過ぎた古い話。
そこに神がいた。
すべてを知り、すべてを司る。
始める前に終わりを知る。
すべてが揃っているのに、なにも無い。
だから、「なにも無い」を、作った・・・
それは、大空の覇者となる翼を持ちながら飛べず。
それは、絶対の破壊者の力を持ちながら争えず。
それは、不滅の肉体を持ちながら怯えていた。
真紅の巨躯と真紅の瞳は絶対者の証と詠われ、
黄金の角と黄金の爪は死の象徴と囁かれ、
その影を目にするだけで、そよ風さえも息を潜めた。
その様な偉大な父を持ち、
それは、周囲の目に圧し潰されていた。
しかし、それは、新大陸創造の礎となる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます