音楽百夜出来るかな? 第五夜

 男の独断と偏見でお送りする、『青春と音楽』の世界。

 メジャーなものからマイナーなものまで…。

 さてさて、皆さんどこまでご存知ですかぁ?


 第五夜からは趣向を変えてみました。

 ではでは、進めていきましょう。


【歌手・バンド名】

【好きな楽曲たち】

【曲の感想やウンチクなど】

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 Earth Wind & Fire


 ◇ Let's Groove

 ◇ September

 ◇ Boogie Wonderland

 ◇ Fantasy


 全曲、80年代後半から90年代にかけてクラブハウスやディスコでは、鉄板のダンスサウンドになったものです。

 まぁ、50代~60代の紳士淑女にとっては、今なおダンスシーンを彩っている、文字通り青春の一曲たち。


「グルーブ」というノリを意識した楽曲に、今のようにチームで歌い上げるスタイル。

 しかも、全員が同じ歌詞を歌うのではなく、全員が楽器を演奏し、メインボーカル、サブボーカル、コーラスと華やかさも半端ない!

 レコーディングも、このノリでやっていくのだから、完成度合いも半端なく「グルーブ」が効いている!


 ちなみに、昨今の楽曲は自動演奏打ち込みを中心に、演奏は別撮りした後、歌手が歌を乗せていくスタイルが一般的と思われます。

 このスタイルを確立したのは、後述する『YMOいも』の存在が関係しています。

 後に、TMNや小室サウンドという楽曲たちが、自動演奏打ち込みの極北を目指して行ったように思われ、になってしまいました。


 Yellow Magic Orchestra


 ◇ Rydeen

 ◇ Technopolis

 ◇ Mad Pierrot

 ◇ Rap Phenomena


 知る人ぞ知る『YMOいも』です。

 ユーロビートやハウスの原型テクノの端くれにいるバンド。

 自動演奏の申し子みたいに言われているものの、実際は頑張って手動演奏をしていたとか、していないとか…。

 いわゆる『8ビート』を主体とした曲調で、「頭クラクラ みぞおちワクワク 下半身モヤモヤ」というキーワードで表現される不可思議な「グルーブ」感を持った楽曲ばかりです。


 閑話休題

 音楽性だけではなく、社会の有り様そのものを変革させてしまったバンド。

 それも世界の隅の方に流行ったニッチバンド…でした。


 ニッチバンドのハズが…世界は広すぎて…ニッチの人数も多すぎた。

 というわけで、世界の一部では爆発的な人気を博したバンドです。


「グルーブ」のノリを電子音楽でどのように再現していくか、沢山の試行実験を繰り返したバンドでもあり、後の自動演奏であったりレコーディングテクニックなど、沢山の遺産を残しています。

 何よりもスタジオミュージシャンが表舞台で活躍した稀有な存在と言えます。

 もっとも、スタジオミュージシャンと言えば、山下達郎なり、竹内まりやなどが登場し、80年代後半から90年代を彩り、今世紀にはCity-Popとなって再び世界を席巻するのですが…。


 思えば、へ変遷を始める入り口に居たバンドかも知れません。

 もっとも、彼らはを追求し、には冷笑を浴びせていたようです。


 最後に…男がコンピュータやAIなど、ITテクノロジー方面へ人生を導いてしまったバンドでもあります。



 以上、第五夜は2つのバンドと8曲(重複2曲)をご案内しましたが、如何だったでしょうか?

 どうやら、楽曲単品というよりも、楽曲の演奏者やその背景を交えたほうが、もう少しお楽しみ頂けそうな気がしてきましたので、手法を変更してみました。

 皆さんがお気に召す様な楽曲に出会えたならば、幸いです。

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