相変わらずルビの使い方が個性的で巧みですね。
何かひとつのことに特化するのは看板としては分かりやすいし、人を安心させる材料になると思います。そこへいくと萬術師というのは森羅万象を相手にするから途方もない、同時に理解されにくいかも知れませんね。織り合わせる世界を糸に喩えられるのが面白いです。
作者からの返信
柊さん、お越し下さりありがとうございます!
今回ももれなく遊んでしまいました。
そうなんですよ。あの人といえば、アレ!
と言ったものは、まさしく分かりやすさであって、安心感の大元なんですよね。
例えば野宿する時にテントと寝袋にくるまって眠るのと、吹きさらしで眠るのと、というくらい自分の居場所感に違いがありそうです。なんでそんなとこで大の字で熟睡できるの?
(話が吹っ飛びすぎでしょうか……)
糸と地図の関係は、クロスステッチや刺繍で描く絵のようなものをイメージしていただけるとわかりやすいかもしれません。
萬術師という呼び名が面白いです。
一つの道を極めるのも凄いことですが、いろんなことに臨機応変に対応するのも簡単じゃないですよね。
糸という概念が、すごく腑に落ちます。
作者からの返信
陽澄さん、糸にご注目くださり有難うございます!
御作にお邪魔した時、あっ、と思いました。笑
「糸」って繋がりの象徴するかのようです。
音と文字で言葉遊びをするのが好きでして、今回は萬術を。
(あ、遊んでいることをバラしてしまいました……)
適材適所のように、物事との向き合い方の好みもあるかもしれません。いずれにせよ、楽しく生きるにはのめり込んでいられる状況を作ること。それに関する自分の好みを知っておけばこそですね
ヽ(゚∀゚)ノ パッ☆
ごきげんよう、ノームさん、傭兵さんだったんですか、意外な事実。
でも萬術師でまじゅつし、八百萬の神様だから萬術、いいですね。
何万、何百万もの糸が絡み合い、縺れ合い、それでも、複雑ながらも営みと真理が紡がれている世界を、傭兵としてどこにも縛られることなく、解き解していく、世界の体系を知る、どこまでも終わりなき追究の旅を、彼は選んだのでしょうね。
だからこそ、彼には専門的な表看板はいらないと思えるのかもしれません。
そんな彼が草の根調査団にいたことも、そして今万物調査団にいることも、なんだか凄く納得できるような気がしました。
ドワーフさんから彼は、何を得たのかしら? 何を知り得たのかしら?
ワクワクしますね。
作者からの返信
しのぶさん、ごきげんよう!
実際に軍隊に所属するわけではなく、生き方が傭兵じみている、というだけですが、本作の構造を紐解く上では、重要なイメージかと思います。
萬術師とは、いわゆる『萬(よろず)屋』のことですね。
ノームは大地に馴染みがありますから、それが何処までも広がっていることを何となく肌で感じているのかもしれません。
次回は草の根調査団にいた頃のお話が展開します。
少しばかり思い出話に付き合ってあげると、ノームも喜ぶかもしれません。
いつもありがとうございます!
すご……面白すぎて始業時間が始まってるのに読む手が止められません。
毎日じっくり読みたかったけど、無理そうです。
一気読み間違いなしです。
作者からの返信
カイエさん、早速お越しくださりありがとうございます!
お返事遅くなってすみません。
異世界めかすなら、自分に出来得る限り作り込んでみようと思いまして。笑
って、あれ……始業時間?
『センセー! カイエくんがコソコソなんかやってまーす!」