第4話 時間潰し2

「僕が元々いた世界線って番号とかついてたりしないの?」

質問とかしないと暇だ。

「ついてるよ、ただ識別番号が1000000桁は言ってたよ」

「え?いや、そりゃそうか」

無量大数なんかじゃあ測れないほど並行世界あるからなぁ。

「よくその情報量を記録できたね」

「凄いでしょ!」

ルフエルは嬉しそうだ。

「リノエルのところ行ってみようかな」

「おっけー!2人きりで話しておいで!」

「え」

ニヤニヤしやがって、天使と人間だぞ!

運転席まで歩いて行く。

リノエルが見えた、さぁどう話そうかな。

「や、やぁリノエル」

リノエルは咳払いをした後にこっちに向いた。

「な、何?」

「寂しそうかと思って…」

「寂しかったよそりゃあ…」

リノエルはキョロキョロしている。

強がりかと思ったら思ったより甘えん坊かもしれない。

「人間みたい。天使なのに」

まずい、言っちゃ悪かったかな?

「あ、あらそう」

動揺した!?やっぱりダメだった?

「そんなことよりそろそろ危なくなるよ、気をつけて」

はい?

「な、なんで?」

「ここらへんは神話の生き物が生きている世界線の並行世界が沢山あって、神話の生き物なだけあってこの時空せかいまで飛んでくる」

一気に不安とワクワクが襲ってきた。

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