音楽百夜出来るかな? 第九夜

 男の独断と偏見でお送りする、『青春と音楽』の世界。

 メジャーなものからマイナーなものまで…。

 さてさて、皆さんどこまでご存知ですかぁ?


 今夜は、緊急企画をぶっこみます!

 前回紹介した『Hi-Fi Set』で、たまたま触れた『卒業ソング』なのですが…。

 他にも、色々有りましたので、ご紹介してみたいと思います。

 ああ、尾崎豊は除外しますね…彼の歌詞や歌い方は好きでは有りませんので…あしからず。


【ご機嫌な楽曲】

【歌手・バンド名】

【曲の感想やウンチクなど】


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 卒業

 菊池 桃子

 アイドルの歌う「卒業」の王道を走る楽曲です。

 穏やかな曲ではありますが、バラードとまではいかない軽妙さがキモになっています。

 清純派と言われた彼女ならではの、ちょっとセンチメンタルな歌です。


 卒業

 斉藤 由貴

 上記「卒業」とほぼ同時期に作曲された歌ですが…趣きがだいぶん異なります。

 ポップな楽曲に、ちょっと「ツン」とした女の子の心を歌い上げています。

「斉藤 由貴」だから作られたとも言えそうな曲ですが…

 ええ、彼女のイメージとこの曲のイメージが、「スケバン刑事」に引っ張られていた事が原因かなぁ~とも思います。

 何となく素直になれない女の子…でも、センチメンタルな歌です。


 Your Graduation

 1986 オメガトライブ

 思いっきりバラードに振った「卒業」をテーマにした楽曲です。

 透き通るような男性ボーカルで、杉山清貴が作ったら…という曲調に「卒業」の雰囲気がしっくりとしています。

 男性が歌い上げる「卒業」というのは…あんまり聞いた例がありません…ので、何だか気に入っています。


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 ここから先は、「卒業式で歌ってたなぁ~?」みたいなものです。


 贈る言葉

 海援隊

『三年B組◯八先生』という教師ドラマの主題歌だった楽曲です。

 それが縁で歌われることも多かったように思います。

 もっとも、歌詞の内容はボロボロの失恋歌なのですが…それは二番目以降です。

 ってなわけで、卒業式では一番の歌詞しかないわけ・・です。


 乾杯

 長渕 剛

 卒業式では鉄板だった楽曲です。

 朗々と歌い上げられるサビの部分で何人かの瞳には涙が溢れたことでしょう。

 結婚式でも歌われるようですが…これも、失恋歌(オブラート付き)なので…ご利用にはご留意を!


 時代

 中島 みゆき

 やっぱり失恋歌なんですけどねぇ…。

 歌詞の背景が壮大過ぎて、人生観に関わってくるんですよねぇ。

 ってなわけで、卒業式向きみたいに取られているのではと思います。

 いい曲ですよ…元気や勇気が貰えるような感じがします。


 川の流れのように

 美空 ひばり

 昭和の歌姫が歌い上げる楽曲。

 人の生き様を想起させる言葉の数々を「川の流れ」に例える歌です。

 彼女自身の伝奇も絡み、絶大な人気を誇る歌でもあります。

 その辺りが転じて、卒業式向きみたいに取られているのではと思います。


 輝きながら

 德永 英明

 一人の女性を見守る恋人視線で語るように歌われる楽曲です。

 その見守るイメージが、卒業生を送り出すような雰囲気とダブった事もあり、人気が出ていたようにも思います。

 さて、見守った先にあったものは…それは聞いてみてのお楽しみということで…。


 以上、第九夜は二つのグループと六名の歌手、そして8曲をご案内しましたが、如何だったでしょうか?

 皆さんも是非、自分の好きな歌手をウンチクしてみませんか?

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