登場人物紹介
(肩書きは一章終了時点)
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主人公。高校2年生。「前野」「たっくん」「たくや」「やくた」などと呼ばれている。
中学生のとき、幼馴染・転校生・妹とのキス経験がある(ほぼハプニング)。
それをきっかけに、自分が「キスで女子を堕とす」、つまりヤンデレにする力があるのではないかと自覚する。
妹からの束縛から逃れるため、県外の私立高校を受験。一章終了時点ではひとり暮らしだが……。
容姿は、あかねさんの言葉を借りれば、「いたって標準的男子、というのが正直なところの第一印象」とのこと。
部活動には所属しておらず、家に帰ればゲームかスマホをしてしまうのが最近の悩み。
特技はじゃんけん。「不敗英雄伝説が……」と本人は語るが、篠崎茜と出会ってからは、あまり戦績が芳しくない。
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陽キャ女子。拓也のクラスメイト。
ぱっちり二重で、常にニコニコ。髪型はボブカット。スタイルがよく、やや高めの身長であり、前野拓也と同じくらいである。
幼少期から、容姿に恵まれている自覚があり、より美しさを追い求めるようになった。
中学校の頃を境に、さまざまな男子をからかうことの快感を覚え、男子と関わることへの抵抗感はなくなった。
交際やその先を経験したことがない、という意外な一面を有している。
芽里とはSNS上で出会い、ここを経由し、拓也がキスの異能力を持つと知った。
これがきっかけとなり、拓也と接触する。
交友を深めていくうちに、拓也のことを「たっくん」と呼ぶようになるなど、距離は縮まりつつある。拓也のことが気になりつつある、きょうこの頃。
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拓也の妹。兄のことは「お兄ちゃん」「たくや」と呼ぶ。
ヤンデレということは異性に「前のめり」。だから「前野芽里」と名付けたという事情がある。
小柄であり、拓也とは似ても似つかない容姿になりつつある。
中学生の頃は陰気であり、拓也への絡みも陰湿なものであって、お互いに消耗していた。
いってしまえば、生粋のバカ。
しかし、兄と同じ高校に通うためには猛烈に勉強できる。4月からは兄と同じ高校に通う、新高1生。
所属していた塾では、過去最高の偏差値上昇率の生徒ということもあり、しばらくは説明会の資料で取り上げられるであろう――というのは別のお話。
茜の影響もあってか、次第に垢抜けて、拓也が数年ぶりに顔を見たときは、ショックのあまり通話を切ってしまうほどだった。
ヤンデレではあるが、どちらかというと犬っぽく、尽くしたがるところがある。
過去に拓也に魅せられた女子たちの「チームY」というグループが、メッセージアプリ上にある。
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ピンク色の髪を持つギャル。通称マイマイ様。高校2年生。
私の活用「I」「me」「my」から名付けられた(あいみまい)。
口が悪く、とりわけ拓也の友人である宮崎への当たりが強い。
茜とは高校からの付き合いで、かなり仲がいい。
茜さんには憧れというか、恋愛感情ではないものの、かなり思い入れがあるため「百合」と評される行動を取ることもある。
いわゆるツンデレであり、素直でないところがあり、宮崎を悪く思っていないのに、つい暴言を吐いてしまう。
・
拓也の友人。初期設定はモブだったが、いまでは存在感が大きくなりつつある。
下の名前は凡庸だが、宮崎という苗字はあまりいないので苗字呼びが定着した。
常にテンションが高いが、それゆえに他人からの評価がハッキリ分かれるタイプである。
人類みな友達、くらいに思っている節がある。
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拓也の幼馴染。ボーイッシュであり、竹を割ったような性格をしている。語義通り、拳で竹を割った経験がある。
一章では名前のみ登場。
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中学時代の転校生。
・伊能
占い師。自称・未来予知の能力を持つ女。既婚者。年齢不詳。
厨二病をこじらせており、占い道具には凝っている。
ストップウォッチの時間を正確に当てたり、じゃんけんで五連勝したり。
これを理由に、拓也は「未来予知はある」と信じているが……。
異能力特化と、かなり尖った占いをしている。
むろん占いだけで食っているわけがない。
夫の収入に支えられているようなもので、占いはほとんど享楽のようなものらしい。
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