第23話ピンク堕天使
夜空に光る、君のそのセクシーな瞳。
輝く肢体。愛液は、荒野でビートジントニックに変わり、魑魅の音が、魅惑的なピンクの爪の後を背中に残す。
昨日目覚めた、君のどろんとした息が、僕の頬に触れる時、すっとアルコールの匂いが、華を撫で、木々に着いた実りが、もったりと、乳房を弾く。指さきに着いた愛液はベッドりとして衣服に吸い付き、しのどのラテンが、回転木馬で、笑い出す。君の声。遠くで響く、セクシーな美人局。まったり、たゆたう、静寂を行けば、君のその背中が、混合如来の母体となって、血と汗でとろみを沸かす。
沸騰する体温。
もう、ココアが出来上がる。
さあ、情欲天使、ピンクの堕天使、共に乱交の果てに、果てたなら、翼を溶かし合って、手を握りあう。しっぽりとした穴が、熱情にとろけて、痙攣した乙女心が、君の背徳を切った。
「このまま、きみを離さないで。余剰の裂け目に、愛が芽生えたなら、トップオブワンダーなナイフで、君の指を切る」
血が滴り、吸い上げて、悪魔は笑う。
闘う天使の歌。そのために、セックスの焦熱は焦がれた君のハートを湧き立てた。
行こう。
世の光が届かない世界で、君の唇が、赤く、流れていく、車内のセックス。
好きだよ。
背徳の堕天使たち。
乙女の声、戦士の歌声 鏑木レイジ @rage80
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