>誰かが「良い」とレッテル貼りしたことを無闇に信じる者も怖い。
まさしくー!
その通りですね。この言葉を胸に刻んで生きていきたい…!
作者からの返信
さかなさん、こちらにもコメントくださりありがとうございます!
ああ、ここに共感いただけて少しホッとしました。
そうなんですよ。例えば商品などに貼り付けられた『特許申請中』の文字とかも。中身ではなく、そのキャッチーな文言に惹かれてしまう場合は少なくないように思います。
完璧でなくとも、やっぱりその中身を自分なりに吟味する力を養うために知識を身に着けたりするんだよなあと、私も身を引き締めたいと思います!
こんなところでなんですが、最終話までお読みくださりありがとうございます!
蒼翠琥珀様
>「ほら見たことか」
これは誰でも思ってしまいますよね。無になりたいと思っているノームさんは、本当に良心的な方。思ってしまう自分を狭い人間と思うこと無いですよと言いたくなってしまいました。みんな、思ってしまうものですからね(^_-)-☆
>その感覚は電磁波ひかりと同じ速度なのに、言葉を扱う種族には話す速度で語られる理屈が必要だ。そして緊急を要する局面でこそ浮き彫りになる「オマエに何が分かる」という本心(ひやみず)にハッとする。
人って、言語を持ったから発展した部分と、言語を持ったから退化している部分とあるのかなと思ってしまいました。
感じる力は本能のような自然的能力の部分。昔はそれを働かせて生きたいたけれど、だんだん頭でっかちになって、言葉で伝える、言葉で表現できるものばっかり信じるようになってしまう。だから、言葉で説明できないモノは排除する傾向になりがちなのかなと。
自戒も込めて、ここはもう少し感覚を大切にしていかないといけないなと思いました。
ノームさん、相手の本心にも、気づきやすいのですよね。繊細です。
作者からの返信
涼月さん、なんとお優しいお言葉! ありがとうございます。
本心って、声に出さずとも、結構滲み出るものですよね。
普段と違うものって浮き彫りになりやすい。
そして、まさにそんなお話です!
考えれば分かるやろ、に傾倒しがちなんですよね。何を根拠に?
五感、時に第六感も含めて、感じたことだって根拠になる。だって神経回路を伝わるのは電気信号なんだから。
感覚は本来、研ぎ澄ますことで磨ける能力のはず。磨いている者同士はきっと理解できると思います。例えばアスリートや武道家など、拳で語る良い例ではないでしょうか。
繊細さは諸刃の剣ですε-(´∀`; )
直感と直観、似ているようで違うんですよね。
後者は経験に裏打ちされたもの。恐らく当人にしか分からない確からしさであり、言語化して他者に伝えづらいものなのではないでしょうか。
>誰かが「危険」とレッテル貼りしたことを無闇に恐れる者は怖い。
>誰かが「良い」とレッテル貼りしたことを無闇に信じる者も怖い。
>名もなき者の声を軽んじる世界は怖いのだ。
この一節、すごく刺さりました。
皆が同じ思考や感覚を持ち得ないからこそ、互いの性質を受け入れて信頼し尊重し合える関係であればいいですよね……
作者からの返信
陽澄さん、そういえば以前、カクヨムのお誕生日会みたいなイベント(春の、あの…なんて名だったかな?)で、直感と直観がお題になってましたね。
毎日同じように片付けて帰る机の上が、ある朝微妙に違っていた。誰か触った?というような『アレ?』と感じるものは、直観の一例じゃないかなあと。
『違和感』と言い換えてもいいかもしれません。
術士になっても、肩書きを得ても、大人になっても、色んなことを掌握してるだなんて錯覚するのは恐ろしい。
自分が気付けない、手が届かないところをカバーしてくれる者を讃える世界に生きたいものです(*´-`)
ごきげんよう、ううん、ここへ来て当初のノームさんの感情が揺れ始めたように思えますね、というよりは仕事に隠れていた感情が見え始めたというか。
基本的にノームさんは、傭兵として旅してきたあちらこちらで知り合った「その道の師匠」達から得た知識を、それを受け継ぎ伝えるのではなく、自分の感覚へと加えて自分だけが判る、この世界の理を追い求め続けるのが性に合っているのかしら?
永い間ひとところにいると、次の景色が見たくなるような。
でも、大きな事故に繋がらなくて幸いでした(まだ判らないのかしら?)
作者からの返信
しのぶさん、ごきげんよう!
コメントのお返事が遅くなりがちですみません。
確かにこの描写はむくむくと感情が膨れ上がっているようにも思えますね。
ただ、その温度は低いです。
一番漏れてちゃあかんものは既に無事を確認済みだったので、念のため避難させる(のと、状況確認する間退いてくれんかな〜。狭いし邪魔だぜ、という心の声もあった)ため声をかけましたが、なんか意固地だったので見捨てて自分だけさっさと避難しました。笑
そしてグレムリンさんはただここに居ただけで、何にも悪さしてません。
何でも都合の悪いことを妖精のせいにしちゃいけませんよって教訓ですね。
何かと怠るのは人間ですから(о´∀`о)
このあたりは前話のコメントの答えかな。
ノームはノームの為にしか生きられません。言われてみれば旅をしているのかもしれませんね。
ノームの恩師は歯車の神と老ドワーフだけ。師は知識を与えてはくれません。老ドワーフは見守ってくれた存在であり、歯車の神はノームの骨格です。何か得たものがあるとすれば、物事を眺める角度は様々にあると知ったということくらいでしょうか。
ノームは術士にはなりませんから、ずーっとただのノームとして八百万の神の声に耳を傾け続けるだけです。
そして最も重要なのは『自分に聴こえている声は全てではない』ということを忘れないこと。八百万なんて到底及びません。
いくつか山に登ると、他の山に登った人が感じていることに理解を示せるんですね。全ての山に登りたいわけじゃないし、何もかも知りたいんじゃないんです。
自分の手が届くのは、本当にその小さな掌に乗る分くらい。だからいくつか種類の違う山を選んで登ってみることが大事だと思っています。
そうして自分が感じ取れなかったこと、理解できなかったこと、救えないもの。誰かがカバーしてくれているなら、それを讃えられる者でありたい。
だから地味に地道に生きて、永遠に完成することのない地図を作るんです。
自分が認識できることがどれだけ増えたとしても、それはごく一部でしかないと、自分を戒める為に。
ノームが恐怖しているのは、何かしら掌握したと錯覚すること、ですね。
って、また!
しのぶさんは何だか受け止めてくれる気がしていっぱい書いてしまいますε-(´∀`; )
毎度恐縮です。
「その感覚は電磁波(ひかり)と同じ速度なのに、言葉を扱う種族には話す速度で語られる理屈が必要だ」
こんな的確な言葉なら電磁波と同じ速度で伝わりそうです。びっくりしました。
このもどかしさは、一部だけ半端にセンサーが鋭敏な自分に刺さります。
見下したいわけでも理解して欲しいわけでもないけど、今すぐ伝わって欲しいことを伝えるのに、説明するだけで「今すぐ」を逸してしまう感覚。
作中の環境だと異様な緊張感がありますね。
作者からの返信
カイエさん、分かっていただけますか。
「こ、細かい説明は後や! はよ!」
って、これもあるあるじゃないかなと、思ったんです。
立場やシチュエーションを変えて、多くの人にモヤッと感をもたらす現象じゃないかなと考えました。