02 目標

 小高い丘から望む大きな街は、一見すると港町には見えなかった。それというのも街としての規模が大きすぎて港が遠くに小さくしか見えないからだ。船を船として認識するのも難しい。立っている位置から距離が離れるにつれて見えるものがどんどん小さくなっていく。そんな建物ひとつひとつに人がいるのかと思うと不思議な感じさえ芽生えた。港町だなんて、事前にそれと聞いていても忘れてしまいそうになるほどだった。対外的に港町と呼ばれるほどの立派な港を構えてはいても遠くにあるのでは仕方がない。そもそも丘から見ると海の存在感だってそれほど大きいものではない。それよりはまだ目が届きやすい手前の栄えた街に目がいってしまう。いま二人が目指しているのはそういったサイズ感の街だった。


「ニキアス、あれがナウサだ。あそこならきっと困らないよ。人もいるし場所もある」


「何に困らないのさ」


「私たちみたいな流れ者が紛れ込むのにだよ」


 はあ、とニキアスはため息をついた。


 侵食を進めていくように街の端はまだ自然の領域へと開発を進めていた。草原は抵抗の術を持たないから、されるがままに新しい街へと作り変えられていく。手による地ならし、基礎工事、そして家屋の建築。これが繰り返されることで人の安全な生息領域は広げられてきた。街の大きさはそのまま時間の堆積だ。つぎはぎで、想像以上に無計画な、人間の作り上げたコロニー。いつかは区切りの塀ができるのだろうが、それは今ではない。

 関所もなく管理官もいないものだから誰もが何に気兼ねすることもなく街に入ることができる。バオもニキアスもそれにならってナウサも街に足を踏み入れた。そこはこれまでいた草と木と土ばかりの自然に囲まれた風景とはまるで違って、人の手の入った直線と曲線が支配していた。その景色の変わりように二人ともわずかに居心地の悪さを感じていた。後ろを振り返ればさっきまでいた自然。前を見ると人の思いやりが利便性に向けられて生み出されたのだろう街並み。別世界の境界にいるような錯覚さえしてしまいそうだ。


「あんなに緑にまみれた山からこんなでっかい街だとびっくりしちゃうね」


「何日か野宿もしてるしね。建物自体が久しぶり」


「まず宿を取ろう。ずーっと歩いて疲れちゃったよ」


 わずかとはいえ旅を共にしたからか、そこには気安さが生まれていた。初めからバオの態度は変わらなかったから、ニキアスがほだされたのかもしれない。

 街の端っこはそのまま作り変えられている場所と読み替えることができて、土煙が立っていた。たくましい男たちが石材や木材、袋に入れた土なんかを運んでいる。男たちは全員が判で押したように言葉少なだった。イメージ通りだといえばそのとおりだが、そこまでぴたりときても妙な違和感がある。その必要はないのかもしれないが、楽しそうには見えなかった。

 街に入る前の丘から見たとおり、外縁を一斉に広げるのではなく、一部ずつを丁寧に広げていく手順らしかった。すでに圧倒されるような規模なのだから住民が家に住めずにあぶれているということもないのだろう。実際にすこし進んだあたりにはまだ人の入っていない家屋がいくつも見受けられた。


 開発途中の区域を抜けると宿はすぐに見つかった。大きな街には人が集まる。これは道理で、その道理に従えば旅人を迎えるべく街の外側に宿があるのも当然のことだった。こういうところにある宿は近くの同業とどこかで差別化を図る必要があり、その意味でどこの宿も一定の信頼をしてよさそうだった。

 バオが適当に選んだ宿は外見が小綺麗で入りやすい感じのものだった。赤い屋根をしていたから近所では目印になっているかもしれない。扉を開けてみると中も外見と釣り合いが取れる程度にさっぱりしていて、過ごしやすそうな印象を受ける。入口から左右を見るとそれぞれ広そうな部屋、待合室やカフェスペースのようなものだろうか、がある。入口真正面にはカウンターがあって、そこには少なくとも満室の札は立っていない。しかしそもそもそんなシステムがあるとも限らない。そのまま見た通り部屋が空いていればいいんだけどね、とバオはカウンターにいた女性に声をかけた。


「もしもし、宿を取りたいのだけど、二部屋空いているかな」


「二部屋でございますか?」


「ああ。後ろの子が連れでね、いい年ごろなんだ。私はもうどうでもいいんだけど」


「承りました。二部屋ご用意いたしますので少々お待ちくださいませ」


 そう言って階段を上がっていった女性が見えなくなると、ニキアスが文句を言った。あれではまるで気難しいところがあると言っているようなものだ。


「言い方。他にないの?」


「ごめんって。説明するのにいちばんカドが立たなかったからさ、ラクだし」


 ちっとも悪びれずに笑うバオに呆れたようにニキアスはため息をついた。これでは何を言ったところで注意にさえならないだろう。それがわかってしまうと何も言うことはなく、ロビーの待合のソファに座らざるを得なくなる。目の前の脚の短いテーブルにはバスケットに入ったブーケが飾られている。白系に統一された色合いなのに、ちょっと眺めていてもすぐに飽きがくるようなものではなかった。飾りつけの方法になにか秘密があるのかもしれない。ふと視線を別のところに投げると、いつの間にかバオは離れたところで初対面の宿泊客と世間話を始めていた。

 あらためてみるとロビーは賑わっている。時間帯は午後の三時を過ぎたあたりで、宿に連泊するつもりの宿泊客なら戻って来てもよさそうな時間だった。あるいは出かけるつもりがなくとも部屋でじっとしているのが苦手な人ばかりなのかもしれない。座ったときには空いていたはずのニキアスの隣にも気が付けば少女が座っている。彼がその姿を視界に収めたのは少女が今まさに期待に目を輝かせて話しかけようとしているタイミングだった。


「ねえねえ、あのすごそうなお姉さんとどんな関係なの? 姉弟?」


「違う。ここに来るまでで出くわしただけ」


「あんな高身長美人でも旅なんてするんだね。どっから来たんだろ」


「別に身長とかは関係なくない?」


「旅の理由なんて居座っていい場所を探すか居づらいところから逃げるかでしょ。行商人とかどっかの使者、金持ちの観光のパターンもあるけどそうは見えないし」


 宿ではよく見られる光景だった。初対面というかきっと二度と会うこともないすれ違うだけの関係性の人たちが当たり前のように会話をする。お互いに名前を聞こうともしない。

 話題に挙がったバオはそちらでの会話が盛り上がっているのかゲラゲラ笑っている。あんな姿を見ていると体重差が何倍もあるホラグマを打撃で宙に浮かせた人物だというのが本当だったのか疑わしくなってくる。あの戦闘は落ち着いて振り返ってみるといくつか説明のつかない点があって、けれどその疑問はそれ以上進むことができなかった。考えて解決のつく問題でもなさそうだ。だからニキアスはこっそり考えていたのを放棄した。そして意識を隣の少女との会話に移した。


「あんたも?」


「アタシもそうだよ。居座っていい場所を探しに来た感じ」


「けっこう過ごした? この街」


「割にね。悪くないと思うよ」


「ふうん」


「あなたたちはここが目的地?」


「一応はね。ここであの人と組んでやってくつもり」


 そこに対して何も思うところはないのだ、と雰囲気で示す。言葉を濁したり隠したりしようとしないのもその補強になっているかもしれない。それにしてもニキアスの態度は見た目の十五歳あたりの年齢に照らしてみるとかわいげが控えめだ。本来ならまだまだ未熟で世話の焼ける年ごろだが、彼に対してそう評価できる人はかなり少なそうだ。人によっては面白みのない人間だと言うかもしれない。

 隣の少女はニキアスの言葉をうけて、理解のために頭を働かせているらしかった。たしかにこの二人の組み合わせで何をやっていくつもりなのかは想像がつきにくい。だから質問が飛んでくるのは当然のことだった。


「商売でもするの? それにしたって何屋をやるのか見当つかないけど」


「ギルドでも作ろうかって話をしてる」


「入るんじゃなくて? いまさら新興ギルドなんて誰も目もくれないと思うけど」


「あ、でかいところがあるんだ」


 ニキアスがすこし身を乗り出した。示した興味がこれまでよりもわずかに大きい。何が彼の好奇心を刺激したのかはわからないが、もしかしたら仕事のライバルになるかもしれないということで興味を持った可能性はある。もしくは年齢相応の、大きいものに対する関心なのかもしれない。

 そんなニキアスの反応を見て少女は呆れたように息をついた。目はマイナスの意味で珍しいものを見たような開かれ方をしている。


「あのねえ、ひとつくらい聞いたことあるでしょ。ここ大きな街だよ?」


「仕方ないだろ、田舎の出なんだ。それよりどんなのがあるのか教えてくれよ」


「有名なギルドだったら海口会、モリエール商会、ナナハラ一家とか」


「ぱっと出てくるのが三つもあるんだな」


 ニキアスの声は素直に感心したようなものだった。まるで新しく買ったものを丁重に扱うように、初めて聞いたギルドの名前を口に出して確認している。あまり表情は変わっていないがほのぼのした仕草だ。無垢とまで言うと言葉が過ぎるかもしれないが、純な感じの与える印象は悪くない。しかしそんなニキアスの姿を見て不安がよぎったのか、少女は助言をするように付け加えた。


「中でもとくに有名だってだけで他にももっとあるよ。ていうか競合のギルドだってあるんだし」


「競合って?」


「たとえば傭兵系のギルドがいくつもあって仕事の取り合いしてるってこと。新しくギルド作るなら同じ系統のところと仕事の食い合いになるって意味だよ」


「ああ、たしかにそれなら前から世話になってたとこのが有利か」


「だからどこかのギルドに入ったほうが安心だと思うんだけど」


 少女の言葉が整理されていたおかげでニキアスにも彼女の言いたいことがよくわかった。どうしてそこまで、というのはあるにせよ純粋に心配してくれているのに違いない。あるいはニキアスの外見が年齢相応のものでしかなく、その相棒を務めるのが女性ということがその理由なのかもしれない。ここに屈強な男性のひとりでもいれば集団に対する評価が変わったのかもしれないが、そんなもしもの話をしたところで得るものはない。

 ニキアスは少女から視線を外して、何にも焦点を合わせずに頭の中に考えを巡らせた。彼はほとんどギルドというものを理解していない。もうバオには話したことだがかなり辺鄙なところの村からやってきた。だからどうすればいいのかという指針がない。ルールがわかっていないから、どこにメリットがあってデメリットがあるのかがわからない。むしろこの時間はわからないことを納得するためのものだった。

 そしてニキアスは彼女の話をきちんと受け入れた。


「あんたの言う通りかもしれない。とりあえず話し合ってみるよ、ありがとう」


 話が終わると少女はソファから立って外へ行ってしまった。ニキアスの本音を言えばもっと街の話を聞いておきたかったのだが、彼女に用事があるのなら仕方がない。とはいえこれだけ広い街だ、またいろいろと教えてくれる人も別にあるだろう。ニキアスはさっきより深くソファに沈んだ。


 翌朝、併設のカフェで朝食を進めていると外からバオが帰ってきた。いまはカフェの席もほとんど空いているくらいには早い時間だ。またか、とニキアスは嘆息した。あの山狩り以降、いっしょにこのナウサまで宿場を経由したり野宿をしたりでやってきたが、彼女は常にニキアスより早く起床していた。彼が起きるころにはいつも何かを済ませたあとで、寝起きの感じは残っていなかった。

 バオは宿の従業員に二言三言告げるとニキアスのところまでやってきて、向かいの席にどっかと座った。


「おはよう少年、相変わらず早いね」


「少年はやめろって。あとあんたのほうが起きるの早いだろ」


「ははは、私は習慣だよ。師匠にそう指示されててね」


 バオは呼び方には触れずに早起きの質問にだけ答えた。数日のあいだ接してわかったことだが彼女はずいぶん勝手に会話を進める。なんとなくの雰囲気という言い方でしか言い表せないが、こうなってしまうとニキアスは諦めざるを得なくなる。さんざん聞いてもはぐらかされてきたのだ。たとえばホラグマと戦ったときの最後の場面、バオが不自然な速度で跳べた理由。

 ほこほこと湯気を立てる紅茶に口をつけて、ニキアスは安らいだように息をつく。ちょうどそのタイミングでバオが注文したらしい朝食のセットが届き始めた。特別なものは何もない、白パンとスープ、サラダのシンプルなものだった。


「バオ、あんた師匠いるの?」


「そりゃいるさ、杖のね。私は才能がないもんだから鍛錬を欠かすな、ってさ」


 あれで? とニキアスは反射的に思った。

 野生生物の中でも大物、出力も俊敏性も文句のないあのホラグマを至近距離で捌き続けた戦闘技術は彼にとっては、いや誰の目から見てもすさまじいものだった。わずかでも力の向きが向かい合った攻撃が入ればそのまま致命傷につながる体重差だったのだ。あれだけの時間、怪物じみた大物を相手にあれほどまでの動きが自分にできたか、と問うてニキアスはそれに自信をもって答えることができない。得物が違うから動きも違ってくるとは言っても困難であることに変わりはない。ニキアスはさっきとは違った息をついた。


「ふうん。まあいいや、で、昨日さ、この宿の客にギルドの話聞いたんだけど」


「ああ、女の子と話してたね。どんなことを聞いたの?」


「新しくギルド作るのは大変なんじゃないかって。たしかに仕事取るの大変そうだなって俺も納得したんだけど」


「それはその通りだね。でもなあ……」


 きまり悪げな目をわずかにニキアスから離す。


「私、もう出来上がってる集団に入るの好きじゃないんだよ」


 出てきた言葉は意外と子供じみた、わがままに分類されてもおかしくないようなものだった。バオは落ち着かないのか、すぐにちぎった白パンを口に放り込んだ。それを聞いて驚いたのはニキアスだ。これまでの数日の旅を思い起こしてみる限り、人とのコミュニケーションが苦手とは思えないからだ。あるいは出会ってから虚勢を張り続けていたというのなら説明がつくが、そんなに連続して騙し通せるのなら、それはもはや単純な虚勢と呼べるものではなくなってくる。そんなことを考えてはみるものの、ニキアスにはバオがそんなタイプの人間だとはとても思えなかった。


「どういうこと?」


「きみ相手だから隠さずに言うよ? ギルドに入った場合、私たちはどうやっても目立っちゃう。実力面でね。そうなると面倒なんだよ。新人が華々しい活躍をするとどうしてもやっかむ器の小さいのが出てくる。私はそれが心底嫌いなんだ」


「詳しいね」


「これでもきみより長く生きてる」


 感心したようなニキアスの言葉をバオは軽く受け流した。重要な点は話したということなのだろう。彼女はスプーンでスープを口に運んだ。するとカフェに姿を見せる客がわずかながらに増え始めた。一日活動するための準備を終えたか、一日の準備の一環として食事を始めるのだろう。一般的な朝の早い人が動き始める、ちょうどそういう時間帯だった。

 ニキアスはバオの言葉を呑み込んで理解した。そしてそのうえで聞いておくべきことがあった。


「言いたいことはわかったけど、けっこう大変そうなみちのりじゃない?」


「まあまあ、私だって何の考えもないわけじゃないよ。昨日まではわりとぼんやりしてたけどね」


 照れくさそうにバオははにかんだが、生活がかかった場面として考えるとあまり褒められたものではない。ニキアスは口の中のベーコンの味がなくなったような気がした。しかし彼は彼で何も知らないせいで提案することさえできないのだからどうこう言えた話ではないのだ。だから話を進める必要がある。


「何か思いついたってこと?」


「うん。要は私たち二人が稼げればいい。それも実力を発揮できるかたちで。私たちは店番とか向いてないだろうしね」


「でも新しくて二人しかいないギルドに誰も仕事は頼まないと思うけど」


「そこだよ。私はそこに目を付けたんだ」


「どこの話?」


 バオはにんまりと、これから楽しいいたずらをするのだと言わんばかりに笑んだ。いま彼女の手は食事のためではなくニキアスに向けられている。誘って引き込んで、連れて行こうとする手。取ってくれと主張するように差し伸べられた手。


「逆にさ、まだ誰にも知られていない優秀な手駒がほしいって思ってる有力者っていそうだと思わないないかい?」


「うーん、俺には想像がつかないよ」


「ありゃ、気が乗らない?」


「そうじゃなくて、有力者って街のってことでしょ? そういうのからわからなくてさ」


 なるほど、と小声でつぶやいてバオは手を食事のほうに戻した。静かに白パンを咀嚼しながら、どうやって説明したものかと考えているであろうことがありありと伝わってくる。ニキアスも頭を働かせてはみるが、自身の経験に、少なくとも類似の存在がいなければ具体的なイメージを描くのは難しい。彼の脳裏にかろうじて浮かんだのは村長や農地の広かった近所のおじさんだったが、おそらく違うだろうことは察することができた。


「……そうだなあ、じゃあ困ったときにみんなから相談される人を思い浮かべてくれればいいかな」


「ん」


「その人のところにはいろんな種類の相談がたくさん来る。ここは大きな街だからね。話し合いで終わるものから、きっと荒事まで。でもどう考えたってその人ひとりじゃ解決しきれないだろう? それのお手伝いをしようって話なんだよ」


「ああ、それならわかりやすい」


 ニキアスの返事を待ってバオは、んん、と咳払いをした。これからが大事なのだとわかりやすく示している。きっと話すのが好きなのだろう。思えば山狩りの道中でもその片鱗は見えていた。

 どちらも話に入り込んでいるのか、ついさっきまではながら進行だった食事の手が完全に止まっている。


「それでね、昨日お客さんから聞いた話だとギルド全体を統括している調停役みたいな組織があるらしいんだよ。私はここが狙い目かなって思ってるんだけど、どう?」


「それって組織なんでしょ? ギルドに入るのと変わらなくない?」


「言葉が足りなかったね、ごめん。私が狙うのはその組織のトップの人ひとりだよ」


「どういう意味?」


「その人に個人的に雇ってもらおうって話。隠しギルドみたいな」


 背もたれに身体をあずけてニキアスは目を閉じた。眉間にしわが寄っているのを見るに、なにかイメージを膨らませているのだろう。まったく別の場面を想像するときに目に映る情報は邪魔になるものだ。

 たっぷり一分はそうやって考えたあと、身体をさっきの位置に戻してニキアスは口を開いた。


「けっこうむちゃくちゃ言ってない?」


「うん、そうだね。でもふつうにギルドを興すよりも成功率は高いと思う。そもそもそんな組織があればの話だけどね、難関が最初にあるだけだよ」


 けろりと言ってのけるあたり、どうやら彼女の中でこうすることは決まっていたらしい。一方的で夢見がちな行動計画と言わざるを得ないが、とはいえニキアスに案があるわけでもない。だから彼はバオの提案を受け入れることにした。よくわからないし難しそうだが、面白いのかもしれない。これが彼の思った正直なところだった。


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