子供科学電話相談室

 男の知りうる限り、昔は夏休みや冬休みなどにやっていた、NHKラジオの名物番組。

 今では、毎週日曜午前中に放送されているということの様だ。


 さて、本日(2023/1/29)の放送回で実に興味深い相談が交わされたので、ご紹介したいと思う。


 以下、相談の進行を時系列に列記します。


 小学四年生女の子が、恐竜のミイラについて質問する。


 番組アシスタントが恐竜担当の先生に話しをふる。


 恐竜担当の先生が、女の子に件の質問を何処で知ったのか聞く。


 お兄さんから教えてもらったとの回答


 ここで、恐竜担当の先生が、

「ミイラてどういうこと?どういう状態?」

 という逆問題を提起し、女の子と同席していた先生方へ質問する。

 当日の先生方の構成

「科学」

「水中の生物」

「恐竜」


 先生方は、自分の専門分野の知識を生かして、ミイラについての様々な見解を示してくれる。

 女の子の方は、小学六年生兄貴助っ人を投入!


 相談は、人々のコラボレーションにより、ミイラの定義付けや、ミイラができるまでの背景から、何故恐竜のミイラが?まで、連綿と話しは展開し、情報量を増していく。


 最終的には、恐竜担当の先生が恐竜のミイラについての総合解答を行い、番組アシスタントが、兄妹の今後の展望を期待しながら「二人の質問を待ってますね。」と纏めている。


 ◇ ◇ ◇


 文章に纏めると大した事ではないのですが、これは非常に面白いイベントかなと思いました。

 何より、ラジオという音声だけから、お互いの顔が見えない中での意思疎通をしながらのコラボレーション!


 最近の子供科学電話相談室では、よく聞かれる相談内容だそうですが、これって、シナリオ作りにとっても有用な内容かなと思います。


 別段「恐竜のミイラ」がどうこうという訳ではありません。

 「話の広げ方」と「矛盾のない登場人物の投入をいかにできるか?」という、やりとりのヒントになるのではないかということです。


 いやぁ、面白かったですよ。

 おまけに勉強させてもらったのですから、ただただ、感謝ですね。

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