第19話監督
「監督いる?」
亜細亜君が校庭でリフティングしながら僕に言ってきた。
「だってさ、今は全員ボール追いかけてるだけの猿じゃん。」
亜細亜君は、「まぁ、俺はお前とツートップ組むだけで満足だがな。」
「監督は、芥川いっちゃ先生が良いと思うんだ。」
「あーいっちゃね。良いと思うよ。」
職員室に、2人で行って頼んだ。
「良いけど、俺は厳しいぞ!」
「お願いします。」
校庭に出て来た、いっちゃは全員外周10本クリア出来るものをレギュラーにすると言った。
みんな土煙を上げて走って行った。
僕は普段から走ってるから余裕だが亜細亜君は最後尾にいた。
亜細亜君は、体力が無い。
10周は、僕が1位で最下位は亜細亜君だった。
後は、基本的な練習をこなして僕と亜細亜君はエースと決めた。キャプテンは土門土谷に決めた。
土門は、相撲部で部員からのいじめを受けて辞めてサッカー部に入部した。
「土門、一花咲かせて相撲部を見返してやれ!」
いっちゃが言いながら、土門の肩を叩いた。
「うーす!」
根性と恵まれた体格。うん、良いかもね。
と僕は思った。
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