TRPGから物見遊山

 みなさま、おはこんばんちはです。

 前回やってきましたTRPGのウンチクの続編を進めていきたいと思います。

 では、早速話を進めるとしましょうか…


 その4.シナリオを狂わせる元凶②(プレイヤーの暴走)

 前回も触れました通り、世の中には困った性格・性質・性癖を持った人がいることをお話しました。

 では、プレイヤーの暴走が、如何にシナリオを狂わせるのか?

 早速、事例を持って確認してみましょう。

 例)某方々のTRPGのリプレイ(非公開)

 夜半すぎに王城に侵入するプレイヤーキャラの団体パーティー

 この王城からは、クエストの触れが出されている。

 …クエストを受理するのに、夜更けに侵入する人は普通はいません。

「判定ロール」を成功させ、誰に気づかれることもなく王城に侵入したプレイヤーキャラの団体パーティー

 王妃と姫を奪取し、王城に放火!

 という暴挙に出ます。

 当然、「判定ロール」はオールクリア!

 王城は灰燼に消え、王妃と姫は他国へ売り飛ばされてしまいます。

 そして、王妃と姫を売り飛ばした先の国にも喧嘩を売っていくプレイヤーキャラの団体パーティー

 …シナリオがスタートして10分足らず、このプレイヤーキャラの団体パーティーは、マスターの逆鱗に触れ、勇者街道を踏み外し、賞金首お尋ね者としてシナリオを疾駆していくのです。


 さて、この話は極端ではありますが、このような事態が発生すれば、折角準備したシナリオは、開始早々にゴミ箱へ放り込まれ、不毛のアドリブ+判定ロールが始まります。


◇ ◇ ◇


 他にも、「ゲームマスターとプレイヤー達の人間関係に色々と拗れたところがある場合」という事も簡単に触れましたが、こちらはもう少し面倒です。

「このゲームマスターなら、○○をやりかねない!」とか、「こいつら(プレイヤー)、絶対○○するよな。」というお互いの猜疑心の掛け合いから、不必要な判定ロールと、どうでもいいアドリブに踊らされた結果、シナリオの進行がギスギスすることもあります。


 まぁ、お互いをしている場合は、狡猾なやり取りが展開され、面白いシナリオが出来上がりします。

 ただ、本筋シナリオは延々と進まなくなります。

 まぁ、そこまで来たら、本筋シナリオを捨てるんですけどね…マスター涙目になってるけど。


いずれにしても、マスターの目論見は水泡に帰すのです。


さて、そんなTRPGの何がどう面白くなるのか?

次回以降でその部分を紹介していきたいと思います。

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