第18話バラバラ

亜細亜君が、レギュラーを決めてくれた。


僕は、キーパーは納得したが、他の目立ちたいストライカー希望が多すぎる。


「あのさ、最近、顔怖いよ。」


水原を僕は見た。


「お前さ、やっぱり可愛いな。」


「何よ、いきなり浮気してるの?」


水原は、真っ赤な顔をして嬉しいと思っていた。


「それより期末テスト頑張ってよ!」


「このプリントはしてるよ。」


期末テスト期間はずっと水原と一緒にいた。


テスト本番はすごい楽だった。


水原とやったプリントがそのまま問題になっていた。


カンニング?っという感じた。


時代錯誤だが、テストの結果は廊下に貼り出される。


1位は水原。50位僕、凄い事だ。


真ん中だ!


ヤバい。サッカー以外で達成感があるとは。


「おぁ、藤田、凄いな!」


芥川いっちゃ先生が僕の背中を叩いた。


「サッカーだけじゃなかったんだな。」


芥川先生は、窓際先生とも呼ばれていた。


先生は、生徒と恋をして結婚した。


かなり面白い先生だ。


「サッカーで全国だな!」


「はい!」


って答えたがチームは毎日、ケンカ、退部を繰り返していた。

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