自分自身の死期
岸 律栄 (きし りつえ)
第1話・完結
これからここに書く私と同じ体験や第六感と申しましょうか、そういう「感」を持っている方、いらっしゃいますでしょうか。
それは【自分の死期】についてです。
私は4歳から、6と0と分厚いコンクリートのような物がシャッターのように、ガツンと降りてきて、その先は真っ暗な映像を繰り返しよく頭の中で見ることがあります。
これは一体何なんだろう?と幼ながらに思っていましたが、小学校3年生くらいに「人間には寿命があるんだ」ということを知りました。
そして、6と0は数字ということも分かりました。
60という数字が現れ、その前を分厚いコンクリートがシャッターのように降りて、その数字は隠れて見えなくなってしまいます。
私は自分の寿命は、60歳であると確信しました。
ですが、先日4日くらい前に何気なく過ごしている最中、急に自分の身体が消えてゆくような不思議な体験に陥り、【あれ?私はもしかしてあと2年くらいしかもう命がないかも。それか、52歳か57歳くらいまでかな。】と、なんとなくまた「感」が急に押し寄せてきました。
本当にそれが当たるかどうかは分かりません。
ですが、私は人と会った時、まだ相手が元気な姿でも「この人は何系の病気で癌で、もうすぐ他界するな。」と感じとり、それが本当に現実になることが多々あります。
家族の寿命を感じ取るようにする時は、あまり感じ取りたくないので、また別のギアに入れ替えて感じ取らないようにしています。
最近、エッセイや絵本を書き出したのも、上記のせいもあります。吐き出さないまま悔いて、他界したくないので。
私のような体験をされていたり、されたことがある方、いらっしゃいますでしょうか。
周りにそのような方がなかなかいないので、ここで書いてみました。
勘違いしてほしくないのは、これが宗教的なことではないということです。
あくまで、人間の中にある未発達な物が出てきてしまってる人と、出てきていないということです。出てきているからといって、すごいというわけでもありませんので。
自分自身の死期 岸 律栄 (きし りつえ) @kishi-ritsue
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