後書:構想11年の集大成

本文中にダルビッシュ有が渡米した頃に、起ち上げたと書いたが

本文中にも登場させた「まちのえき」の広報誌の付録

「今週の難読漢字」がずっと脳裏に在った。


現在も放送中の東大王と言うクイズ番組では

オセロの形式を採っているが

難読漢字を交互に答え合って、マスを埋めて行くゲームに興じる。

本文中の斎藤尊のモデルになった斎藤孝教授の監修だ。


講談社時代にも前身作品を公開していたが

「中華料理は或る意味では漢検2級を超えている」

と、言う鋭いコメントを頂いた。

青椒肉絲を見てチンジャオロースを注文できるが

フリップに書けと言われたら、たちまち困るだろう。


親友が定時制高校に通い、現代語学の授業で

漢検5級以上から合格者に内申点を贈呈すると言われたそうだ。

漫画を読む子なので、読めない漢字の方が少ないと踏むが

書けと言われて瞬発力を発揮出来るだろうか?


コンテスト「推しメン」にエントリー。

【隅田ATEJI】と【斎藤ルビ】のバディ。

天下無双のルビを前面に置きたかったが

ATEJIの童心も、どこかで会心の一撃を見舞いたかった。


最後のBOSSは強過ぎたが

こう言う形式の長は、かなり有利な条件で

満身創痍の挑戦者を待ち受ける。


続編は英検ファイターATEJI?

英検2級の難易度はかなりベリーハードと聞いている。

又、構想を10年以上考えないと書けないのか?


漢字検定の過去問題はインターネットで閲覧出来るが

実用英語技能検定の資料も容易に取り寄せは可能だ。

あとは情報をどう噛み砕くか。

好敵手とBATTLEするんだったら

豆知識の一面を大切にしたいと思っている。

英検ファイターATEJIに、無双斎藤ルビは用無しだろう。

「私、実は英語も完璧なんです!」

は、流石に鼻につく。

確か候補生の名前はTSUZURUだったかな。

SPELLって言うのもシンプルでいいかも知れない。


執筆は一日一用事に入らないと公言して来たけど

半日、原稿の編集作業に携わると

流石に肩部辺り、鈍痛を感じて来た。


上限30,000文字の範囲の中で

充分な主張は出来たと思う。

実用英語技能検定が上限を満たすような

題材でありますように。

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漢検ファイターATEJI 作家:岩永桂 @iek2145

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