第5話 こんにちは、そしてさようなら
いよいよお茶会がスタートしてしまう。
予定通り私は、恨めしい婚約者である皇太子にエスコートされるため、皇太子の馬車に乗っている。ガタン!と馬車が揺れた。
その瞬間、全身に鳥肌がたっていることに気づく。
そうか。私は全身で喜んでいるんだ!
こんな最悪な人生を逃れることができるのよ!!!
と、私は解釈する。
「愛しい婚約者殿。今日のお茶会が楽しみですね。」
そう、平然とうそをつく皇太子を見て、私はまた、大きなため息をつくのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます