第11話 変貌

「……え?」


眩い光が周囲を包み、その一帯すべてを焼き焦がすはずだった。


しかしそうはならなかった。


咆哮と共に溢れ出た光は嘘のように消えていた。


呆然とした声がカイトから漏れる。


神からもらったチートが発動しなかったのか。

何故? 発動させるためのエネルギーが自分に残っていなかったから?

しかし今までチートを発動させるのに自分の中の力を使う感覚はなかった。

神からも使用制限があるなんて話は聞いていない。


カイトは今目の前で起きた出来事が理解できないでいた。


目の前にいる男を。

自分を見下し、勝ったと勘違いしているモブ野郎を殺すためのとっておき。


それが不発に終わった事実を受け止められなかった。


「……ぐ」


呆然としていたのもつかの間、カイトは急に激痛を感じて腹を抑えた。


「っ!?」


咄嗟に抑えた掌がぺちゃりと水気に触れた。


それは自らの腹から流れ出る血。

ざっくりと皮を裂き、肉の深いところまで斬られている。


「なんで、チートが……。この傷、血の量ーー」


「ふふ、ははははは」


「お前何をした」


「くっくっくっく」


「お前っ! 何をしたぁ!」


笑いがこらえきれないと肩を震わせるトトフ。


「死ね!」


先程の発光で身体に付着していたボムブの体液が消失していたらしく、自由になっていた左腕を構えトトフに向かって掌をかざすカイト。


「……ふ、ははっ」


しかし何も起こらない。


「は……? なんでっ。俺のチートがこの、出ろ、出ろよっ!」


みっともなく喚き散らしながら、必死に掌に意識を集中させるカイト。

しかしその掌からはかつての輝きは失われていた。


「意味、わかんねぇ」


右腕、両足、更には今新しく出来た腹の傷からだくだくと血が流れ続けている。

痛みになれていないカイトにとってはその激痛は何よりも耐え難い痛みであったが。

それ以上に今まで身体の中にあった万能感が無くなってしまっていることに気が動転していた。


チートを行使する際のあの高揚感が忽然と消えてしまったのだから。


「こりゃぁいいや」


混乱の極みにあるカイトを見て、ようやく笑いが収まったトトフが心底おかしそうに口元にニヤけさせながら言う。


「チート。使えないんだろ?」


「……これもお前の仕業か?」


「お前が神からチートをもらったのと同じように俺もチートを授かったんだ」


トトフはぎゅっと握った拳を確かめるように見つめた後、掌をカイトに向けた。


「なっ!?」


途端、掌から溢れた光が宙に一筋の線を引き。


ーー人差し指ほどの太さの光線が放たれた。


「あぁぁぁぁ!」


放たれた光線はだらりとぶら下がっていたカイトの右肩を貫いた。


肉を焼き消し、じゅっと嫌な音とともにカイトの身体に穴が空く。


ガラガラと濁った絶叫が少し開けた森の中に響いた。


「……凄い、これがチートか」


「なんで……なんで僕のチートをお前がっ」


もんどりうって転げ回るカイトの姿が滑稽で、未だ何が起きたのかわかっていない様子にまた笑いがこみ上げてくる。


あの時、夢の中に神が現れたときにトトフが授かったチート。

それは『チート能力を奪う』というもの。

神の言う通り、このチートの発動条件は身体が理解していた。


条件はチート使用者へ攻撃を五回当てること。


チートを奪う、これは強力な力だが、対象となる存在が限定的過ぎるせいで事前に試すことはできず本当に奪えるかどうかはぶっつけ本番。

下手すればチートを奪う前に即死することもありえる。


奪えれば強力だが、奪うまでに試行錯誤が必須な力。


おまけに発動条件は身体で理解出来ていても、実際に発動するかどうかはやってみるまで分からない恐怖。


しかしそんな賭けにトトフは勝利した。


自分に有利な場所へ誘い出し、罠を張り、情報を集め、常に優位に戦えるように立ち回った。


「はは、ははははっ」


身体の全身を巡る万能感。


掌に収束させる光の量は自由自在。


試し打ちに拳大の光を正面の森へ向けて放つ。


射線上に存在したすべてを消し去る凶悪な力。


木も、地面も、はるか先にいたモンスターも全てこの世界からえぐり取られたように焼き消えた。


これまで何度もこの力から逃げ回っていたが、自分でこの惨状を引き起こして改めてチートの恐ろしさを実感した。


「……圧倒的、これが」


その破壊力に息をも忘れ魅入ってしまう。


「ふざけるな!」


一人、感嘆していると一層表情を歪めたカイトがトトフを睨みつけていた。


「僕の、僕のチートだ! 返せ、今すぐ返せぇ!」


「鬱陶しいな」


右腕をだらりと下げながら動かせる左手で掴みかかってくるカイト。

トトフはそんなカイトを冷めた目で見ながら、その腹に勢いよく蹴りを叩き込んだ。


「お、ぐぅ」


「お前のチートはもう俺の物だ。喚いたってもうどうにもなんねぇよ」


「ふざけるな……僕のチートを。大体、誰なんだよお前は。突然現れてこんな罠に嵌めてっ、卑怯者が!」


再度殴りかかってくるカイトの顎下から膝蹴り。

跳ね上がった顔の後を追うように身体が吹き飛ぶ。


「チートのないお前なんてその辺のおっさんでも倒せる」


「僕は神に選ばれたんだ、ここは神が僕に用意してくれた僕のための世界なのにっ」


トトフは目の前にいる人間が何を言っているのか理解できなかった。


神に選ばれたのはカイトだけではない。

チートを持った異世界人はこれまでに何人もいる。

この世界で大暴れした記録が存在する。


一人のために用意された世界なんてそんなことあるわけがないのに。


チートが使えなくなり、錯乱しているのかと思ったが。

正気を失っているわけではない。


目の前の男は本気で世界が自分のために用意されたものだと勘違いしているようだった。


だん、だん。と左手を握りしめて地面へ叩きつける。

何度も、何度も。


その掌が血で滲もうとただひたすらに目の前で起きた現実を認めず、駄々をこねるように悪態をつく。


「もういいか」


トトフは耳障りなことを喚き散らすカイトへと掌を向ける。


その仕草に素早く気づいたカイトは、


「まさか殺す気か!? 僕を?」


「あぁ」


「馬鹿なことはやめろ! そもそもなんで僕を狙う? 僕がお前に何をしたって言うんだよっ」


「何をしたか、ね」


トトフが屈辱で血を出すほど唇を噛み締めて眠りについたことなど、こいつにとっては覚えて置くほどのことではなかったのが今の言葉からはっきりと伝わった。


戦闘中、誰だよと悪態をついていたときから気づいてはいたが。


コイツにとってこの世界の住人は自分を引き立たせるための道具であり、その道具に何をしたか、何を言ったかなんてどうでもいいのだろう。


変わらず掌が発光しはじめたのを見て、カイトは引きつった表情を見せた。


「待て、だから聞いてんだろうが。なんだ、何をしたんだって」


「今、冒険者達がほとんどギルドを留守にしている理由を知っているか?」


「は?」


「お前がこの近場の依頼を独占し、あまつさえ別の冒険者が受けた討伐依頼のモンスターを横槍入れて倒すから皆依頼が受けられなくなった」


「……思い出したっ、お前僕達に何回も難癖つけてきた」


無駄だと知りつつ、トトフは続ける。


「お前が忠告を無視し、好き放題に荒らしてまわるせいで皆自分の食い扶持を確保できなくなった」


「何を言い出すかと思えば、そんなの僕が倒す前にさっさと倒さないのが悪いんだろ? 結局、弱いから倒すのがおせーんだよ」


「……瀕死に追いやったモンスターに手を出して、パーティーが壊滅した件はどうなんだ」


「壊滅……? あぁ、なんか前にそんなことがあったような……」


その言葉を聞いた瞬間、掌に意識を集中させた。


発射された光がカイトの脇腹を貫く。


「おぉぉぉ……」


前屈みに悶絶するカイト。


「悪かったとは思わないのか?」


トトフの問いにカイトは答えない。

腹に空いた穴を必死に押さえて激痛を堪えるのに精一杯でトトフの言葉なんて聞こえていない。


「なぁ」


ちょうど良い位置に沈んだ頭をトトフは思い切り蹴り上げる。


くぐもった声がカイトの口から漏れると共に、ぱたたと血が地面に飛び散る。


「なんとか言えよ!」


構わず追撃を叩き込む。

チートの失われたカイトなど素手でぼこぼこにできる。

能力頼りの仮初の冒険者とは地力が違うのだ。


うめき声と共に血反吐を吐きながら、ゴロゴロと地面を転がるカイト。


その無様な姿を見て、胸がすくどころかむしろこんなやつに今まで皆苦しめられてきたのかと怒りが増す。


「し、知らねぇよ! パーティが壊滅? そんなの俺は関係ねぇ、弱ぇのが悪りぃんだよ!」


「弱いのが悪い?」


「そうだ、冒険者なんだからさぁ全部自己責任。横から他の冒険者が手を出したからなんだ、僕が来る前に倒してないのが悪い!」


口から血を撒き散らしながら邪悪に笑うカイト。

その目にあるのは反省とは無縁の自己弁護。

徹底的なまでに他者を見下す不快な仄暗さ。


「雑魚冒険者が雑魚モンスターを倒せない言い訳に僕を使うなよ気持ち悪い、勝手に野垂れ死んだ雑魚の死因を僕になすりつけてんじゃねぇよ!」


吐き気がする。


口汚く罵るカイトの舌はそれはよく動いた。

一言叫ぶ度に口に溜まった血が飛沫として地面に飛び、その人間性の醜さと相まって見るに堪えない。


僅かに残っていた葛藤は消え、心がスッと冷えていくのを感じる。


こいつは、生きていても仕方ない人間だ。


「や、やめろ! おい! 無抵抗な人間を殺すつもりか? この殺人鬼がっ」


トトフは何も喋らない。


ただじっと眼の前で騒いでいる人間の全身を照準に収め続ける。


光が、まばゆい輝きを放ち始める。


チートを奪い、ただのガキと化したこいつを殺す必要があるのか。

一度は考えた。

冷静になった頭で、不必要に命を摘むことはどうなのかと。


しかしこいつがいた事で出た被害。

壊滅させられたパーティー、その冒険者達を思えば……。


トトフの心は波打つこともなく、静かに凪いでいる。


ただ新しく手に入れた力に集中している。


異世界からどんな事情でやってきたのかは知らない。


その境遇も、生い立ちも


否、もう知りたいとも思わない。


ただ掌に凝縮させた光を狙いがはずれないように調節する。


「おい、やめーー」


耳障りな声は途中で途切れた。


代わりにドサドサと肉が地面に転がった。


「……」


静かになった森の中、トトフは今放った光線の跡をじっと見つめる。


懐から取り出した四角い金属を地面に置き、勢いよくナイフで斬りつける。


ナイフでの衝撃によってカッと変色するとともにキーンと耳を貫くような巨大な音が響いた。


音は開けた森を通り抜け、まだ鬱蒼と生い茂る木々の間をすり抜けて森全体を駆け抜ける。


数分後、パキっと枝をへし折る音と共に人影が一つ。


トトフはその音がした方に振り向く。


顔を出したのは水色の髪を腰あたりまで伸ばした女。

メムと偽名を名乗り、カイトをこの森まで誘い込んだマムロッドが座り込むトトフの側へ近寄る。


「終わったの?」


「あぁ」


マムロッドはトトフの側に落ちている肉片に視線をおとした。


「反省の色なんてない。お前の恋人パーティーへした仕打ちもまるで覚えちゃいなかった」


「そうね。そうだと思った。こいつはそういう奴だわ、改心してるなんて期待しても」


そういった直後、マムロッドは首を振り、


「いいえ、期待なんて嘘、本当は改心なんてしてほしくなかった。変わらずクズのままで居てくれて良かった……じゃないとすっきり殺せないもの」


感情の抜け落ちた表情でじっと転がっている肉片を見つめるマムロッド。


「……やっと、死んだ」


ぽそりと呟いた彼女の声は震えていた。

一言こぼしたその言葉で内に抑えていた感情の波が溢れた。


とめどなく溢れる涙。

それからしばらくの間、彼女は涙を流し続けた。


これまで抱えてきた恋人への無念を吐き出すように、静けさを取り戻した森の中で嗚咽の声だけが響いていた。



「……じゃあ私はいくわ」


「あぁ、今回は助かった」


「……」


泣きはらした赤い目でこちらを見るマムロッド。

少しつっけんどんな声音は恥ずかしさの裏返しだろう。


早々に去っていくマムロッドを見送りながら、俺はカイトの死体を焼き払った。


そのままにしていれば死臭に誘われてモンスターが寄ってくる。


しばらくは戦闘の余波で近づいてくるモンスターはいないはず。


俺もさっさとこの場から離れよう。


そうして隠していた荷物を背負い、街に帰ろうとした時だった。


「見つけましたよ」


木々の間から幽鬼のようにぬるりと飛び出てきた人影。


紫色の髪を振り乱し、頬のところどころに枝で切った傷を携えた女が恐ろしい形相で俺を睨みつけていた。


「あいつの……」


カイトが侍らせていたパーティーメンバーの一人だ。

紫髪の、植物を操る魔法を使う女。

名前は確か、コモリと言っただろうか。


「カイトさんはどこですか」


「あいつなら死んだよーー」


「嘘つくなっ!!」


気づけばコモリの後ろから二人。

どちらもカイトのパーティーメンバーの女だ。


「嘘なんてついてない、あいつは俺が」


「ほら見ろ、嘘だ! カイトがお前みたいな弱っちいやつにやられるわけないもん。嘘ついてるんだ!」


金髪の少女が目を吊り上げて声を荒げる。


「あんたみたいな底辺冒険者に私達が話しかけてるだけでも光栄なことよ、いいから早くカイトの居場所を教えなさい」


「お前らホント人の話聞かないな。だから死んだっていってんだろ、死体もきれいさっぱりこの世から消えたよ」


赤髪の女にそう言うと右手が何かにぎゅっと縛られる感覚。

見ればいつかの時と同じ用に右腕がどこからか伸びてきた植物によって絡め取られていた。

ぐっぐと力を入れるが自力で引きちぎれるような強度ではない。


「三数える内に答えなさい。さもなければその右腕へし折ってーー」


「だからっ」


こちらを睨みつけるコモリの態度に苛立ちを感じ、


「死んだって言ってんだろうが!」


俺は絡め取られた右腕から光線を放った。

光線を放ちながら右腕の照準を女達に当てないよう合わせるのはなかなか難しい。


女たちのすぐ側を通り抜けるように光線を放ったが、少し近づけすぎて右肩の辺りが軽く焼けてしまっている。


「そ、その力……」


「カイトの、チート……」


さっきまでぴーちくぱーちく鳴いていた声が途端に静まりかえる。


「あの異世界人は死んだ、俺が殺したんだよ」


女たちは今の光景が信じられないのか、未だに目を丸くして光が通り過ぎていった跡を何度も見ている。


俺は熱で焼ききれた植物の切れ端を振り落とし。


「そう言えばお前らもあいつの側で好き勝手やってたよな」


「ひっ」


右手の掌をコモリに向けるとさっきまでの形相とは打って変わって、恐怖に顔を引き攣らせた。


「そんなにあいつが好きなら、俺があいつの所まで連れてってやるよ」


「え、あ」


目の前で膨れ上がっていく光に思考が止まったのか、逃げることもせずただアホみたいに口をぱくぱくと動かすことしか出来ない。


明滅する光がじわじわと膨らむにつれ、コモリの血の気が引いていく。


「ばーん!」


「いやぁぁぁぁぁ」


俺が大声を上げた途端、悲鳴をあげて蹲ったコモリ。


がたがたと身体全体を震わせ、小さく小さく身体を縮こませる。

その姿は今まで見たコモリの落ち着き払った態度とはまるで異なる姿。


しかし俺は今光を放つ前に霧散させた。

最も光が輝きを放った瞬間に合わせて声を出しただけ。

何も消えていないし、焼けていない。

おそらく今までカイトの側でパーティーとして過ごしてきたこともあり。


目の前に突きつけられた光の恐怖は並の人よりも大きいのだろう。

未だにガタガタと怯えている姿からこれまでにチートがどれだけ猛威を振るったのかがうかがえる。


数秒の間、そうして丸くなっていたコモリだったが恐る恐る目を開けて周りに何も起きていないのを確認するとホッと安心したように身体から力を抜いた。


「なーんてな、俺が恨んでいたのはあいつだけ。もうお前らはどうでもいいんだ」


「どうでもって」


コモリの後ろで木を立てにするようにして震えていた赤髪の女がまだ何か言おうとしていたので、小さな光の玉を足元に着弾させる。


「っ」


「手が滑らない内にどっかいけ、さっさと消えろ」


「ーー」


まだ何か言い返そうとしたのか赤髪がキッとこちらを睨みつけようとした瞬間、コモリが勢いよく立ち上がって赤髪を押さえつけた。


「き、消えます。消えますから」


「コモリッ、あんたカイトがーー」


「死にたいんですか!? 見たでしょうあれは間違いなくカイトさんの……。ならもうカイトさんは」


「だったら敵討ちよっ、カイトを殺したこいつを」


二人が言い争っている間、一人青ざめた顔でこっちを見ていた金髪。


赤髪がヒートアップし、コモリを押しのけて俺のもとへ近づこうとしたとき金髪がくるりと反転し、逃げ出した。


「ちょっと、どこいくのっ!」


「もういい加減にしてっ!」


赤髪が金髪が逃げていくのに気を取られた瞬間、コモリが魔法を使い、赤髪をぐるぐるに締め上げた。


見た目以上に強靭な植物の拘束。


口元までぐるぐるの簀巻きにされた赤髪はむーむーと抗議したまま地面に横たわる。


「静かにしてっ、早くーー」


転がった赤髪の顔の真横めがけてまっすぐに進んだ光の線。

じゅっという音とともに髪が焼け、肩周辺の服ごと地面に穴が穿たれた。


「すいません、すぐ消えますっ」


がくがくと恐怖に震えながら、簀巻きの赤髪を担いで消えていくコモリ。


威勢の良かった赤髪が顔の横に着弾した光線を見て、少し静かになっていた。


ーーこれが、この力がチート


街への帰り道、森の中を歩く俺を襲おうとした大型モンスターはすべて瞬く間に屍となって地面へ転がった。


手をかざし、攻撃される前に光を放つだけでバタバタとモンスターが死んでいく。


誰も俺を殺せない。


誰も俺に勝てない。


誰も俺を脅かせない。


コモリが無様に逃げていく後ろ姿を思い返し、思わず笑みが漏れる。


素晴らしい。

逆らうものすべてをひれ伏させる力。


これさえあれば俺は……。


嫌、それだけじゃない。


チートはまだ奪える。


異世界人はまだこの世界にはびこっている。


そいつらから全部のチートを奪えば。


「く、はははははは!」

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