嫉妬するものの幻想入り

第1話

「誰だ？」

「まずは驚きなさいよ…地面から妖怪があらわれたのだから」

「…知らん」

「質問に応えろ」

「…普通、貴方から名乗るのが礼儀ではなくて？」

「ｯﾁ…インウィデアだ」

「私は、八雲紫…幻想郷の管理者よ」

「幻想郷…博麗家の神社がある所だったか？」

「…そうね」

「そんな訝しむんじゃねぇよ…」

「博麗神社の存在を認知してる事は異常な事なの｣

「そう言えば、そうだっけな…そもそも、幻想郷自体、忘れられた少女達(1人男)の楽園だったか」

「無駄話はまぁ、置いといて、そろそろ本台に移ろうか…」

『創造・刀』

「!!」

「何驚いてる暇がある…殺すぞ？」

『突撃砲』

「え…？」

「呆気ないな…大賢者がこんな落ちぶれてるとはな」

「これで終わりなわけないでしょう？」

『符の壱「四重結界」』

「おいおいおいおいおい！！そんな脆い結界たてんじゃねえよ」

『神器・レーヴァテイン』

『神器・グングニル』

「死ねよ…『大賢者』」

「ちょっとまて！」

『博麗大結界』

「何しやがる、神風情がぁ！」

「紫は殺しちゃ不味いのよ？分かるかい？」

「知らん」

「幻想郷が壊れてもいいの？」

「ｯﾁ…」

「ごめんね〜ゆかりん」

「…助けて貰ってありがたいのだけれど、誰かしら」

「酷いよ〜？ゆかりん」

「…こいつは、神のなり損ない『義神 ヴェルデ』」

「なり損ないじゃないよ？それに今は『創造神 ヴェルデ』になったよ…って危ないじゃないかい？」

「ゼウスの名を騙るとはいい度胸してんなぁ？ 」

『真器 エンヴィー』

「これを見ても信じない気かい？」

「…俺の武器をゼウスから奪ったな？」

「そっちにいっちゃったかぁ…惜しいちゃんと能力も使えるよ」

『覚醒・嫉妬深き傷跡』

「はっ！所詮俺の下位互換だろ！」

『神器 エンヴィー』

『神化･嫉妬に塗れた爪痕』

「おら、来いよ！偽りの神！」

「偽りじゃないって言ってるだろ！」

『神格化』

「ははっ！正体が出たな」

「…っと、ゆかり？だったか？」

「何かしら」

「てめえの力で天空に飛ばせ」