」

「プツン」という音がした、モルットには何が起きたかわからないだが、周りを見回して、わかった。モンスターが灰とかしてたのだ、。


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