第6話 ゴブリンキング
とびらを開けると、そこには、3mを超えるゴブリンがいた、ゴブリンキングだ。あいつの右手には、2mぐらいの棍棒が握られている。
「グオォォォーー」
ゴブリンキングが叫んだ瞬間、地面に魔法陣が出てきてそこから、普通のゴブリン6体と5階層に居るはずのゴブリンエリートが4体出てきた。
「ギア!世界図書館にアクセスして、あいつのステータスを出せ!」
『了解です、マスター。
【世界図書館】にアクセス、、、、、完了、次に世界魔物図鑑にアクセス、、、、完了、ゴブリンキングのステータス出します!
––––ステータス––––––––––––––––––––––––––––––––––––
名前:––––
種族:ゴブリンキング
Lv.10
HP:1000
MP:20/50
力:200+10
速さ:100
耐久:500
幸運:10
スキル
【力UP小】
力に+10する
【ゴブリン召喚】
ゴブリン、ゴブリンアーチャー、ゴブリンマジック、ゴブリンエリートの中からランダムで10匹召喚する。MP30消費する。
–––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––
先に、ゴブリンエリートから殺すか。
「フッ」
速攻で、ゴブリンエリートの近くまで行き大きな鎌で一気に、4体の首を切る。その後、普通のゴブリンの元へ行き、5体のゴブリンをみじん切りにする。ゴブリンキングが同様しているうちに、首をはねる。
「よし、こんな感じかな?」
–––報酬––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––
ゴブリンキングの魔石×1
ゴブリンエリートの魔石×4
ゴブリンの魔石×6
スキルポイント+2
特別報酬
チケット×1
–––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––
上から、白い紙が落ちてくる。
チケット?なんだそれ。
「ギア、これの情報を【世界図書館】にアクセスして、調べてくれないか?」
『少し待ってください。、、、、、、、、あっありました』
–––チケット––––––––––––––––––––––––––––––––––––––
謎の白い紙、魔力を注ぐと三つのうちのどれかのチケットになる。
一つ目、ステータス上昇チケット
ステータスの内どれかに+100される
二つ目、一般スキル上昇チケット
一般スキルの内どれかをランダムで+Lv.5さ
れる。
三つ目、固有スキルの発展スキルの解放チケット
その名のとうり固有スキルの発展スキルのど
かを解放出来る。だだしランダム。
–––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––
「これ、どれが当たりなんだろ?」
『狙うなら、一つ目か、三つ目では?ステータスはどれだけあっても困りませんし、発展スキルは何か当たりを引くかもしれませんし』
「そうだな。とりあえず魔力注いでみるか」
そう言って広人はチケットに魔力を注ぎ始めた。すると、すぐに変化があった。チケットが白く光り出したのだ、それと同時にチケットに黒い文字が書かれていく。
発展スキル解放チケット
光りが収まる頃にはそう書かれていた。
「おっ、当たりか?」
『まぁ、使ってみないと分からりませんが、狙っていたのは出ましたね』
そうだな、とりあえず使ってみるか。そう思うと頭の中で声がきこえた。
《固有スキルの発展スキル解放チケットを使用しますか?
Yes/No 》
俺は、心中でYesと念じた。すると、チケットは光り輝き、バラバラになっていった。
「とりあえず、ステータス」
ステータス––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––
名前:日下部 広人
年齢:16歳
種族:人族
Lv.15
HP:1000
MP:100
力:750 (+600)
速さ:700 (+500)
耐久:830 (+700)
幸運:30
固有スキル
【領域】L v.3
10m3を把握する
正方形
発展スキル
《凝縮》
【領域】の範囲を1/2に凝縮できる。
その範囲は絶対領域となる
《形を変えて》
【領域】の形を変えることが出来る
《地図化》
【領域】内を地図みたいにできる
《無限の可能性》 (New)
並列思考、処理能力上昇、思考加速のレベル次第で
【領域】で把握できる距離が変わる。
【憤怒】
殺気が高まれば高まるほど”ステータス:力”が上がり続ける
???
【暴食】
今までで倒した敵の数、強さによってステータスが上がる
現在のステータス上昇率:力+600 耐久+700 速さ+500
【怠惰】
【怠惰】に認められた時、それから3年間ステータス、レベルの上昇率が1/6に制限される
制限が解除後、ステータス、レベルは通常通りで、スキルポイントが貰いやすくなる。
【強欲】
相手のHPを一割奪うことが出来る。1日5回
『強奪』
相手のステータスの力、速さ、耐久から一割奪い、HP、MPからは、半分奪って自分に上乗せ出来る。月一回、使用後1日は、まともに動けない。
一般スキル
身体能力上昇Lv.6 (7P)
剣術Lv.5 (6P)
並列思考Lv.2 (15P)
気配察知Lv.2 (9P)
思考加速Lv.1(8P)
処理能力上昇Lv.1(8P)
アイテムボックスLv.1(10P)
隠密Lv.1(10P)
念話Lv.––
残りスキルポイント・・・2P
称号・・・把握する者 死神 大罪武器と武具に認められし者【??】
–––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––––
「《無限の可能性》かぁ〜。並列思考、思考加速、処理能力上昇のレベル次第ね〜、三つともレベル上げにスキルポイントめっちゃ使うんだよなぁ〜、よし、明日からはゴブリンで金を稼いで、【怠惰】が真に覚醒したらスキル上げするかぁ、ギア今何時?」
『5:00です』
ちょと早いけどこれで切り上げるか
◇ ◇ ◇
ギルド
「夜月さん。これお願いします」
「はい。ゴブリンキングの魔石が一個、ゴブリンエリートの魔石が4個、ゴブリンの魔石が6個、合計で14,400円ですね」
夜月さんがトレーにお金を入れて渡してきた。
「あっ、そういえば来月って広人さんの学校、探索者育成学校ってダンジョンに潜るんですよね?」
俺はお金を受け取りながら
「そうですね、来月に第21ウルフダンジョンに潜りますね」
第21ウルフダンジョンとは、世界で21番目に見つけられたウルフ系ダンジョンの事を言う。ちなみいつも広人が潜っているダンジョンは、第77ゴブリンダンジョンだ。世界で一番出現しているのがゴブリンダンジョンだ。確か、今出てるゴブリンダンジョンの数は、第1054まで行ってるはずだ。
「そうですか。誰か現役探索者を連れていくんですか?」
「はい、そうですね。確か、C級探索者が何人かとB級探索者が来るらしいですよ」
「B級?」
「はい。今年は人数が多いので一人B級がくるそうですよ」
「更に今年は現役探索者の、氷の女王、火炎の魔術師そして死神の三人がいるので特に問題は起こらならそうですね」
「いや〜、その死神って奴辞めてくれると助かるんですけど」
「え?いいじゃないですか。確か、3年前ぐらいに、60階層のエリアボスの魔石とレッドウルフの魔石20個持ってきた黒の仮面の黒の大鎌を持った謎の男! って一時期話題になってたんですよ?」
俺はそれを苦笑いしながら聞いていた
「そういえば、第21ウルフダンジョンあの日以降潜ってないですよね?」
「そうですね、まぁ効率が悪いので。同じ時間潜ってもゴブリンダンジョンの方が儲かるので」
「まぁ、ウルフ系は仕留めるのに時間掛かりますもんね」
「そうですね。では、また明日」
「はい、ご利用ありがとうございました」
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